会社員の副業には3つの効果が。ガーシーすら動画広告収入で１億数千万円稼いでいるのに、お前らはどう？

2023 6/07

2023年6月7日

止まるところを知らないインフレと、伸び悩む賃金で4月の実質賃金はマイナス3％となりました。
政府側も労働力不足を解消しようと、副業やリスキリングに力を入れ、会社側も副業OKという
風潮が生まれつつあります。

サラリーマンとして本業をこなしつつ、別の仕事を掛け持ちしてキャリアを育て、
パラレルキャリアとして行きていく、というスタイルが将来的には流行るかもしれません。

さて、東洋経済が｢会社員の副業｣には"3つの絶大メリット"がある、という記事を
掲載しているのでご紹介。

最近、副業をするビジネスパーソンが一段と増えています。

・いまいる会社に定年までしがみつくつもりはなく、会社の枠を超えて自分の力で生きたい人
・いまいる会社で成果を出すことができ、一定のスキルがあると自負している人
・ただ、そのスキル・経験が社外で通用するのか不安な人
・自分のスキルの陳腐化が不安な人

多くの人から転職や副業の相談を受けてきた経験を踏まえて、僕は上記のような人には、副業を強くおすすめしています。
｢会社員の副業｣には”3つの絶大メリット”がある｢こんな人｣は特にオススメ！あなたはどう？ | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン

以下、東洋経済が掲げる副業3つのメリットに、管理人が思うところを追記して書いていきます。

①自分のスキル・経験を「社外で」試せる。
会社の看板を外した瞬間に成果が出なくなる、という人は多いですから、
会社という看板を取り除き、一人の人間として見られた時に、自分の能力や経験が
どこまで活かせるのか、マネタイズできるのか、客観的に知っておくことは、
将来的な独立を見据えると、非常に大事です。

今まで○○会社の△△です、という仕事をしていた人は、副業で成果を出せないこともしばしばです。

「あ、自分、会社におんぶ抱っこだわ、一人では大して稼げないわ」と自覚してしまったら、
何食わぬ顔をして会社に戻れば引き続き雇用がある、そう、サラリーマンの正社員ならね、
という状況ですので、これまで勇気が出ずに踏み出せなかった行動も取れるようになれます。

②「人生のセーフティネット」は多いほうが安全。
厚生年金に加入でき、よほど不祥事をやらかしたりしない限りは首にならない正社員、
という日本独自の社会的安定性を活かして、多少リスクのある商売ができます。
失敗する可能性は高くても、当たれば大きいような仕事もチャレンジ出来ます。

③副業は「半分起業している」ようなもの。
本業があることで、精神的にも安定した状態で副業＝起業に取り組むことが出来ます。

あまり語られない副業のデメリット：

副業のメリットを説く記事はたくさんありますが、副業のデメリットはあまり語られません。
納税・確定申告が大変などの予見できるデメリットはどうでもいいとして、
3つのデメリットを挙げておきます。

①副業にのめり込みすぎると本業のキャリア設計が狂う。
副業で始めたYoutuberや転売業、何かしらの業が思わぬヒットとなり、
本業を超える収入を手にすると、本業の方を真面目にキャリアアップしようとする気が無くなります。

本来ならば、真面目に研修や教育を受けたり、ここぞという時に踏ん張って本業を
こなすはずが、「副業で儲かってるからいいや」と安易に妥協して、
易きに流れることになります。

これは将来的に本業のキャリア設計を狂わせ、本業の年収を低下させます。

ま、本業の年収低下を補う分だけ、副業を伸ばせば良い、という考え方もありますけどね。
とは言え、長期的に異常に成功した副業は人生設計を狂わせる性質があります。

②本業＋副業で過重労働になりがち。
本業で12時間働き、副業で5－6時間働き、寝るのは5-6時間、家族との会話も減少、
そして過重労働となり、疲労困憊、満身創痍、うつ病を発症というケースが考えられます。

特に、本業と副業でトラブル対応や繁忙期が重なると、誰にも言えず、助けを求めることも出来ず、
労働と責任感に押しつぶされて死んでいくことになります。

③余暇が楽しめなくなる。
副業は空いた時間で小遣い稼ぎ、キャリアアップのためにやるものです。
しかし、やればやるほど成果が出る状態になると、投下した時間＝金、キャリア、成功となります。

そうなると起きている限りは仕事をしていないと落ち着かない、仕事をしていないと、
人生がもったいなく感じるようになります。

こうなってくると、僅かな余暇も楽しむ余裕が無くなり、むしろ楽しんでいる人を見て「あいつは馬鹿だ、暇人だ」
などと見下すように成り、自分自身も人生を楽しむ余裕が無くなり、結果として何か仕事にトラブルがあると、
自信を喪失したり、誰にも助けを求めることなく死んでいきます。

という訳で、副業に時間を割くのも程々にしておきましょう。
ま、世の中そこまで仕事にのめり込む人はそうそういませんが。