橋下徹「沈没した知床観光船の引き上げ費用、国会議員もお金をだすべき」などと支離滅裂な発言を行って話題に。

橋下徹「沈没した知床観光船の引き上げ費用、国会議員もお金をだすべき」などと支離滅裂な発言を行って話題に。

知床沖で沈没した観光船のKAZU 1は、水深120mで発見されており、引き上げには
数ヶ月の歳月と数億円のオーダで費用がかかることが予想されています。

さて、この引き上げに関して、橋下徹氏は「国の責任」について言及し、
「国会議員がお金を出すべき」との発言を行っています。

番組では、水深120メートルの海底で発見された観光船「KAZU 1」をどのようにして引き上げるかについて特集。

引き上げについて国交省は「事故を起こした運行会社が主導していくべき」と見解を示した。しかし、運行会社側が多額の費用をまかなえず、引き上げをしないという判断を下す可能性があると番組で指摘されていた。

これについて橋下氏は、「一番気にくわないのは、国交省が、運行会社が主導して進めていくべきと。国交省は全く自分たちの責任を感じていないのか」「国会議員もお金出しなさいよ」と、国の責任を厳しく追及した。
橋下徹「国会議員もお金出すべき」知床観光船引き上げ費用への発言に“無責任”“支離滅裂”と批判殺到（女性自身） – Yahoo!ニュース

国会議員からすると、「えっ？俺が金を払うの？」というところでしょうね。
突然のとばっちり、びっくりですね。

確かに国交省、海上保安庁含めて監督省庁の責任や免許の交付、運行の許可、
船体検査の実施等の責任があるかもしれませんが、社会主義国家であるまいし、
一企業が起こした事故を選挙を通じて選ばれた国民を代表する国会議員が尻拭いして
お金を負担するという、ロジックが意味不明です。

実際、この人は国会議員が払ったら払ったでまた文句を言いそう。
「お金を払うということは責任を認めるということ」などなど。
いちゃもんつけたいだけなのでしょうか。

影響力があるのですから、もっと尤もなことを行って欲しいところ。
素人の注目を浴びたいひろゆきなどとは立場が違うはずです。

弁護士として、行政手続きや海事法務に精通した専門家として、
知見と経験を活かしてより問題を深く切り込み、国民経済と安全に資する問題提起をして欲しい。

はてさて、お金の出どころはともかく、船体を引き上げ、原因を解明し、
再発防止に役立てて欲しいところです。