朝日新聞主催の甲子園、宮崎商の選手５人がコロナ陽性に。ダブルスタンダードは良くないね。

朝日新聞主催の甲子園、宮崎商の選手５人がコロナ陽性に。ダブルスタンダードは良くないね。

菅首相にオリンピック中止の決断を求める社説を掲載した朝日新聞ですが、
自身が主催する甲子園は無観客と言いつつ、生徒や保護者らを学校関係者として動員し、
ブラスバンドは各校50名以内としつつも、それなりの人間が集合する模様です。
（社説）夏の東京五輪　中止の決断を首相に求める：朝日新聞デジタル

さて、出場予定の宮崎商の選手５人について、PCR検査の結果、陽性となりました。

　大会本部によると、同校の選手１人が１４日夕方に発熱。１５日に病院でＰＣＲ検査を受けた結果、新型コロナウイルス陽性となった。その後、地元保健所の要請を受けて受診した結果、この日の朝までにほかの選手ら４人の陽性が確認された。計５人の陽性者を含め、チームは濃厚接触についての保健所の判断が出るまで、宿舎の個室でそれぞれ待機している。

まぁこういうことも起きるでしょう。それなりに人数が集まりますし、移動で専用バスを利用したり、
マスクの着用、宿舎では個室利用などを行っていましたが、
宿舎内でチームメイトと会話しないわけがなく、残念ながら感染が広がった模様です。

学校として出場が認められるか：

　大会本部は、代表校の大会参加可否の判断基準として「集団感染か個別感染かを重要視する」としており、作新学院（栃木）の部員２人がＰＣＲ検査で陽性判定を受けた際は「個別感染」とし、同校の参加を認めている。

今回の件はどう考えても集団感染でしょうけど、それでチーム全体が参加できないのはちょっと可愛そうですね。
必死に練習してきたのに出場できないのは、非常にやるせない気持ち、怒りをどこにぶつけていいか
分からない気持ちになるでしょう。

中国の武漢研究所からウイルスが流出したという報告書もありますが、
武漢や共産党に怒りをぶつけたところで、失われた青春は帰ってきませんからね。
「史上最大の隠蔽だ」　米議員報告書が示す武漢研究所流出の“圧倒的多数の証拠”とその本当のところ（飯塚真紀子） – 個人 – Yahoo!ニュース

ダブルスタンダードは良くないね：

これだけの人が集まって野球というスポーツに興じるのですから、多少感染者が出ることも
織り込み済みでしょうし、別に甲子園を中止にする必要もないと思いますけど、
当の朝日新聞がどういうテイストで甲子園の運営を継続するのか、今後、どのようなスタンスで
甲子園を報道していくのかは、ちょっと気になりますね。

オリンピックの中止を求める社説では、「冷静に、客観的に周囲の状況を見極め、
今夏の開催の中止を決断するよう菅首相に求める。」と大層なことを書いた上で、

　選手をはじめ、五輪を目標に努力し、様々な準備をしてきた多くの人を考えれば、中止はむろん避けたい。だが何より大切なのは、市民の生命であり、日々のくらしを支え、成り立たせる基盤を維持することだ。五輪によってそれが脅かされるような事態を招いてはならない。

と書いているわけですが、同じことは甲子園でも言えるわけです。

甲子園に全国各地から選手ほか学校関係者（生徒、保護者、応援団）が集結し、
また帰っていきます。コロナウイルスを集団感染させ、それを各都道府県にばらまく危険性は
十分にあるわけです。

マスコミは甲子園の中止を求めない謎：

ところが、朝日新聞を含めてマスコミはオリンピックの時のように、甲子園の中止を求めたりは
していない模様。批判的な報道もほとんど聞きませんね。

高等学校野球連盟も選手の感染に関する声明を発表していませんが、
鬼の首を取ったように「発表が遅い」「責任は誰が取るんだ」「杜撰な感染対策だ」などと、
オリンピックで散々報道されてきたようなことは言われていない模様。

なんででしょうか。気になりますね。

結局、オリンピックは叩きやすかった：

まぁオリンピックが叩きやすかった、国民の関心事であった、不安と危機を煽りやすかった、
政治不信を煽っていれば視聴率が取れた、そんなところでしょう。

オリンピック以前にも有観客のコンサートやスポーツ大会はバンバン開催されていましたが、
言うほど問題も起きていなかったように思えるので、今考えるとオリンピック批判が異常だったのでしょうね。
現に、いざ開催されればマスコミは掌返しで連日メダルの取得数を報告し、
選手のお涙頂戴話で盛り上げていましたし。

はてさて、甲子園はこれからも試合が続くと思われますが、無事に開催されて、
選手や関係者の努力が無事に実り、そして健康に行われ、皆無事に地方に帰っていくことを
お祈りしています。