【悲報】東京の緊急事態宣言、1日500人未満にならないと解除されない模様。また延期か。

【悲報】東京の緊急事態宣言、1日500人未満にならないと解除されない模様。また延期か。

現在発令中の緊急事態宣言につき、田村厚生労働大臣は「1日あたり新規感染者が
500人未満にならないと解除できないよ」と述べました。

　新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づき、東京都など21都道府県に出ている緊急事態宣言の解除時期について、田村憲久厚生労働相は29日、「東京を一つとってみても（1日あたり新規感染者数が）500人未満にならないと解除できない。現状を考えると多分かなり難しい」と述べ、期限とする9月12日の解除は難しいとの認識を示した。

そんなのいったい何時の話になるのやら。

そしてこれだけワクチン接種が進んだ今、何時まで新規感染者をベンチマークにしているのか。

既に東京都の新規感染者はピークアウト：

既に新規感染のピークは8/13の5773人/日を頂点とし、感染者数のトレンドはピークアウトしています。
よって、後数週間～数ヶ月もすれば新規感染者は500人未満となるかもしれませんが、
7/5の342人/日からピークの8/13まで39日かかっていますので、
同じ割合で減少していくと仮定すると、8/13から39日後は9/21となります。

現実的にはシルバーウィークの最中に緊急事態宣言を解除することはあまり現実的ではなく、
一般市民に誤ったメッセージを送るので、シルバーウィーク後の最初の月曜日の9/27解除が
現実的な線でしょうか。

何時までマスコミは新規感染者数で騒いでいるのか：

これだけワクチン接種が進んだ今、マスコミも何時まで新規感染者数を取り上げて騒いでいるのか、
意味が分かりません。都や国のPCR検査能力の限界を指摘するのであれば、
事態を正確に示す別の指標を普及させる社会の公器たるマスコミの仕事では？

センセーショナルに煽りたい、視聴率が取れるから、以外に特に理由はないでしょう。

また、1日500という数字にも特に理由はないでしょう。
1日500未満ならば、緊急事態宣言を解除してもなんとなく言い訳できるかな、
そんな程度にしか考えていないように感じます。

本当ならば、用意できる病床の数、動員できる医療リソース、予測ワクチンの接種率、予測重症化率等を
説明変数にして、しきい値となる新規感染者を出すことも出来そうな気がしますけどね。
出来ないんでしょうか。目的変数を新規感染者数に限定する必要もないと思いますけど。
説明変数と目的変数の説明

最終的な落とし所は：

コロナワクチンがある程度普及したところで、コロナを第2類から5類に落とし、
インフルエンザ同様の扱いとするしかないでしょうね。

ワクチンが国民に行き渡っていれば従来のインフルエンザ以下の死者数で済みますので、
経済を順調に回すことが出来ます。一般病院の医療リソースも活用することが出来ます。

ワクチンが効きづらい変異種が出てきたら、また分類を改めるという機動的な戦略が必要なのかも。
「そんなに流動的に分類は変更できないよ、現場が混乱してしゃーないよ」という声もあるでしょうけど、
ウイルスが人類に浸透するためにDNAを変えて変異していくのであれば、
人類も生存戦略を変える必要があるのでしょうね。

ウイルスは変異を繰り返すうちに感染力・伝播力は強まりますが、弱毒化が進むのが通例で、
デルタ株もこの例外ではないことが言われているので、人類は時間を稼ぎつつ、
特効薬を探したり、より万能なワクチンを生み出すしかないんだろうなぁ・・・
そしてまた別にウイルスの変異種が出来て、というイタチごっこです。

一般市民がやることは同じ：

さて、正直、一般市民からすると、緊急事態宣言が出ていまいが、やることは同じ。
手洗いうがい、マスク、3密を避ける、後はテレワークをして家で動画を見たりゲームをして過ごす、
これだけです。という訳で今年もシルバーウィークは特に無く、自粛となりそう。

しょうがないので淡々と過ごしましょう。ワクチンを打った人も油断せずに、
しっかりと対策しましょう。