北海道がホタテ10万食を全国の学校給食に無償提供へ。中国人が買ってくれないから。

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(リンク先は楽天ふるさと納税）北海道がホタテ10万食を全国の学校給食に無償提供へ。中国人が買ってくれないから。

福島第一原発事故の処理水の放出で中国が日本産の海産物の全面的な禁輸処置を実施し、
一ヶ月程度が経過しましたが、これまで爆買いしていた中国からの買い物が無くなったために、
日本産の海産物の在庫がダブついているようです。

さて、北海道の自治体では、輸出できずに保管されているホタテについて、全国の学校向けに
給食用として無償で提供する方針を固めたそうな。

中国が日本産の水産物の輸入を全面的に停止する措置を取ってから24日で1か月です。各地で大きな影響が出る中、ホタテの養殖が盛んな北海道森町は、輸出できずに保管中のホタテおよそ10万食分を全国の学校給食に無償で提供する方針を固めました。

（中略）

この水産加工会社の澤田光社長は「年間でおよそ10億円分のホタテを中国向けに輸出していました。輸出できないと相当厳しく、ことしは電気代も上がっているので大変です」と話しています。
ホタテ約10万食分 給食に無償提供へ 輸入停止で 北海道 森町 | NHK | 北海道

無償で譲る必要もない（本来の北海道側の歳入が減る）気がしますが、
買う側の学校に予算がついてないので無理なんでしょうかね。

これを機に国内市場が活性化すれば、安価で良質な海産物を日本人が食することが出来、
改めて魚食文化を見直すきっかけになると思います。
食料自給率や食の安全保証、サプライチェーンの安全性と環太平洋の安定についても、
考え直す必要がありますね。

もっとも、これまで中国への輸出で食い扶持を稼いできた水産業者にしてみると面白くないでしょうし、
漁師側も食うや食わずの状況になるかも知れませんが・・・
ただでさえ燃料費高騰＆後継者不足なのに。

かと言って、中国側も外交カードとして、嫌がらせでこういう処置をしているので、
特に聞く耳は持っていません。いくら説明しても無駄です。
科学的判断ではなく、政治の問題となっています。

よって事態の解決は見込めないので、日本側で食べるか、他の国に売るしかありません。