プレジデント誌『本当のお金持ちは｢通信費や光熱費｣をカードでは払わない』。

プレジデント誌『本当のお金持ちは｢通信費や光熱費｣をカードでは払わない』。

最近はよく分からない記事をYahoo!トップに掲載しているプレジデント誌ですが、
本当のお金持ちは｢通信費や光熱費｣をカードでは払わない…｢伝説のお金の授業｣が説く貯蓄の5つのコツ
未来の所得で生きている限り､お金は貯まらない | PRESIDENT Online（プレジデントオンライン）
という記事があったのでご紹介。

ただ、読んでいて思ったのが、ひょっとして『本当のお金持ち（プレジデント）はプレジデント誌を読んでない』、
という方がしっくりくる気がしました。

種銭とは、文字どおり作物でいえば「種」にあたるお金のことだ。適正な投資をおこなうには、1000万円ほどの資金が必要だ。それぐらいはないと、株や不動産で意味のある投資はできない。この資金は、これから1億円、10億円、100億円を生み出す種になるものだ。では、若い人たちが1000万円を作るにはどうしたらいいだろうか。その現実的な方法を5つ挙げておこう。

1．1000万円貯めようと言葉に出す。
2．「私は1000万円貯めてやる」と紙に書いて壁に貼る。
3．クレジットカードをハサミで切って捨てる。
4．銀行口座を用途別に複数作る。
5．まず100万円貯める。
本当のお金持ちは｢通信費や光熱費｣をカードでは払わない…｢伝説のお金の授業｣が説く貯蓄の5つのコツ 未来の所得で生きている限り､お金は貯まらない | PRESIDENT Online（プレジデントオンライン）

なぜ、クレジットカードをハサミで切って捨てる必要があるかと言うと、

ハサミを探してきて、クレジットカードを切り捨てよう。富を蓄えるための必要条件は、複利を味方につけることだ。片や、クレジットカードは複利の敵だ。敵に回した複利は、あなたの首を絞め、しばしば邪魔をするようになる。だから複利を自分の友にして、協力させるために、まずクレジットカードを切り捨てるのだ。複利を味方にすれば、お金を周りに集める準備ができたことになる。

これからは現金とデビットカードだけを使おう。小銭が増えると不便だし、デビットカードは銀行に残高がないと使えない。だが、心配は無用だ。少し我慢していれば、複利が助けてくれる。最初の1カ月か2カ月は、買いたい物も買えず、苦しいかもしれない。だが、苦しさに耐えて薬物中毒から抜け出すように、未来の所得ではなく現在の所得で生きる習慣を身につけるべきだ。
本当のお金持ちは｢通信費や光熱費｣をカードでは払わない…｢伝説のお金の授業｣が説く貯蓄の5つのコツ 未来の所得で生きている限り､お金は貯まらない (2ページ目) | PRESIDENT Online（プレジデントオンライン）

クレジットカードで支払うと、複利で借金が増えていくのか・・・恐ろしい世界線ですな・・・
そんな国や星があるのであれば、そもそもクレジットカードをハサミで裁断する前に、
絶対に作っちゃ駄目でしょ、そんなもの。

クレジットカードは誰にとっても必須のアイテム。

幸いにして、我が国では商慣行として、ショッピング一括払いでは金利手数料は発生しません。
また、0.5％～2％程度のポイントを付けることも出来ますし、何より支払いを1-2ヶ月遅らせることが出来ますので、
キャッシュフローの改善効果が期待できます。

内訳もマネールックなどで集計すると一目瞭然ですし、領収書などを個別に管理する必要もなく、
データで保存しておけば何年経ってもすぐに情報を取り出せ、また分析に出来るため、
金持ちのみならず、普通の人にも、万人に必須のツールですね。
不正利用があっても、自分に瑕疵がなければ保証されますし。

ところで、このプレジデント誌の仮想の世界の金持ちは、公共料金などをどうやって支払うのでしょう。
口座引落？いちいち紙と印鑑で申請するの？それともコンビニ払いか？まさに金持ちになりたい人、
またはすでに金持ちの人が一番やってはいけない、「時間の無駄」では？

「若い人たちが1000万円を作る五箇条」について、ケチを付けてみた：

一応、プレジデント誌のいう「若い人たちが1000万円を作る五箇条」について、ケチを付けておきます。

1．1000万円貯めようと言葉に出す。
＞まぁ最初の1－2回はありですね。言葉にも出来ない、紙にも書かない、考えもしないことは、
現実化出来ないので。「思考は現実化する」ってやつです。まずは具体化していくことから始まります。

2．「私は1000万円貯めてやる」と紙に書いて壁に貼る。
＞上記同様。ただ、これをやったからと言って1000万円が貯まるわけではないことは、常識です。

3．クレジットカードをハサミで切って捨てる。
＞もはや捨てる行為が、時間の無駄ですね。

4．銀行口座を用途別に複数作る。
＞これは合意します。ただしプレジデント誌と目的は異なります。
記事の本文中に、生活費と貯金用口座を分けて、貯金用口座は下ろさない、または封筒に分けておく、
などと記述がありますが、そんなことをしても時間の無駄です。

なぜ複数口座が必要かと言うと、同行間無料送金や手数料優遇処置、各種キャンペーンを利用して
いいところどりしたり、証券口座やクレジットカードなどの金融サービスとの連携を利用するためです。

5．まず100万円貯める。
＞無理です。いきなりこれが出来れば誰も苦労しません。

管理人がお金を貯める五箇条を書くならば、次のとおりです。
1．学生は人一倍勉強し、友達を広げよ。
2．社会人は人一倍努力し、人の輪を広げよ。
3．他人とは違うことを、執念深くやろう。
4．運や才能に恵まれない凡人は、努力することしか出来ない。努力が報われることもあまり無い。
ただ、努力もしない凡人が報われることは、まず無い。
5．最後は人間、引き際が肝心。身の丈を知ろう。足ることを知ろう。人間、起きて半畳、寝て一畳。

人間は相対的な生き物です。他人と比較することで、惨めな気持ちや、優越感に浸ったりします。
まずは他人との比較をやめることで、幸せな人生を歩む一歩になるかも。
なんだかお金持ちになる五箇条とはちょっと趣旨が違ってきた気もしますが、まぁよしとしましょう。