どうせ政権を取れない立憲民主党「今から企業に3週間休業要請し、人流を抑制する、低所得者層に10万円支給する。」

どうせ政権を取れない立憲民主党「今から企業に3週間休業要請し、人流を抑制する、低所得者層に10万円支給する。」

画像引用：日本経済新聞　2021年9月10日 12:32

枝野代表率いる立憲民主党ですが、次の事項について政府に申し入れをするそうです。

立憲民主党は10日、新型コロナウイルス対策の緊急提言をとりまとめた。感染封じ込めには3週間にわたって広範囲に休業要請し、集中的に人流を抑制する必要があると訴えた。近く政府に申し入れる。

中略

広範囲な休業要請と合わせ、低所得者世帯への1人当たり10万円の給付などを実施すると主張した。臨時医療施設の設置といった医療体制の強化や、出入国時の検査や隔離期間の拡大も掲げた。

なんだろう、この一周＋5ヶ月遅れ感は・・・去年の3－4月ぐらいの恐怖に支配されていたころならともかく、
そろそろワクチンもある程度普及し、感染のピークアウトが見え始めてきて、
出口戦略を考えなくては行けない時に「今から全部止めよう！」とな。

TOPの頭がこれでは困るな・・・だから国民の支持を得られないんだよ。

政策を言うだけ、文句を言うだけなのは簡単です。
休業要請も言うだけなら簡単です。

問題はそのプラス効果と、マイナスの効果のトレードオフ関係を理解した上で、
政策として実施したほうが良いのか考えなくてはいけない。

ここで日本国内の感染者数（NHKまとめ）を見てみよう：

NHKの7/1～9/10時点のまとめですが、完全にピークアウトをしていることが分かります。
もちろん感染者数が指標の全てではありません。死者数も増えています。

ただしワクチンの接種率が確実に上がっています。ワクチンで集団免疫の獲得も
少し怪しくなってきますが、もう少しデータの蓄積と、統計による政策執行が
求められることでしょう。

この状況で、今更経済を更に疲弊させ、更に日本人を多く失業させ、
倒産と自殺に追い込むために今から3週間にわたって広範囲に休業要請するのか？

ちょっとメンタルが逝きそうな過重労働者に「ちょっと3週間会社お休みしてみましょうか」
と精神科医が言うのとは訳が違う。1億2000万人に影響することです。

ようやくGDPも回復基調を見せているのに、余計なことをしないでほしい。
やること1個1個ズレてるんだよね。
実質GDP成長率、4～6月0.66%　民間予測平均: 日本経済新聞

という訳で、どうせ政権が取れない立憲民主党が適当なことをホラを吹くのはいつものことですね。
消費税減税と言ったり、公約じゃないと言ったり、やっぱり公約だと言ったり。

あんたたち野党があまりにも不甲斐ないから、与党のレベルが必然的に下がることなっていく。
ひいては国民のレベルを反映しているとも言えるでしょう。

「医療体制の強化」も今の枠組みではもう限界でしょう。

「低所得者世帯への1人当たり10万円の給付」は即効性がありそうに見えますが、
結局根本的解決にはなんにもならないですし、臨時医療施設を作っても医者と看護師と
ECMOはスターリン時代のソ連軍の兵士見たいに畑から生えてくるわけではない。

医療体制強化と言っても、既に協力している病院はもう限界でしょう。
あとは知らんぷりしている開業医などはどうするのか。
戦中みたいに銃を突きつけて協力を要請するか？そこまで出来るか？

「出入国時の検査や隔離期間の拡大」も、ワクチン2回接種後、
PCR検査で陰性判定を受けた人でも杓子定規に隔離して、
反ワクチン派がそのへんノーマスクで大量に飲み歩いているのは野放しなのは良いのか？
問題もありますね。

日本は落ちぶれたとはいえ、貿易大国ですから、人流含めて国外との通商や交流を
遮断するわけにはいかないのです。

実効性を伴う政策というのを少しは考えてほしいところ。
無理か・・・そしてまた自民党が勝ち・・・自民党も自民党で何も考えていないところもあるので、
またグダグダと失われた30年、40年を繰り返す、と。