マクドナルドが一部で便乗値上げ。ハンバーガー、チーズバーガー、マックフライポテトMなど。あんまり売れてなさそうなものは値下げ。10/1～。

マクドナルドが一部で便乗値上げ。ハンバーガー、チーズバーガー、マックフライポテトMなど。あんまり売れてなさそうなものは値下げ。10/1～。

マクドナルドが消費税増税に伴う対応として、店頭価格の一部を変更することを発表しました。
これまで通り税込表示を続けるとして、一応は「約3割の品目で税込価格を引き上げ、
約7割は税込価格を据え置き、全体では加重平均で税抜価格の引き上げとならないよう設定」したそうな。

税込価格据え置き商品、つまり値下げ：

8％でも10％でも同じ税込価格、つまり値下げ商品です。

税込価格値上げ商品：

ちょっと分かりづらいので、税別価格値上げ商品表を作ってみました。

税別価格値上げ商品表

これらの商品は一応名目としては「10円単位として消費者にわかりやすくするため」とのことですが、
数字だけ見るとどう見ても値上げです。

一番売れているであろう、ハンバーガーとチーズバーガー、そしてマックフライポテトMなどの
低価格帯商品を値上げし、利益を確保したい、という目論見があるのかも。
価格値下げとなった税込価格据え置き商品は、元々の単価が高いため、十分な利益率があるでしょうし、
数もそんなに出ないことから、改めて値上げしなくてOK、そんな論理でしょうね。

そう考えると、ハンバーガーやチーズバーガー、マックフライポテトMを注文するということは、
遠回しに価格値下げとなったビッグマックやグラン クラブハウスの価格を補助する、
つまり価格値下げ分を補填することになります。

消費者から見ると、「買う」か「買わない」の二択のみ

とは言え、本来消費者から見ると、原価率や企業内の内部補填などはどうでもよくて、
増税後にハンバーガーが110円が妥当かどうか、という点のみが争点となります。

便乗値上げを罰する法律もないですし、商取引は自由ですので、
「ハンバーガー110円は高すぎる！便乗値上げ反対！」と思うのであれば買わなければいいだけ。

悪徳な企業は市場から（そのうち）淘汰されるでしょうし、
そもそも消費者はハンバーガーの製造・販売のプロでもないので、
「マックフライポテトの原価は数十円だから儲けすぎ」とか主張してもしょうがない。

防衛装備品などの価格算定に使われる防衛装備庁の原価積算方式ならばともかく、
ハンバーガーは市場価格方式なのですから、文句を言っても無駄。
気に食わないならば、買わないだけ。それだけです。

個人的には、200円ぐらいまでならば、値上げしてもいいので美味しいハンバーガーが食べたいですけどね。
モスバーガーも美味しいですが、値段と量が見合っていないかと。