鉄アレイを普通ゴミに入れて処分した馬鹿、ごみ処理機をぶっ壊す。被害額1000万円以上も。

2022年12月24日

北海道名寄市では、単なる焼却炉とは違い、「炭化センター」という施設が稼働しています。
ここでは、ごみを燃やし灰にして埋め立てていた焼却方式とは異なり、ごみを乾燥・加温して
炭にする道内では初のシステムを採用した施設で、出た炭は名寄地区広域最終処分場の覆土材としたり、
融雪剤として活用しているそうな。

さて、そんな施設に可燃ごみとして鉄アレイが混入し、機械を破損するトラブルがあったそうな。

　【名寄】名寄、美深、下川、音威子府の4市町村のごみ処理を担う名寄地区衛生施設事務組合の炭化センター（名寄市大橋）で、炭化ごみの中に鉄アレイが混入して機械が破損し、一時ごみ処理が停止するトラブルがあった。

　同組合によると、13日午後7時半ごろ、ごみ袋を破る機械「破袋機（はたいき）」の回転刃が破損し、処理が停止。職員が調べると、中にバラバラになった鉄アレイが見つかり、刃に亀裂が入り、一部は欠けていた。
鉄アレイ混入でごみ処理機壊れる　「分別徹底を」　北海道・名寄（北海道新聞） – Yahoo!ニュース

こりゃひどい。回収する側も気が付かなかったのか？という疑問もありますが、
サイズ的に数キロのダンベル・鉄アレイですし、普段から鍛えた屈強な回収業者だと
気がつけないほどの低負荷だったのかも。

それにしても何を考えてこいつを炭化ゴミとしたのか。

名寄市のゴミ分別方法

「炭化ごみ」、「埋立ごみ」、「有害ごみ」、「プラスチック容器包装類」、「資源ごみ（缶類・びん類・ペットボトル）」、
「古紙類」、「粗大ごみ」、「スプレー缶類」の8種類となります。まず多すぎるよ。

「炭化ごみ」
生ごみ類、衛生ごみ類、紙くず類

これは分かりやすい。

「埋立ごみ」
金属類、剪定木・草類、ガラス・陶器類、ゴム革類、繊維類・布くず類、貝殻、
ペットの砂、乾燥剤、プラスチック製品、衣類、布製品など

ゴム革類、繊維類・布くず類や乾燥剤、プラスチック製品、衣類、布製品は、
普通に燃やすゴミで良いのでは。

「有害ごみ」
水銀使用製品類(体温計・蛍光管など)

「プラスチック容器包装類」
そのまんま。

「資源ごみ（缶類・びん類・ペットボトル）」
そのまんま。

「古紙類」
そのまんま。

「粗大ごみ」
そのまんま。

「スプレー缶類」
そのまんま。

こう見ると、炭化ゴミと埋立ごみの区分以外は割と分かりやすい。
それにしてもこの自治体、衣類は燃えるゴミじゃなくて埋め立てしているのか？
埋立ごみという名前だけで、埋め立てしているとは限らないのですが、
衣類は燃えるんじゃないかな・・・あと、汚れたプラスチックも燃やすと良いでしょう。

ただ、どう解釈しても「鉄アレイ」が炭化ゴミにはならないだろう・・・

自治体は設備の修理費用として結構なお金がかかりますので、可能な限り犯人を探して、
炭化施設に放り込んでやって、再発防止に努めましょう。

鉄アレイをこよなく愛する筋トレビルダーは、やむを得ず鉄アレイを手放すことになったら、
安易に可燃ごみに放り込むこと無く、自治体の処理ルールに従って破棄しましょう。