反ワクチン団体「神真都Ｑ会」、詐欺だった。代表を生活保護費を詐取した疑いで逮捕へ。

2022年12月5日

「コロナウイルスは存在しない」「ワクチンは人類削減計画のため。打つと数年で死ぬ」
などと発言を繰り返して世の中を扇動たらしめている「神真都（やまと）Ｑ会」の代表の男が
生活保護費をだまし取ったとして逮捕されました。

　府警によると、被告の男は大阪市此花区のマンションで生活保護を受給していたが、４月に転出届を出さずに堺市の３階建て住宅に転居。この際、口座から多額の金を引き出し、少なくとも４００万円を新居のテレビや冷蔵庫、生活用品などの購入に充てていた。

　府警は、寄付金を私的に使いながら収入として大阪市に届け出ず、保護費計５１万円を受給したとして、被告の男を１１月８日に逮捕。大阪地検が同２８日に詐欺罪で起訴した。被告の男は容疑を否認しているという。
陰謀論流布で賛同者急増、寄付７２００万円集め一部私的流用…全国で反ワクチンのデモ（読売新聞オンライン） – Yahoo!ニュース

なんやそれ、代表の男は生活保護を受け取ってこんな活動していたのか・・・
真面目に納税している人から見ると腹立たしいでしょうね。

生活保護費で街に繰り出して「コロナは存在しない」デモで練り歩いてその他一般市民の
行動を妨害してんじゃねーぞ、と。

そして寄付金を400万円以上抜き取って、私的に使ったそうな。

ただし、罪状は寄付金を私的に流用したことではなく、あくまでも
「寄付金を私的に流用したことを役所に届け出ること無く生活保護費51万円をだまし取った」
とのこと。

なるほどね。だったら最初から生活保護費を受けていなければ合法な訳だ。
そりゃ壺ビジネスが流行りますね。

ワクチン接種会場に無断侵入、騒乱を起こして逮捕

なお、同団体のメンバー8人は焼津市のワクチン接種会場に侵入し、
会場内で反ワク活動を数十分にわたり繰り広げ、無事逮捕されたそうな。
反ワクチン団体「神真都Ｑ会」メンバーか　コロナワクチン会場に侵入容疑　焼津署など８人逮捕｜あなたの静岡新聞

そういうのは自分の家の中とか、自分たちの宗教施設の中で人目につかないようにやってくれよ。
迷惑だから。

反ワク・陰謀論はカルト宗教にハマる人と同じ心理状態。

なお、立正大学の西山教授によると、陰謀論やカルト宗教を信じる人には共通点があるそうな。

陰謀論にはまると、自分たちを『悪に立ち向かう絶対的な正義だ』と思い込む傾向がある。デモに参加するだけではなく、寄付をするのは、一緒に戦っている一体感や高揚感がより得られ、自分のお金が、崇高な目的のために使われるという幸福感が持てるからではないか。逆に寄付をしないと、罪悪感を抱くような集団心理が働いている可能性もある。当然、信じるのも寄付するのも自由だが、カルト信者が多額の献金に誘導される心理と共通点があり、注意が必要だ

ま、何を信じるかは自由ですが、他人を巻き込んで危害を加えだすと排除対象となります。
世間はそこまで優しくない。問題は身内がこの手の宗教や活動にハマった場合が大変ですね。
脱退させるのも大変なので、縁を切るしかないでしょう。
たとえ血縁関係があっても、所詮は他人ですから。

一番悲惨なのは、親がカルト宗教やカルト団体にハマった、逃げ場のない子どもです。
法規制や公的団体による保護の枠組みが求められます。