デニーズ、「ラーメン一杯1000円」の壁を楽々突破してしまう。デニーズ、高いけど麺は旨いの？

デニーズ、「ラーメン一杯1000円」の壁を楽々突破してしまう。デニーズ、高いけど麺は旨いの？

一般的に「ラーメン一杯1000円」を超えると顧客の心理的抵抗により、客足が遠のく、と言われていますが、
デニーズに期間限定ラーメン「味噌らぁ麺～五重（いつつがさね）の味噌」は1400円もします。
しかし、結構な数が売れているそうな。

運営元のセブン＆アイ・フードシステムズによると「2024年夏に販売した時も想定以上の販売で、大変ご好評いただきましたが、今回はその食数を大幅に上回り、計画の1.5倍の食数で推移しています」という。

（中略）

　ターゲットは30～50代の女性。「冬を想起しやすいみそラーメンで体も心もあたたかくなっていただき、野菜をたっぷりのせることで女性でも選びやすいような設計にしています」（同社）としている。

（中略）

　ラーメンは「1000円の壁」といわれるほど、価格に対する消費者の感度は高い。商品の価格設定について、どのような狙い・経緯で決定したのか。

　「当社の中華麺、担々麺は税抜きで1000円を切る品ぞろえです。その中で、麺のカテゴリーでお客さまへ新たな体験価値を提供したいと思い日本一のラーメン店である飯田商店に監修をお願いしました。飯田店主にご納得していただける厳選した食材を用意し、調理方法もこだわりぬいた『味噌らぁ麺』になっており、今までにないレベルの商品に仕上がったと思い、今回この価格で値付けしました」（同社）
デニーズ「1400円ラーメン」が好調　「1000円の壁」乗り越えた要因は？（ITmedia ビジネスオンライン） – Yahoo!ニュース

管理人はファミレスでラーメンを食べない：

管理人、ファミレスでは原則ラーメンを食べません。なぜならまずそうだから。
というより、他のハンバーグやミックスグリルの完成度が非常に高く、美味しいのです。

どうせ麺類は専門店には勝てないやろ、せっかく注文したのにしょーもない伸び伸びの
麺だったら萎えるやろ・・・と思っており、あまり食指が動きません。

とは言え、上記のように運営元のセブン＆アイ・フードシステムズによると、計画の1.5倍売れているそうな。
そう言われると食べてみたくなりますね。

ラーメン1000円の壁を超えるためには、客単価の高い集客をすること：

デニーズは他のファミレスとは違い、ある程度高級路線で攻めていますので、納得の行くクオリティで出てくるかも。
これがガストだったら「さもありなん」な感じでしょうけど。

物価高のこの時代、有名店のラーメン一杯は980円程度、ちょっとトッピングを乗せると
1200円ぐらいまで行くのは当たり前の時代になってきました。
それだけ美味しければ喜んで払いますけどね。

ラーメン1000円の壁を超えた秘訣をデニーズは「お客さまへ新たな体験価値」などと色々と書いていますが、
結局は「払ってもいい客」を集めることです。払ってもいい客を集めるには、そういう価格帯のお店だ、
ということを顧客に認識させる必要があります。うちは安売りじゃないよ、サイゼリヤじゃないよ、と。

同じ商品をより安い価格帯を主戦場とする、ガストやサイゼリヤで出したならば、
売れ行きは全く異なったことになるでしょう。

お店側としては、客単価を少しずつ上げていかないと、バイトの給料から家賃から下請け業者にまで
支払いが回りません。値下げやセールをしても、一時の客は競合他社から奪えても、
長期的に自分の首を締めることになります。値下げ戦略に未来は無いのです。

いずれは「ラーメン一杯が1000円で食べられた時代があったんだぜ」と言われることになりそう。
比例して、所得も増えていけばいいですね。現実的にはなかなか厳しい地域や業界もありますが。

まぁ経済成長していればいずれ日本もそうなることでしょう。

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