au通信障害、一般利用者に400円程度のポイントが配られるかも。詫び金、詫びauPAY、詫びPonta。

au通信障害、一般利用者に400円程度のポイントが配られるかも。詫び金、詫びauPAY、詫びPonta。

「ほぼ」通信が復活したとの報道もあったKDDIの通信障害ですが、法人契約はともかく、
仮に個人客に賠償を行うとすると、1人数百円程度となる見込みです。
ちなみに、これはKDDIの契約者全体で見た場合。
povo2.0乞食の人は補償金を計算すると数円～数十円程度かと。

そもそも約款で24時間以上完全にサービスが利用できない場合は、過去半年間に契約者が
支払った契約額を日割りで計算する、と書かれていますからね。

「一般利用者には通信障害により携帯が使えなかった期間に対して補償することになるでしょう。月額使用料を日割り計算し、さらに詫び賃100円分程度を上乗せして、ポイント付与する方法が考えられます。ポイントにすれば、顧客をつなぎ留める効果もありますからね」

　MM総研の調査によれば、昨年12月時点で携帯電話の月額利用料金（端末代除く）の平均は4617円という。1日あたり150円、2日で300円、詫び賃100円を加えれば最大400円になる計算だ。今回は全国で最大3915万回線でつながりにくくなった。個人の補償は約157億円に上る可能性がある。

KDDI通信障害「補償額」どれだけ巨額に？ 一般利用者には400円分のポイント付与か（日刊ゲンダイDIGITAL） – Yahoo!ニュース
7/4(月) 14:00

約款はこちら：povo2.0の場合：

kddi_aupovo_2.pdf

第10章 損害賠償の第 55条 （責任の制限） に不通の場合の損害賠償に関する記述があります。

第 55条 （責任の制限）
当社は、povo2.0 通信サービスを提供すべき場合において、当社の責めに帰すべき理由によりその提
供をしなかったとき（その原因が協定事業者の責めに帰すべき理由による接続専用回線の障害である
ときを含みます｡)は、その povo2.0 通信サービスが全く利用できない状態（その契約に係る電気通信設
備によるすべての通信に著しい支障が生じ、全く利用できない状態と同程度の状態となる場合を含み
ます。以下この条において同じとします｡)にあることを当社が認知した時刻から起算して、24 時間以
上その状態が連続したときに限り、その契約者の損害を賠償します。

2 前項の場合において、当社は、povo2.0 通信サービスが全く利用できない状態にあることを当社が認
知した時刻以後のその状態が連続した時間（24 時間の倍数である部分に限ります｡)について、24 時間
ごとに日数を計算し、その日数に対応するその povo2.0 通信サービスに係る次の料金の合計額を発生
した損害とみなし、その額に限って賠償します。
(1) povo2.0 通信サービスを全く利用できない状態が連続した期間の初日の属する料金月の前 6 料金月
に契約者が支払った povo2.0 通信サービスの料金の 1 日当たりの平均額（前 6 料金月の実績を把握す
ることが困難な場合には、当社が別に定める方法により算出した額）｡

まぁ真面目に読む人は少ないでしょうけどね。

さて、これまでKDDI側は「サービスが「ご利用しづらい状態」と説明しており、
「通信サービスが全く利用できない状態」とは説明していませんので、
ひょっとしたらそれを盾に「利用できないとは言っていない」「だから払わない」とゴネるかも。

個人的にも道義的責任においても「数百円の詫び金、詫びauPAY、詫びPontaを配る暇があったら、
そのお金は設備投資や保守計画に盛り込んどけ！そんなことよりさっさと繋がせろ！」と
言いたくなりますが、約款に書かれていることはしっかり守って頂きましょう。
法治国家ですからね。

日本は世界一携帯電話料金が安い国になったが、その弊害が現れたのかも：

ただ、菅元首相が妙に気合を入れて実施した携帯電話料金の値下げ、
無事に日本は世界一携帯電話料金が安い国となりましたが、早速弊害が現れましたね。
会社経営が苦しくなると、真っ先に削られるのが保守費用ですから。

安物買いの銭失いはよくある話ですが、安物買いで国・会社が滅んでしまっては元も子もありません。
安全安心にかかるコストはしっかりと払って頂き、利用者に転嫁して欲しいところ。

iPhone一括で投げ売りしている場合じゃないですよ。
転売ヤーに貢ぐような行為を続けてどうするねん。