楽天モバイルは3メガより圧倒的に安いのに、なぜ契約者数を伸ばせなかったのか、マネーポストに分析されてしまう。

（リンク先楽天モバイル）楽天モバイルは3メガより圧倒的に安いのに、なぜ契約者数を伸ばせなかったのか、マネーポストに分析されてしまう。

マネーポストでは「週刊ポスト」「女性セブン」「SAPIO」に掲載されるマネー記事をWEB向けに
再編集して発信するとともに、独自の切り口で取材したWEBオリジナル記事を多数掲載している、
とのことです。

さて、先日、楽天モバイルの契約者数は500万回線を突破し、ようやく一つの峠を超えたようですが、
魅力ある黒字事業として成長していくには、1000万回線が必要だと言われています。

そこで、マネーポストWEBが「楽天モバイルはなぜ契約者数を伸ばせなかったのか」と、
分析しています。

〈楽天モバイル。昨日、契約者数が『500万回線』に到達致しました〉

　様々なメディアで苦戦が報じられている楽天モバイルの加入者数が増勢に転じた。楽天モバイルは「3メガキャリア」と呼ばれるNTTドコモ、KDDI（au）、ソフトバンクに挑戦すべく、自前の通信回線を持つ「第4のキャリア」として2020年春にサービスを開始した。

　サービス開始当初、「最初の1年間は無料」「月のデータ使用量1ギガ未満なら無料」など各種キャンペーンで一気に490万回線近くまで伸ばしたが、キャンペーンをやめた途端、解約が相次いだ。楽天モバイルが苦戦したもう一つの理由は、3メガが「楽天モバイル潰し」を狙った新プランを相次いで導入したからだ。
【スマホ4社戦争に新局面】「無制限プラン」で3メガより圧倒的に安い「楽天モバイル」はなぜ契約者数を伸ばせなかったのか（マネーポストWEB） – Yahoo!ニュース

マネーポスト記事を要約すると次のとおりです。

・3大キャリアがahamo、povo、LINEMO等楽天つぶしプランを導入した。
・電波が悪い。
・プラチナバンドが無い。
・auローミングが5GBまで。

この中でも「電波が悪い」というのが致命的で、マネーポストでは触れていませんが、
「電波が良くても（楽天Link）の通話品質が悪い」というのも追加で挙げられます。

これが分析かよ、当たり前やんけ、という声も聞こえてきそうですが、まぁマネー雑誌が簡単に
デフォルメ化して書いたものを、更に箇条書きにするとこのような結果になります。

さて、楽天モバイルは「無制限プラン」を導入し、KDDIローミングの5GB制限を撤廃し、
700Mhzのプラチナバンドももぎ取り、最速で2023年年内～2024年年初にはプラチナバンドで
通信できるようになる、との発表をしています。

契約者数もじわじわと増加中：

上記画像は2023年度第2四半期（4月～6月）の決算発表会（2023/8/10）の画像です。

契約回線数は回線保持の有料化を行った2022年11月には、一時期に440万回線程度まで
解約が進んだものの、再びジリジリと持ち直して、今では500万回線を突破しています。

「ぶっちゃけ、0円でずっと使われても困る」ということで0円乞食も排除し、ARPUは激増しました。
関連記事：楽天三木谷氏「楽天モバイルはテイクオフ＆上昇気流に乗り出した」と自画自賛。そして800億円の赤字へ。 | 節約速報

という訳で、後は電波さえ繋がればいいキャリアになれるかも。
管理人、最近外で楽天モバイルを使う機会に恵まれていませんが、
読者の皆さんの電波状況はどうでしょうか。一昔前と比べて改善していますでしょうか。

KDDIローミングエリアが再拡大しているので、理論上は繋がりやすくなっているはずですけどね。

楽天モバイルに期待しかない：

個人的には、楽天モバイルに期待しています。

まず、楽天モバイル社債を管理人が100万円分買ってしまっていること。
倒産されたらこいつが相当に毀損されることに。悲しい。まぁ自己責任なんですけどね。
関連記事：楽天モバイル社債「戦時国債」、無事に売り切れへ。管理人も100万円買ってみた。 | 節約速報

次に、楽天モバイルが壮絶にずっこけているので、楽天は「趣味、ポイント付与制度の改悪」
と言っていいレベルでものすごい勢いでポイント付与を渋っています。

それにつられて、Yahoo側もPayPayポイント付与を猛烈に渋っています。
Yahooから見ると、ライバル企業である楽天が勝手に死んでいるので、
Yahooもポイントは無理に配らずに収穫期、というところでしょうか。

また、携帯電話キャリアとしてみると、楽天モバイルが当て馬として機能していないので、
官製値下げが崩壊し、各社ともに値上げに走っています。
関連記事：日経新聞「3大キャリア、全部値上げ。せっかくガースーが値下げしたのに」。 | 節約速報

という訳で、以前のように、各社ポイントをばらまき、携帯電話の料金プランや本体代で
値下げ競争するような健全な競争環境を呼び起こすには、
楽天モバイルが「適度に息をしていること」が重要なのです。

その意味で、楽天モバイルと三木谷社長に期待していますよ。がんばれ！
なんでもいいけど俺の楽天モバイル社債はちゃんと償還してくれ！
ついでにポイントをばらまいてくれ！

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