東京都庁、節電のため灯火管制下で業務を行う。節電警察が見回り、消灯。まるで大戦末期みたい。

2022年6月28日

東京都庁では業務エリアで消灯し、エレベーターの一部を停止。
また、節電チェックリストを持った職員がフロアを見回り、不必要な電気を消し、
バインダーにチェックリストを挟んで○、?、△の印をつけて回っているそうな。

また、新宿にある東京都庁では、午後3時から庁舎内のエレベーターの4分の1を停止して間引き運転をしているほか、職員が業務を行うエリアを限定して、職員がいない場所は電灯を消すなどの対応をとっています。
【動画】「電力需給ひっ迫注意報」都内各地で節電の動き | NHK | 熱中症

画像：

画像引用：電力需給ひっ迫注意報東電管内午後3～6時冷房使いつつ節電を | NHK | 熱中症

はい、いつもの恒例行事、「やってるアピール」です。

職務エリアで電気が消える瞬間をマスコミに紹介し、フラッシュ焚いて写真を
撮らせるという罰ゲーム。これなんて言うコント？

いいえ、この国の首都の行政機関の一角なんです。真面目にやってるんです。
底抜けのアホなのかな？

そもそも労働基準法違反だろうが。労働者を常時就業させる場所は一定以上の明るさを
確保せよと法律で定められているぞ。

　労働安全衛生規則第604条には、労働者を常時就業させる場所の作業面の「照度」の基準が定められていて、「精密な作業」300ルックス（Lx）以上、「普通の作業」150Lx以上、「粗な作業」70Lx以上となっています。また、事務所衛生基準規則第10条にも、同様の照度基準が定められております。
『作業場に必要な照明について』

労働基準監督署は仕事しろ・・・って、あれ？公務員は保護の対象外だっけ。
どうやらそうっぽい。
公務員は労働基準法の対象外！ではどんな法律が有効？｜動画で学べるオンライン予備校

まぁ人としてだな・・・これじゃあ追い出し部屋だろうが・・・
人のことを何とも思っていない、ゴミとでも思っていないとこんなことは普通は思いつかないぞ。

まぁ小手先のテクニックで乗り切ろうとする気概は多少は評価されるべきかも知れませんし、
こういった報道を見た一般市民の方々が節電に勤しむという効果を期待しているのかも。
民間に節電をお願いしておいて、公務員が模範を示さないと駄目だ！というTOP層の意向も
あるのかも。

とは言え、こういったその場しのぎの対策（とすら言えない、欲しがりません勝つまではの愚策）は、
問題を埋没させ、分かりづらくし、事態を悪化させる方向に導くのは歴史上何度も観測されているので、
抜本的解決に進まないと駄目ですよ。

いつまで発展途上国のふりをしているのだろうか我が国は。そろそろ抜け出さないと。