税務署職員、育休中に中古車転売で2億円を売り上げてしまう。無事に懲戒処分へ。

2024年4月27日

最近は育休、男も育休などの風潮がありますが、同時にどうして他人の子供のために私が残業して
頑張らないといけないんだ、という「子持ち様」批判も広がっているようです。

さて、育休を取得した税務署勤務の20代の男性が、休職中に中古車転売に手を染め、2億円ほど
売上を出していたそうな。副業は公務員で禁止されているため、これがバレて停職1カ月の懲戒処分となり、
本人は辞職したとのこと。

同局によると、事務官は育児休業中だった2022年8月から24年2月の間、自動車62台と携帯電話4台を転売し、約2億円を売り上げたという。車はネットオークションや新車・中古車の販売店から購入し、転売していた。一番高く売れた車で1台約1200万円だったという。

　事務官は同局の聞き取りに、もともと車が好きで、中古車価格が高騰していることに注目し「もうかるのではないかと考えて始めた」と説明。いざ取引を始めると「車両の購入、納車、売却と楽しくて、悪いことだと分かっていたが、やめられなかった。大変申し訳ありませんでした」と話しているという。
税務署職員が育休中に転売、売り上げ2億円　「楽しくてやめられず」（朝日新聞デジタル） – Yahoo!ニュース

どうやってバレたかは不明ですが、周りに喋ってしまったのか、それとも稼ぎがデカすぎて目についたのか、
それとも真面目に納税したら職場でバレたのか、いずれかでしょうか。

2億円の中古車転売でいくら儲かったのかは謎。中古車転売の利益率ってどのようなものなのでしょう。
1-3割程度が相場みたいなので、利益は2000万円～6000万円程度でしょうか。

休業中の1年7ヶ月の稼ぎとしては十分でしょう。給料の補填は半分ほど組合からあったようですし。

唯一の不幸はこの人が公務員だった、そして回りからの批判を受けやすい税務署職員だったことですね。
これが普通の一般ピープルで、きちんと納税さえしていれば周りからとやかく言われる筋合いもなかった。
いや、同僚から見ると「休んでいるのに巨額の利益を得やがって、ずるい」というやっかみもあるでしょう。

また、普通の会社だと副業禁止規定などもあり、特に育休中の副業は禁止されているところも多いハズ。
そのへんのしがらみは有りますが、いずれにせよ法律違反ではありません。

公務員など、法律で副業が禁止されている職業以外、給料が低い＆将来性が無いのに真面目に
会社の副業禁止規定を守って副業をしないなんて未来が見えていない馬鹿者です。

会社は自分の人生を守ってくれませんからね。

副業をやる能力、スキルがあればどんどんやりましょう。もっとも、本業で十分稼いでいる、
本業のスキルを伸ばしたほうが未来があるのであれば、そっちに注力すべきですが。

さて、この方は税務署職員を即日退職しました。後は自分の才能である中古車転売で食っていくことになるでしょう。
ただ、こういうのは社会的身分が安定した上で副業として取り組むから面白いのであって、
本業としてやり始めるとなかなかメンタル面で追い込まれるのも事実です。

まずは副業に理解を示す会社に再就職して、趣味として2000万円～6000万円を稼ぎ続けるのが、
自分のメンタル的にも、世間体的にもいいかと。