中国で相次ぐ無差別殺傷を引きおこす「三低三少」、習近平国家主席「管理を強化する」

中国で相次ぐ無差別殺傷を引きおこす「三低三少」、習近平国家主席「管理を強化する」

中国で相次ぐ無差別殺傷事件、大量殺人事件ですが、「三低三少」と呼ばれる人たちが
「事件をこす可能性がある人」ということで中国政府は管理を強化していくそうな。

「三低三少」とは：

そんな中で注目されているのが「三低三少」という言葉です。
「三低」というのは、所得、社会的地位、社会的人望が低い。
「三少」というのが、人との付き合い、社会と触れ合う機会、不満を口にできる機会が少ないということ。
地方政府は事件を起こす可能性がある人として、この「三低三少」の方を重点的に探して管理するよう指示していると香港メディアが報じています。
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まるで日本で言う無敵の人じゃないですか。
中国政府としてはこの人たちを「管理」していくそうな。一体どうやって。

この状況を受け、習近平国家主席が「極端な事件の発生を防ぎ、国民の生命安全と社会の安定を全力で保障しなくてはならない」と発言。再発防止や社会の安定に全力を尽くすよう重要指示というものを出しました。

（中略）

今の状況では効果はあまりありません。中国政府はパフォーマンスを強調して自分たちの国はよくやってるというところを前に出すのですが、今回はやはり問題点が出てきているので、政府の責任がどうなるのかを皆さん問題視していると思います。

死傷者や家族へのケアだけでなく、管理を強化すると言っています。「三低三少」といわれるような世界との接点が少ない人たちは、そもそも中国政府が管理を強化したから人々が繋がっていけない、問題を抱えていても悩みが相談できない、ということになっているのです。

井上貴博キャスター:
中国政府は自分たちがやってることは全く間違いがないんだ。海外から何か言われると、それは内政干渉だと突っぱねる。萩谷さん、最近の犯行を見ていると、いくら監視カメラを増やしても、犯行後に逃げる気のない犯人には全く抑止力にならない。しかも事件を起こしそうな人を特定するというのがまた差別を生んで負の連鎖を助長し、より加速していってしまうなと感じます。

萩谷麻衣子 弁護士:
その懸念はありますよね。危なそうな人を探し出して取り締まったりSNSを規制しても、それは事態の根本的な解決にならない。こういう事件が起こる背景、貧困や格差、若者の失業率の高さといったものに中国政府が目を向けていかないと、事態は本当に深刻になるばかりではないかと思いますね。
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ここの犯行の動機は「離婚後の財産分与を巡って不満を募らせた」「卒業出来なかった」など言われていますが、
共通しているのは社会への復讐とのこと。

市場主義経済を導入して繁栄を謳歌したものの、一旦経済が傾くと、残ったのは強烈な格差社会と
政府への不満だそうな。動画でも「社会に不満なら政府に行きなさい！」との一幕がありましたが、
実際に行ったところで良くて門前払い、悪くて謎の病死でしょう。、

それに比べると日本はまだまだマシかも。

少なくとも政府の悪口をSNSで言ったところで、いきなり警官隊が家にやってきて
強制連行されて、獄中で謎の病死を遂げることはありませんからね。

とは言え、経済的な弱者が犯罪に走るのはどこの世の中も同じです。
持続的な経済成長と、社会的なケアプログラムが求められます。

その一翼を担うのが住民税非課税世帯へ3万円給付なのかも。
ただ、貧乏人と老人にいくら金を多少配ったところで焼け石に水で、予算が吸い取られるだけです。
貧困層を再生産しないよう、教育制度の拡充なども求められるでしょう。
住民税非課税世帯へ3万円給付　現役世代から不満の声「不公平だ」　物価高で生活費増（テレビ朝日系（ANN）） – Yahoo!ニュース