FREETELがiPhone 6s 64GBのリファービッシュ品を月3199円~で販売開始。6/22~。MVNO・SIM+Apple Storeで新品128GBを買った方が安い。
MVNOのフリーテルがApple認定整備済製品のiPhone 6sを回線セットで販売するそうな。
ちなみに、Apple認定整備済製品(リファービッシュ品)とは、出荷されたApple商品が一度Apple工場に戻され、
再整備を受けて販売されるものです。新品同様にAppleの1年保証も付いています。
FREETELの料金プラン:
音声回線 (1年目) |
音声回線 (2年目以降) |
|
100MB | 3199 | 4699 |
1GB | 3380 | 4880 |
3GB | 3780 | 5280 |
8GB | 4980 | 6480 |
10GB | 5280 | 6780 |
15GB | 6480 | 7980 |
20GB | 7680 | 9180 |
契約後1年間はスマコミ+割が適用されますので、上記表の左側料金となります。
契約13ヶ月目~24ヶ月目はスマコミ+割が無くなりますので、左側の表となります。
注意:端末代金は36回払いとなります。
端末代金は2,900円(税込 3,132円)/月となり、総額104,400円(税込 112,752円)となります。
3年間、毎月の割引800円が適用されます。
実質(2900-800)*36=75600円。
この辺から、なんとなく地雷臭が漂ってきますね。
なお、音声通話は10分間かけ放題となります。
ただし、専用アプリ「FREETELでんわ だれでもカケホーダイ」を経由する必要があり、
プレフィックス方式なので、通話品質はケースバイケースですね。
キャリア純正に及ばない場合もあるので、注意が必要です。
他のMVNOとくらべてiPhone6Sは安いのか:
まず、音声通話10分付きで月3GBのプランを他社と比較してみます。
概ね他社条件ですと、2500円ぐらいですが、具体的なMVNO名があったほうがわかりやすいので、
ここでは比較対象としてLINEモバイルをピックアップします。
条件:フリーテルが3年間の本体割賦支払いのため、3年間の利用を前提とする。
LINEモバイル:
・3GB 音声通話SIM 1690円
・10分電話かけ放題 880円
=2570円/月となり、36ヶ月で92520円となります。
※ここでの金額にiPhone6S代は含まれていない。
ではFREETELの料金はどうでしょうか。
FREETEL:
同条件にて1年目は3780円×12ヶ月、2年~3年目は5280円×12ヶ月ですので、
3780*12+5280*24=172,080円
※ここでの金額にiPhone6S代は含まれている。
FREETEL 172080円、LINEモバイル 92520円。差額は79560円。
さて、iPhone6S 64GBのリファービッシュ品の相場はいくらでしょうか。
iPhone6S 64GBの相場は:
まず、Apple公式では、SIMフリー版32GBの新品が61800円、128GBが72800円です。
Apple公式iPhone 6s 128GB シルバー – Apple(日本)
管理人がお世話になっている秋葉原のケータイ買取ショップ(登場人物全員が中国人で、
クソ怪しい雑居ビルの2Fに乗り込まなくてはいけないのが難点)の買い取りが
64GB新品で35000円(ドコモ版)
秋葉原 白ロム 携帯電話高価買取専門店トゥインクルモバイル
我らの最後の砦、Yahoo!オークションで新品5万円程度です。
Yahoo!オークションでiPhone6S 64GBの相場を見る。
ここで、新品のドコモ版で5万円を購入するとして、話を進めます。
LINEモバイルにiPhone6s 64GB ドコモ版 新品を挿して使うとすると、
92520+50000=142520円となりました。
ということで、下記表に纏めました。
FREETEL | そのへんのMVNO LINEモバイル+ iPhone6s 64GB |
備考 | |
金額 | 172,080円 | 142,520円 | 29560円ほど、 フリーテルの方が高い。 |
メリット | 5000円キャッシュバック リファービッシュ品が使える |
音声回線なら 1年縛り程度で使える。 |
5000円CBを考慮すると、 差額は24560円。 それでもフリーテルが高い。 |
デメリット | 地獄の3年縛り。 MVNOでこれは無理だろ。 |
Yahoo!オークションで買ったドコモの端末が 突然ネットワーク制限が掛かるかも (△以下の場合のみ、○は安全) |
よっぽどリファービッシュ品を使いたい事情がなければ、そのへんのMVNO SIMに
iPhone6s 64GBを適当に買ってきたほうが安くなります。
そもそもSIMフリー新品128GBがApple公式72800円ですので、
LINEモバイルの92520円+72800=165320円となり、フリーテルより6760円も安く、
新品で、Apple保証付きで、かつ64GBも容量が大きく、リセールバリューも高いことになります。
注意書きをよく読み、契約内容をしっかり理解しないと、トンデモナイ契約を結んだことに
気が付かず、36ヶ月も縛られるという、見本のような契約ですね。
一応フリーテルを擁護しますと、毎月使った分だけ2~3GB刻みで段階的に料金が上がるため、
月末に容量が足りずに困ることもなく、かつ月末に緊急で1GB=1000円程度でバカ高い
パケット容量を追加で買う必要もありません。
毎月の通信量にかなり波がある人にオススメです。
だったら、フリーテルSIM単体+アップルストアでSIMフリーiPhoneを買ってくればいいじゃない、
という冷静なツッコミもあるかと思いますが、まさにその通りかと。
なお、フリーテルは結構MVNOの中でも早いようですので、SIM単体ならば契約を検討してみましょう。
契約から1年間のみ、2-3GB/月ほどデータ通信量増額キャンペーンも開催中ですし。
関連記事:【t検定追加】UQ-mobileのチラシ広告で家電批判2017年1月号で「格安SIMランキング2017」が公開中。時間帯別の格安MVNO・SIMのベンチマーク結果を計測。