池袋暴走事故の飯塚幸三受刑囚（93）、死亡。

池袋暴走事故の飯塚幸三受刑囚（93）、死亡。

プリウスミサイルなどの言葉を作るきっかけとなった池袋暴走事故の飯塚幸三が
老衰で死亡しました。

東京・池袋で乗用車が暴走し11人が死傷した事故で、車を運転していた飯塚幸三受刑者が老衰のため死亡したことがわかりました。93歳でした。

【写真で見る】遺族が受け取った、飯塚氏からの謝罪の手紙

2019年、豊島区池袋で乗用車が暴走し、松永真菜さん（31）と娘の莉子ちゃん（3）が死亡したほか、9人が重軽傷を負いました。

車を運転していた飯塚幸三受刑者は、法廷で「暴走の原因は車の故障」と主張しましたが、禁錮5年の実刑判決を言い渡され、刑務所で服役していました。

（中略）

松永拓也さん
「（飯塚氏は）刑務所に入った。自分自身それを望んでいたけれど、彼が人生の最期を刑務所で迎えることになった。やっぱり無念だろうなと思うと、すごく複雑な気持ち」

拓也さんが今年2月に受け取った飯塚氏の謝罪の手紙には、ブレーキとアクセルの踏み間違いだったことを認める内容が書かれていました。その後の5月、飯塚氏との面会が実現し、飯塚氏は「高齢ドライバーに早く免許を返すよう伝えてほしい」などと話していました。
池袋暴走事故の飯塚幸三受刑者（93）が死亡　松永拓也さん「後悔や経験の言葉を託された。死を無駄にしたくない」（TBS NEWS DIG Powered by JNN） – Yahoo!ニュース

この事故がきっかけで、高齢者ドライバーへの規制強化などの機運も高まりましたが、
何ら具体的になっていません。

ライドシェアについても、利権団体の妨害により、未だ本格稼働していません。

田舎の高齢ドライバーは車の免許が没収されると、事故を起こす危険性はぐっと減りますが、
生活が立ち行かなくなります。一方、ライドシェアが解禁されると、それらの生活の足を補充することが
考えられますが、既存のタクシードライバーの失業、タクシー会社の倒産、そしてタクシードライバーの質の低下が
懸念されます。

また、外国人不法労働者に限らず、闇バイトとしてタクシーを使用した拉致監禁事件も増加することが考えられます。

そのあたりはトレードオフです。

この痛ましい事件でそれらの議論と解決策が進展することを願います。

松永家の被害者の御冥福をお祈りします。