日本政府「置き配に税金で5ポイント配るから使えよな」。アマゾン、楽天、ヤフショ、郵便局、ヤマト、佐川が対応へ。

日本政府「置き配に税金で5ポイント配るから使えよな」。アマゾンなどが対応へ。

物流業界では、2024年4月より、トラック運転手の時間外労働は960時間までに制限され、
深刻な人手不足になっているようですが、それを解決する施策として、置き配を利用した消費者に
最大5ポイントを配布する実証い実験を行うそうな。原資は税金です。

■対象事業者：
楽天グループ、アマゾンジャパン、LINEヤフー、ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便

利用者が荷物を1回で受け取ることができたり、時間的余裕のある受取日指定を行った場合に、国として1件あたり最大5円を支援するもので、アマゾンジャパンや宅配大手3社など6社が参加し、今年10月から実施します。

これにより再配達率を半減させ、業務の効率化を目指すとしています。
【速報】「置き配」使ってポイント還元 斉藤国交大臣が表明 1回最大5円　10月から（TBS NEWS DIG Powered by JNN） – Yahoo!ニュース

5ポイントという絶妙なポイントで、置き配を利用するでしょうか。既に心理的に抵抗がなくて
利用する人はするでしょうし、「盗られたら困る、無くなったら困る」という人や、そういう物の場合は、
5ポイントでは釣られないでしょう。

だったら、後付の宅配ボックスの設置に補助金を出したり、宅配便ロッカーのPUDOなどの
設置に行政として協力するのもありかも。

急がない「そのうち届く便」が欲しい：

アマゾンや楽天でも、だいたいデフォルトで最速配達が選択され、正直こっちとしては
そこまで急いでいなくて、1-2週間でそのうち届けばいいんだが・・・というものは「そのうち届く便」
という選択肢を作って欲しいところ。後は物流業界で適当に緩急つけて配達してね、と。
ただ、物量総量は変わらないので、抜本的な解決策にはなりません。

また、現場の負担を低減させる試みとして考えれるのは、再配達の有料化でしょうか。
ただ、「チャイムを鳴らされていないのに、勝手に留守扱いにされて再配達手数料を取られた！」
と騒ぎ出すクレーマーも湧いてくるでしょうね。そのへんの対策が必要です。

また、置き配の盗難や紛失時の保証がしっかり明文化され、それが消費者に認知されれば、
諸外国と比べて比較的治安の良い日本ですので、利用者も置き配も利用しやすくなるかと。

偶にモラルハザード、と言いますが詐欺が発生して、荷物を届けたのに届いていないと言い張ったりして、
いちゃもん付けて賠償金狙いの犯罪者が発生しますが、そういうバグをシステム上どうやって排除できるか、
ということも論点になりそうです。

管理人個人的には、ショッピングサイトで購入するサイトに、住所欄の末尾に「宅配ボックス宛」を
追記しています。これで運ちゃん側が宅配ボックスに入れてくれるので、いちいち家で到着を待つ必要もなく、
チャイムを押されて生活を乱されることもなく、WIN-WINな関係になりますよ。

ちょうどお風呂に入ってたり、トイレをしていたり、自己発電中にチャイム押されると、焦りますからね。