ソフトバンク「1円スマホ、辞めます」。勘弁してください。

ソフトバンク「1円スマホ、辞めます」。勘弁してください。

改正電気通信事業法により、スマートフォンの行き過ぎた値下げ競争はある程度、
抑制されているはずなのですが、実際は家電量販店に行くと何故かMNP一括1円、
回線契約なしは多少嫌がられるものの、22001円で売られているのが携帯電話業界の
不思議なところです。

さて、ソフトバンク社長が「1円スマホの見直しについて」提言しています。

ソフトバンクの宮川潤一社長は４日の決算会見で、スマートフォンが極端に値引きされて１円などで販売されている「１円スマホ」の問題について、「社会現象としては良くないと思っているので是正させていただく」と明言した。今後、ほかの携帯大手とも調整した上で、端末の販売価格に下限を設定することなどに前向きな姿勢を示した。

宮川氏は１円スマホについて「携帯各社が少しでも多くの人に契約してもらおうということで端末を安くしようとした結果」と指摘。その上で「１社単体で（見直しを）やるのは難しいので社会的に（端末価格の）下限値をもうけることになれば追従したい」と述べた。

ソフトバンク社長、「１円スマホ」見直しを明言 – 産経ニュース

これは価格カルテルに該当しないのでしょうか。

ちなみに価格カルテルとは、

「独占禁止法」で規定されている不当な取引制限のひとつで、事業者が競争業者と共同して公共の利益に反して価格面での競争を実質的に制限すること。具体的には、最低販売価格、値上げ率などに関して同業者間で協定を結ぶこと。
「価格カルテル」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書

とのこと。ただ、この場合、公共の利益を確保するために「ほかの携帯大手とも調整した上で、
端末の販売価格に下限を設定する」と言っていますからどうなんでしょう。
公取委の判断を待ちましょう。

ただ、携帯乞食的にはカルテル云々とかはどうでも良くて、単純に激安携帯一括が
市場から消えるのが非常に辛そう。だって転売の飯の種が減りますからね。

ただ、総務省も「いわゆる転売ヤーについて各社に実行力のある対策を求める」と言っていますので、
そろそろこの抜け道的・脱法的携帯の安売りもそろそろ終わりでしょうか。
関連記事：ケータイ乞食のいわゆる「転売ヤー」、ついに総務省WGの議題に上る。無意味なMNPホッパー行為への規制も検討か。 | 節約速報

管理人は携帯転売はやりませんが、端末を買い替える際にはMNP踏み台を用意してから
ポートインし、SIMは差し替えて運用するというスタンダードな手法で比較的端末が安く買えるので、
時たま利用しています。

これが今後無くなると、少し悲しいなぁ・・・

という訳で、端末が欲しい人は早めに買っておき、転売ヤーは別の飯の種を見つけたほうがいいかも。