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Appleが旧製品の速度の意図的な低下で謝罪&バッテリー交換費用を79ドルから29ドルに値下げ。2018年1月以降~。

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Appleが旧製品の速度の意図的な低下で謝罪&バッテリー交換費用を79ドルから29ドルに値下げ。2018年1月以降~。

※iPhoneSEはバッテリー交換費用の値下げ対象でした。すいません。

古いiPhone 6sやiPhone 7でiOSのアップデートを行うと、速度が低下するという問題について、
Appleが公式に性能低下を認め、謝罪を行っている件ですが、この度バッテリー交換費用を
79ドルから29ドルにワールドワイドで値下げすることを発表しました。、

目次

そもそも何のための性能低下なのか:

iPhoneにはリチウムイオンバッテリーが内蔵されていますが、この電池は繰り返し充電すると劣化します。
概ね500回の充電で、半分程度の電池容量にまで劣化すると一般的に言われており、
これはAndroidでもiPhoneでも、電池の特性なので同じです。

さて、アップルは、「古くなり、性能の劣化したバッテリーを搭載したiPhoneを使用すると、
十分な電源を供給できず予期せぬ電源断が起きるため、プロセッサのスピードを制限している」と
説明しています。

なお、問題が発生するiPhoneとiOSのバージョンは次の通り。
iPhone 6、6S、SEではiOS 10.2.1以上、iPhone 7/PlusはiOS 11.2以上から、とのこと。

アップルの対応策:

・iPhoneのバッテリー交換費用を79ドルから29ドルに値下げします。
対象はiPhone6以降でiPhoneSEは対象外なのでアキラメロン、とのこと。
※追記:対象でした。原文が「 an iPhone 6 or later 」でiPhone6が2014年9月10日発売、
SEが2016年3月31日発売ですので、対象です。すいません。

時期は2018年1月末から2018年中に世界中で実施予定とのこと。

・2018年の早い段階で、ユーザーがバッテリーの健康状態をより細かくチェックできるiOSを提供します。

アップルの言い訳:

アップルは次の通り、公式声明を発表しています。

First and foremost, we have never ? and would never ? do anything to intentionally
shorten the life of any Apple product, or degrade the user experience to
drive customer upgrades. Our goal has always been to create products that
our customers love, and making iPhones last as long as possible is an important
part of that.

意訳すると次の通り。

最初に言わせて欲しい、アップルは決してやってない、そしてこれからも絶対やらない。
意図的にアップルの製品の寿命を短くしたり、新しい商品を買わせるために古い機器の
ユーザーのエクスペリエンス(体験)を意図的に下げたりしない。

アップルはいつもユーザーに愛させる製品を作ることを目指している。
iPhoneが出来るだけ長く使えるようにすることも、その重要な一つだ。

以上翻訳終わり。


だったらバッテリー交換出来るようにしろや!と言いたくなるところですが、
それは新しいのをユーザーが買わなくなるからやらないのでしょうね。大人の事情です。

管理人所感:

なぜこれだけ騒ぎが大きくなっているかというと、iPhoneだからということに尽きますね。
富士通のアローズが同じことを(よりひどいことを大量にやらかしましたが)やらかしたとしても、
市場は「ほーん、誰も使ってないしどうでもいいわ」となるでしょう。

なお、バッテリー交換を行った人の検証によると、もっさり⇒サクサクに改善したそうな。
iPhoneのバッテリーを交換すると本当にパフォーマンスが改善するのかテキトーに検証した – けつあご日記

さて、アップルがこの「バッテリー劣化具合により性能調整をしている」ことを明確にしていなかった、
この点がアップル側にとって責められる原因となっています。

なお、本当に意図せずシャットダウンを防ぐためにCPUクロックを制限しているのかは、
それは誰にも分かりません。ただ、アップルがそのように発表した、それだけです。
ユーザーに新商品を買わせるために悪意を持って意図的にクロックダウンさせたか、
悪意の証明は非常に難しいものがあります。

管理人が中の人であれば、そして意図的な悪意であれば、今頃必死にその組織的悪意が
決定された会議資料などをシュレッダーにかけているでしょうね。
※もちろん仮の話で、そんな事実は発表されていません。

米国では100兆円規模の集団訴訟に発展しているようですし、アップルとしてはバッテリー交換の値下げを行って、
お茶を濁して終わらせたいところです。
古いiPhoneの性能を意図的に落としたAppleが集団訴訟で100兆円超の支払いを求められる – GIGAZINE

管理人としては、元々2年で使い捨てのデジタルガジェットに何をマジになっているんだろうか・・・
と思いますけどね。
そもそもユーザーがバッテリー交換を自前で行う選択肢を塞いでいる点で、
スマートフォンなんて使い捨てです。

それを見込んで、2年で買い換えられる値段帯の激安Androidを使い潰すつもりで買う、これでOK。
いちいちiOSアップデートで速くなっただの遅くだっただの、騒いで要られませんよ。

また、アップルがバッテリー交換の値下げを行ったのも、ちょっと疑問の対応です。
アップルの声明が真実で本当にユーザーの為を思ってやっているのであれば、
胸をはって次の通り答えればいいかと。

「予期せぬシャットダウンが起きてもいいならば、スピードを元に戻すオプションを提供するぜ、
その場合はiPhoneがぶっ壊れたりデータが飛んだりしても知らないぜ。
それが嫌ならクロックダウンかバッテリー交換79ドルを受け入れるんだな。
まぁ黙っていた件はすまんかった。」と開き直ればいいかと。

いつもアップルがユーザーに強いている「信仰心を試す姿勢」を今回も貫けばいい。非がないならば、ね。

バッテリー交換を値下げしたことにより、非を認めたことになり、市場は「やっぱり後ろめたことをやってるんだな」
と思ってしまうわけです。そうすると「バッテリー交換で金を取るのかよ」という声も出てきます。

バッテリー交換が値下げされたとは言え29ドルで有料なのは、仕方がないことだと思いますよ。
2年間使ってバッテリーを劣化させたのはユーザー自身ですからね。

落とし所としては、ユーザーがCPUクロックダウンの有無を選択できる権利を提供するところかな、と思います。
ただ、本当にそれでiPhoneがぶっ壊れたら、アップルとしては「2年で使い捨てのプロダクトを販売する糞企業」の
烙印を押されてしまうので難しいところですが。

ともかく、日本でも年明けには何か発表されそうですので、最近iPhone遅いなぁと言う人は、
日本での対応とバッテリー交換の価格を見てから、バッテリー交換を行ってみましょう。
パフォーマンスが改善するかと。

なお、今回バッテリー交換値下げ対象外のiPhoneSEの自前交換キット(バッテリー込み)は
楽天などで2000円ぐらいで販売中です。速度劣化に耐えきれない人は、ちょっとやってみましょう。


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バッキバキに割れても修理出さないフレンズが多すぎるから気持ちは少し解る

たしかにスマホって2年位で使い捨てな感じですね。だからiPhoneは高すぎるので買わないw3万くらいのAndroidで十分かな~。おっさんは家族との連絡のLINE、メール、愛猫の写真、時々Facebookとカレンダーくらいしか使わないので・・・。あとたまに道調べるくらいか。なんなら一世代前の型落ちでもいいと思い始めました。仕事用にはiPadの方がいいし。

すみません、「アップルの対応策」の項の
”iPhoneSEは対象外”のソースを教えて頂けますか?
他ではその記述を見かけないもので。

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