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KDDIとソフトバンクは官製値下げの「沼」から脱出、高額プランに誘導して「収穫期」へ。一方、楽天モバイルは新たな「ARPU」指標を導入し、投資家を困惑させる。

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KDDIとソフトバンクは官製値下げの「沼」から脱出、高額プランに誘導して「収穫期」へ。一方、楽天モバイルは新たな「ARPU」指標を導入し、投資家を困惑させる。

なんだかこの記事の元となる情報が若干古い気もするのですが、ケータイWatchが記事にしているのでご紹介。
KDDIとソフトバンクではそれぞれのサブキャリア(UQモバイルとワイモバイル)からメインキャリアへの移行が増え、
ARPUが改善しているそうな。

 2020年の政府による官製値下げ以降、各社とも通信料収入の激減に悩まされていたが、KDDIとソフトバンクはその「沼」から完全に脱した感がある。

 両社における目下の経営課題は「いかにサブブランドからメインブランドに切り替えてもらうか」という軸に移っている。

 KDDIでは、UQ mobileからauへの移行が昨年同期比で2倍に増えている。

 ソフトバンクでは「ソフトバンクからワイモバイルへの移行」を「マイナス」、「ワイモバイルからソフトバンクへの移行」を「プラス」とするならば、2024年上期において、2021年春の通信料金値下げ以降、初めて「プラス」が上回ったという。

 ショップでの営業が頑張っているという側面があるが、ユーザーとしても安価な料金プランを求めるだけではなくなってきたということだろう。

 ソフトバンクの宮川潤一社長は「(純増数を)追いかけて無駄な獲得コストを打ち込むより、自分たちの収支構造を改善した方が良い。徐々にソフトバンクへの移行が増えてきており、継続できるようにがんばりたい」と語る。
KDDIとソフトバンクは官製値下げの「沼」から脱出、楽天モバイルが新たな「ARPU」導入――2024年秋の携帯4社決算で見えてきたもの(ケータイ Watch) – Yahoo!ニュース

さて、各社ともにARPU上げ、サブキャリアからメインキャリアのボッタクリプランへの移行も
ぼちぼち進んでいる、とのこと。ドコモのahamo⇒eximoはあまり進んでいないようですが。

本文中には「auマネ活プランのテコ入れが近日中にある」とのことですが、
それは11/26に発表された「auマネ活プラン+」のことだと思われます。
関連記事:au PAY ゴールドカード、「auマネ活プラン+」特典と組み合わせて最大10%還元へ。12/3~。 | 節約速報

ただ、この記事は11/27公開なので、実際にはいつの情報を基に書かれたのかはちょっと謎。まぁいいや。

目次

楽天モバイルは新ARPUを設定:


 楽天モバイルは24年内にEBITDAベースで単月黒字化を目指すとしてきた。この目標に向け契約数は好調に伸びているが、もう1つの指標であるARPU(1契約当たりの月間平均収入)が伸び悩み、黒字化に向けたハードルになっていた。そこで楽天モバイルは今回の決算からARPUの定義を変更し、新しく「モバイルエコシステム貢献額」という値をARPUに上乗せしたのだ。

 モバイルエコシステム貢献額とは、楽天モバイル契約者による、楽天グループ各社の粗利益への貢献額を数値化したものだ。楽天モバイル契約者は、非契約者に比べて楽天市場や楽天トラベルなどグループ各社のサービスを利用する傾向が強い。具体的には、モバイル契約による粗利益の増加効果から、グループ全体によるモバイルへの送客効果を引いて、エコシステムへの貢献額を算出しているという。
楽天モバイル、荒業「新定義ARPU」で黒字化へ王手 顧客定着でジレンマ脱却:日経ビジネス電子版

楽天モバイルは楽天市場全体への貢献額を従来のARPUに上乗せして、新定義のARPUを設定し、
モバイル事業の単独黒字化を目指すのだそうな。

企業会計にしろ、決算にしろ、数字というのは連続性が求められます。
いきなりこんな定義の怪しい数字を持ってきて、「ほら単独黒字化待ったなし」と言われても、
アナリストからしたら失笑ものでしょう。そのうち従来定義のARPUは公表されなくなり、
しれっと新定義のARPUのみの採用となって黒字化達成、と喧伝してそう。

月50GBも100GBも通信しまくるやつ、そんなにおるか?

それにしてもKDDIグループのUQモバイルやpovo⇒使い放題MAXプランやauマネ活プランへの移行、
ソフトバンクグループのワイモバイルやLINEMOからペイトクやメリハリ無制限プランへの移行、
そんなに進んでいるのでしょうか。

月50GBや100GB以上など、めちゃくちゃ通信しまくるのであればそういったキャリア純正プランも
ありかと思いますが、そんなに使う人って少ないような。仮に月100GBとすれば、1日3GB超ですよ。
廃ゲーマーや動画中毒学生、固定回線代わりに使っている人じゃないといかないかと。
そういう人が携帯キャリアの決算に影響を与えるほどいるのでしょうか。

むしろ、なんとなくよくわからずにUQモバイルやpovoやワイモバイルやLINEMOを契約した人が、
よくわからずに機種変更などでキャリアショップに相談し、「auPAYやPayPayとセットで使うとお得」
「固定回線とセットでお得」などと誘導され、キャリア純正プランにはめ込まれているような気もします。

さて、管理人個人的には、キャリアには引き続き(純増数を)追いかけて無駄な獲得コストを打ちこんで欲しい。
無駄に販促費をかけ、ポイントと端末をバラマキ、安値競争をして欲しいところ。

とは言え、それでは会社が立ち行かないのだろうなぁ・・・

菅総理がせっかく下げさせた携帯料金、またぞろ値上がりしそう。
ahamoやLINEMOやpovoも5年後にはしれっと消滅させられて、平均10000円、光回線と家族割と
キャッシュレス決済とNISAとクレジットカードなどを全部はめ込まれて実質5000円で使える、
なんてプランしか残ってなさそう、という世界線にならないことを祈ります。


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サブブランドで機種売ってないからね、しょうがないね
ほとんどの人は回線と機種分けるなんてしない訳だし。

楽天は、新定義のARPUを使わないと、苦しい台所事情を隠せないのでしょうね。
みずほ傘下に入るのも時間の問題か。

どうせ談合三兄弟も真似してケチが付けられなくなるぞ

みずほとか共倒れ待ったなし!

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