【発令決定】埼玉・千葉・神奈川でも緊急事態宣言の発出を検討中。ここでNHK発表の死者数を見てみよう。

埼玉・千葉・神奈川でも緊急事態宣言の発出を検討中。ここでNHK発表の死者数を見てみよう。

※発令決定です。8/2～8/31まで。

あれほどオリンピックに批判的だったマスコミが一転、オリンピック報道を開始し、
日本人選手が金メダルを取ると一斉にはしゃいで報道していますね。
お疲れ様です。世間を焚き付けて扇動するのが戦前からの仕事とは言え、大変ですね。

いつもいつもセンセーショナルな見出し、数字、悲劇的な光景を恣意的にピックアップして
世の中は「こんなに悲劇で満ち溢れている」と悲劇を押し売りして歩くのが仕事ですから。
一度深呼吸して、「ファクトフルネス」でも読んでみましょう。

大衆が冷静になったら、マスコミ連中は失業するかもしれませんけど。

さて、政府は埼玉・千葉・神奈川でも7/30に緊急事態宣言の発令を検討中との報道が行われました。
東京も発症が3000名を超えて「過去最悪」と盛り上がっていますね。

ここでNHKの日本国内の死者数を見てみましょう。

ソース：新型コロナウイルス 日本国内の感染者数・死者数・重症者数データ｜NHK特設サイト

はい、順調に下がっています。理由は重体化しやすいお年寄りにワクチン接種が進んだから、
と考えられます。

ここで日経新聞のワクチン接種率を見てみよう。

ソース：チャートで見る日本の接種状況　コロナワクチン：日本経済新聞

65歳以上で少なくとも1回接種は85％、2回接種は70％。
もっとも統計から漏れている方もいらっしゃるでしょうから、現実にはもう少しだけ多いかもしれません。

若者の感染者数が増えているのは、若者がワクチンをまだ打っている割合が少ないからですね。
世代間の接種率の差が、数字に出ています。

という訳で、現状感染者数は増加していますが、言うほど死んでいません。
7/27時点で13人/日です。

一方、インフルエンザの死者数は2018年で3325名。1日あたり9.1人です。
インフルエンザによる年間死者数はどれくらい？コロナとの致死率の違いは？医師が解説します。 | CLINIC FOR

ちなみに通常の肺炎死は毎年10万人、1日274人です。
｢コロナ死4000人vs.肺炎死10万人｣という数字をどう読むべきか コロナはどれくらい怖い病気なのか | PRESIDENT Online（プレジデントオンライン）

という数字を冷静に見て、何に注力すべきか判断すべきでしょうね。

コロナを新型インフルエンザ同様に捉えて侮るわけにはいきませんが、
経済を殺して対策するほどのものでは無いでしょう。
その方が多く人が死にますし、現に失業＆倒産＆減給＆少子高齢化が急速に進んでいます。
そっちに本腰を入れて対応すべきでしょうね。

普通に働いている人＆普通にデータが読める人であれば、今すぐ東京オリンピックを中止し、
都心部を完全なロックダウンすべきだ！なんて言えないはずです。
それがどれだけ悲劇的な結果を生むか、明らかですし。
そしてコロナゼロや一桁を目指す、なんておとぎ話ではあるかもしれませんが、
現実的じゃないですし。

その点、橋下さんは論点をしっかりと見据えた発言をしていますね。
「コロナ対策はリスクのバランスなのに、そのための中心点を政治が決めないまま来てしまった」橋下氏 【ABEMA TIMES】

経済とコロナ対策のバランスは、政治が取るべきで、専門家の意見では決められない、と。
バランスを取らざる得ないことは国民も理解すべき。
そのバランスの方向性を政治が決めなかったのが悪い、と。そのとおりですね。
責任なき政治と、リーダーシップのなさが、現状の混乱を招いていると言えるでしょう。

という訳で、埼玉・千葉・神奈川にも緊急事態宣言が出ることが確定ですが、
出たからと行って特に生活を変えるまでもなく、淡々と「密を避け、マスク、手洗いうがい、テレワーク」を
こなして、娯楽は少人数で楽しみましょう。庶民がそれ以外に出来ることはあまりありません。