アマゾンで定期的に価格が変動する4兄弟の謎。
アマゾンでは定期的に価格が変動する商品がありますが、需要と供給で成り立っているとは思えない、
人間の心臓の鼓動のようなプライスカーブを描くものが存在します。
具体的な商品の例としては上の4つ。写真をみたら日本人でならばすぐに商品名はわかるはず。
管理人もキータイプするのがめんどくさいのでわざわざ打ちませんが、価格を追っていると、
定期的に価格が振動しています。
サントリー コーヒー ボス 贅沢微糖 185g×30本の価格変動:
サントリーボスの三ヶ月分の価格ログです。
左側目盛が価格、右側目盛が売れ筋順位、下の青い線がマケプレの最安値です。
オレンジ色の線はアマゾン出品の価格です。
2170円を基本とし、定期的に2627円に値上がりして、またもとに戻っています。
もちろん、価格の上昇期には緑色の線が上昇し、売れ筋ランキングが下落している(売れなくなっている)
ことがわかります。
そりゃ「待っていれば価格が下がるものを、高いときに買う人は少ない」のは当たり前です。
ではアマゾンはなぜ価格の乱高下を繰り返すのか?
在庫数が少ないときに価格を自動的に上昇させるシステムが裏で働いているようですが、
でもそれって売る側からみたら確実に売れるものが仕入れられていない、機会損失が発生していますよね。
同じくサントリーボスの一ヶ月のログです。デジタル信号みたいに変動しています。
実際にこんなに頻繁に在庫減少⇒価格上昇⇒メーカ発注⇒在庫入荷⇒価格下落を繰り返している訳ではないでしょう。
それこそトラック便やら事務手続きやらのムダが発生しますし。
ではなぜか。
それはアマゾンが「この価格の時はこのくらいの量が売れる。少し価格を上げ(下げ)すると、
このぐらい需要に変動がある、というログを取っているのでしょう。
消費者で遊んでいるとも取れますし、価格感応性を把握して、
経済活動を最適化するために日々データ取得に勤しんでいるとも取れます。
いわゆるスマートプライシングですね。
で、何が言いたいの?
消費者から見ると、この価格の変動は迷惑極まりないものです。在庫量の変動で価格が変動するなら心理的に
理解できますが、アマゾンがデータを取るために価格を変動させているとするならば、昨日買った微糖コーヒーが
実はたまたま価格の高い時で、寝て起きたら500円下がっていた、というのは許しがたいかと。
ではどうすべきかというと、モノレート | アマゾンのランキング・価格推移・価格比較サイトや
Keepaなどの価格履歴が追えるサイトを利用して、価格相場を把握し、自分が購入予定の価格は妥当かどうか、
チェックしてからポチりましょう。
管理人がいつもいつも「これは安い」と言っていますが、あまり特価系サイトの「安い」を
信用しないようにしましょう。
「安い」のではなく、「いつもの価格に戻っただけ」というのも偶にあるので注意しましょう。
価格を調べて記事を書いているうちに、「あれ?これ実は安くないやんけ!」という事に気がついたりしますが、
半分ぐらい記事を書いた後に気がついても後の祭り。せっかく書いた記事を捨てるのももったいない。
管理人も人間なので、ちょっとして安くないんじゃないかなー、でも確かに24時間前よりは安くなっているから、
まぁいっかーごめん、と思いながら記事を投稿することもあります。(偶にはね)。ごめんなさい。
ただ、管理人としては価格について最近は全件チェックして書いているつもりなので、
そのようなミスは出来る限り発生させないよう心がけています。
しかし、昔の記事の使い回しとかだと、どうしても発生するかも。
そんなときは、やっぱりごめんなさい。モノレートやKeepaを活用しましょう。
なるほど。
Amazonの価格変動は何を基準にしてるかさっぱりわからない。何があったんだって高騰もあるしKeepaは手放せない。
一方で逆になんでこんなに安いんだっていう安値になる時がある。
去年末にどこの店でも約13万する機材がなぜだか8万ほどになり、そこから更に30%OFFできるクーポンが付いており、詐欺なんじゃないかと思いつつPrimeなのでポチったらちゃんと来た。その一点だけで元値に戻ったがあれはオトクすぎた。13万が6万ほどで買えた。今中古で買っても10万近くする。
そういうのもAmazonしかないのでなんだかんだやめられない。
ギャンブル的なところもありますよね。Keepaは必須です。値上げして割引クーポン発行して、実質値上げというのもありますからね。