ボロアパートに住む年収300万円台の清掃員、消費者金融から100万円を借りて全ツッパ、資産5億円超に。

2023年11月21日

www9945氏とは、元々年収300万円台の清掃員だった方ですが、そこから自己流の投資術を編み出し、
最終的には資産5億円になったそうな。

かなり危険な橋を渡って今の富を築いたようですが、消費者金融から金を借りて結果的に成功したから良かったものの、
それをあたかも成功術や美談のように書くのがSPA!らしいですね。まぁ読み手の層に合わせてあるのでしょうか。

「清掃員時代は年を追うごとにボーナスが減っていって、生活はキツかった。それでも、家賃4万5000円の1DKに住んで出費を抑え、収入の3分の1と、消費者金融から借りた100万円を投資に注ぎ込み続けたんです」

バリュー株投資で人生逆転！
　しかし、初めの10年間は鳴かず飛ばず。一時的に5000万円まで資産が増えたこともあったが、リーマンショックで2666万円まで減少することに……。そんなwww9945氏を変えたのは、バリュー株投資だった。

「PERやPBRが低く、株価が割安に放置されている銘柄を買う投資法です。派手さはないけど、値下がりリスクは小さく、水準訂正が進むと着実に値上がりしていく。僕はそれを信用取引で1.5倍のレバレッジをかけて買い続けた。

その結果、’13年のアベノミクス相場でバリュー株が吹き上がり、’14年には資産が2億円を超えた。税引き後でも毎月40万円の配当が得られるようになって、これなら給料がなくなっても暮らしていけると思い、仕事を辞めたんです」

近年はバリュー＋成長株投資の二刀流

　昨年は配当だけで1600万円の収入を得たというwww9945氏。近年はバリュー＋成長株投資の二刀流に。

「資産の3分の2が日本株で、残りは米国株を中心にした海外株。コロナ相場とその後の円安・株高を受けて資産は6億円弱にまで増え、少々守りに入って高配当銘柄を多めに持っていたので、それを手じまいして成長性のある銘柄への投資を増やしています。
ボロアパートに住む“年収300万円台”の清掃員が、“資産5億円超”の億り人になれたワケ（週刊SPA!） – Yahoo!ニュース

普通の神経をしていたら怖すぎる。もちろん、このwww9945氏は成功した稀有な存在で、だからこそ取材されるわけで、
この背景には取材されず、人知れず樹海送りになったりして本当に死んでいった方が数えきれないぐらいいるでしょう。
この方の成功は、死屍累々の屍の上に成り立っているわけです。

雑誌側も、成功者を取材するのならば、敗北者のリアルも偶には報じて欲しいところ。
まぁ、それではニュースバリューがないか。読み手の日常でしょうし。

さて、管理人的にはバリュー株やら成長株投資やら、低PERやらPBRやら、チャートやら、
全部眉唾ものだと思っています。チャートの分析も含めて、そういうことに妙にセンスがある方もいらっしゃるので、
止めはしませんが、普通のサラリーマンの自覚がある人は、インデックス投資にしておきましょう。

世の中に絶対に儲かるものはない。

世の中、「絶対儲かる」というものはありません。それどころか、よく分からずに個別株を弄ったり、
FXやら不動産投資やら、巷にあふれる高額かつ手数料も高額な商品に手を出すと、
ビギナーズラックはあるかもしれませんが、長期的には負けるでしょう。だってそういう商品ですから。

ただ、その中でも低コストなインデックス投資は、「絶対儲かるとは言えないが、10年単位で放っておくと、
まぁ損はしないだろうね、たぶん」と言える商品です。

対象はオールカントリーのインデックス投資だと10年、20年後に世界経済が成長する方に賭けることになります。
普通に人類が生きていたら経済は成長しているでしょう。仮に核戦争などで人類の大半が死滅していたら、
インデックス投資は損をするでしょうけど、その時は真っ先に自分が死んでいるので関係ありません。

長く、広く、分散させて、リターンはまぁぼちぼち。人生を変えるほどの成功は望めませんが、
老後に野垂れ死にすることは少なることでしょう。