津波注意のエリアメール、神奈川県民に日曜日の夜中に20回以上爆撃を敢行してしまう。

津波注意のエリアメール、神奈川県民に日曜日の夜中に20回以上爆撃を敢行してしまう。

トンガ沖の破局噴火から24時間が経過し、日本列島の津波被害状況は概ね情報が入ってきていますが、
トンガからは1パケットも飛んでこないという、安否が気遣われる状態となっています。

さて、この噴火による津波予想で、神奈川県（県内での合計通知件数）が600回以上も
通知を行うという異常な状態となっています。
神奈川県の一部エリアでは、一晩で20回以上の通知が行われたそうな。

これは完全なオオカミ少年状態。

　問題の緊急速報は15日13時ごろにトンガ諸島で起きた大規模な噴火による津波を警告するもので、太平洋沿岸部に住んでいる多くの人が同じように目にしたことと思います。

　問題は、その緊急速報を通知する回数があまりにも多いことです。

　ドコモが提供しているエリアメールの全国の配信履歴を確認してみると、ほかの都道府県では多くても40回程度にとどまっているなか、神奈川県だけ600回以上も発信しています。

神奈川県の地域ごとの緊急速報の回数。ドコモより筆者キャプチャ。
　しかも、この数字はいまも増え続けています。

　この「600」という数字は神奈川県全体のものですが、地域ごとで見ても多いところは20回も送られています。

　時間帯も0時16分から始まり、26分、39分、45分、50分、1時01分――そして5時30分と数分から1時間の間隔で緊急速報が鳴り続けているような状態です。

1/16(日) 8:48
「うるさすぎて眠れない」神奈川県が緊急速報エリアメール夜中に十数回発信。通知オフ後の再有効化忘れずに（篠原修司） – 個人 – Yahoo!ニュース

流石にこれは寝れない。NHK報道では神奈川県民にインタビューを行い、
「鳴らないよりはいいんじゃないですか」と発言する行儀の良い県民を選んでいました。

ただ、20回の爆撃を受けたほとんど全ての県民が「鳴りすぎじゃぼけ！寝れねーだろ！
県の担当者が設定間違えてるだろ！」と、怒り狂い、スマホの電源をOFFにしたことでしょう。

という訳で、緊急性が高いメッセージは、適切な配信をお願いしたいところです。

神奈川県知事は東京都渋谷区在住：

神奈川・黒岩知事「危機管理上問題ない」｜日テレNEWS24

という訳で、部下から報告があるまで気が付かなかったのかも。