貰ったポイントでの投資は失敗しても絶対マイナスにならない・・・訳がない。そんな馬鹿な事言ってるから負けるんだ。ポイントはお前の資産だ大事にしろ。

貰ったポイントでの投資は失敗しても絶対マイナスにならない・・・訳がない。そんな馬鹿な事言ってるから負けるんだ。ポイントはお前の資産だ大事にしろ。

最近流行りのポイント投資ですが、女性セブンが「ポイントなら失敗してもOK、
心理的負担も少ないからやってみよう」という記事が掲載されています。

たとえ大暴落してもマイナスには絶対ならない
「もともと自分のお金ではないので、もし失敗しても、自分のお金はマイナスになることはなく、安心してチャレンジできます。また、執着心も生まれにくいので、株価の上下に一喜一憂したり、売り惜しんだりすることも少ない。ゲームのような感覚で、冷静に運用の練習ができるのもメリットです」

元手が「もらったポイント」の投資　失敗してもマイナスにならない安心感（マネーポストWEB） – Yahoo!ニュース

なんだこの馬鹿は・・・ポイントが自分の金じゃないだと？頭がおかしいのか？
それとも読む層に合わせてあえて知的水準を下げて書いているのか？

ポイントは言うまでもなく自分のものであり、自分が所有権を有し（てない場合もあるけど）、
自分の意志で消費でき、ポイント発行体が提供する財・サービスと交換することが出来ます。
現金化は概ね出来ませんので流動性リスクはありますが、間違いなく「自分の資産」と言えるでしょう。

そもそもポイントを得る際に、貴方はお金を払い、何かしらを買い、その額の何％かをポイントとして
貰ったはず。つまり原資は自分の金なんです。

ポイントが付かない店のほうが商品価格が安い場合も多く、そりゃ顧客にポイントを発行しないほうが、
お店は利益が増えますからね。その分、小売価格を安くすることも可能です。
逆にポイントを発行する場合は、その費用を小売価格に転嫁して高くすることも可能です。

ただ、顧客はポイントを得て、再びそのお店で買うことが前提となっているので、
囲い込み政策の一環でお店側はポイント発行費用の一部または全額を
お店負担で行う場合もあります。

何れにせよ、ポイント発行費用は販売価格に織り込まれており、最終的には消費者が負担している、
よって発行されたポイントも回り回って「自分がお金を払って取得したもの」であり、
無料ではない、というのは当たり前です。

この当たり前を無視して「自分のお金ではない」とな・・・

ただしポイントの絶対額は少ないので気軽に挑戦できる：

さて、ポイントは間違いなく自分の金であり資産ですが、額は小さいはず。
1万円の商品を買ってポイント還元率1％とすると、100ポイントしか貰えませんからね。

その意味で、①100円相当を失ってもいいからポイント投資をちょっと始めて見るか⇒正解。
②100ポイントが積み重なって1万ポイントになった、でも無料だから気軽に
投資を始めて見るか⇒間違い。

発行体にもよりますが、1万ポイントの価値は現金9000円程度はあります。
原資は自分のお金です。果たしてそれでも「気軽に」投資を始めますか？

答えはNo。気軽に、ではなく、しっかりと始めるとよろしい。

ただし、基本的に投資は時間を掛けて資産を形成するもの。屁理屈こねて投資しないよりは、
さっさと日本以外への投資を始めるのが良いかと。
（※暗号資産投資は投資ではなく、投機、博打。大抵が凍死し、冬を越せません。）

という訳で、お馬鹿な記事に流されず、ポイントも自分の資産という認識を持ち、
小銭のうちはどうでもいいですが、ある程度額が溜まったら、その用途をしっかり考えましょう。