バルミューダフォン、撤退へ。3ヶ月前の決算発表会では撤退しない、後継機開発中と言っていたのに。
※追記:社長は10台在庫済み、今後はしばらくスマホに困らないそうな。
だが、「いいチャレンジであったと思っている。チャレンジし続けるのはバルミューダのDNAであり、そこに躊躇せずに取り組んだことはよかった。携帯端末は、大いなる夢と規模を持って飛び込んだ事業であった。使いやすく、持ちやすいものができ、持つことのストレスが少ないスマホである。私自身は、白と黒を5台ずつ保管しており、しばらくはスマホには困らない」とジョークを交えて述べた。
バルミューダ寺尾社長「携帯端末事業撤退は私自身の力不足」–条件が整わず開発続行困難に – CNET Japan
以下、原文:
2022年12月期の決算は対前年で95.1%減を記録し、超絶クソ決算となっていた
バルミューダですが、ついに携帯電話事業を撤退することを発表しました。
Q なぜ、携帯端末事業を終了するのですか?
現在の事業環境において総合的に検討した結果、携帯端末事業を終了し、ほかの事業に注力するべきと判断したためです。
携帯端末事業に関するお知らせ|BALMUDA Technologies
まぁ質問の回答にはなっていませんが、単刀直入に言うと、利益でなさすぎて撤退です。
広報によると、社内では2度にわたって、後継モデルの開発に着手していたという。だが、3号機(仮)の開発中に、原材料価格が急騰。スマホに欠かせない半導体の確保も困難となった。製造コストが上昇したことで「われわれが提供したい品質と、ユーザーが求めるであろう想定価格でミスマッチが起きた」。広報はこう語った。
最終的に4月に事業終了の方針を固め、取締役会の承認を得て、正式発表となった。
同社のスマホは、社内の別事業として「バルミューダ・テクノロジーズ」が手掛けていた。スマホ事業は終了となったものの、組織は解散せず、ソフトウェアの開発を継続する方針を示している。
バルミューダはなぜスマホ事業から撤退するのか 後継機種が幻と化した2つの理由(ITmedia ビジネスオンライン) – Yahoo!ニュース
参考:2022年決算の内容:
去年は営業利益が15億円もあったのに、今年はマイナス95.1%の7500万円。
どないなってんねん。
売上原価率も上がっており、これには記録的な円安が影響したとのこと。
携帯電話事業も、2021年は28.4億円、2022年は8.7億円、2023年予想は、わずか4百万円。
2021年比で99.86%減となります。
なお、この発表をした後(2023年2月)、決算発表会でスマートフォン分野からの
撤退に関して質問が行われ、代表取締役の寺尾氏は「現時点で視野に入れていない」と
回答していました。第2弾のスマートフォンデバイスは既に開発は完了しているものの、
為替影響を受け計画が中止、既に第3弾の開発に取り組んでいる、と発表していました。
そのわずか3か月後、撤退発表となります。
一時期は日本のAppleを目指す、などともてはやされたのに、どうして・・・
そもそもバルミューダのビジネスとスマートフォンがそぐわなかった:
そもそも、バルミューダのビジネスとは、枯れた家電技術にガワだけオシャレな装飾を施して、
そこそこ金のある人に売っていくビジネスです。コストパフォーマンスは求められず、
見てくれが良ければ売れていました。
主としてデザインビジネスですので、スペック勝負ではなく、技術力も求められず、
原価率もよく、自分で市場を好きなように開拓できていたことでしょう。
一方、スマートフォンのような高度な知的集約産業の集合体となるとそうはいかない。
激烈なスペック競争、価格競争、ソフトウェアとハードウェアの融合、
永遠と続くセキュリティ対策のための保守開発が求められます。
部品は当然内作化する技術力があるわけがないので、QualcommやIntelなどの
チップメーカーから買ってくるか、ODMで作ってくれるところを探すしかありませんが、
当然コストがかかります。となると、自社でコストコントロールが出来ない。
ガワだけオシャレ?になったかはともかく、多少差別化しても、
中華スマホと比べてなんでこんなに高いんだ?と蔑み、哀れんだ目で見られます。
そりゃ売れないですよね。2021年11月の発売当初において、
同時期の同スペックスマホと比べ、SIMフリー版で価格は2倍、ソフトウェア版では3倍弱と
なっていました。
価格:
・SIMフリー版:104,800円
・ソフトバンク版:143,280円
※参考:ほぼ同スペックのGoogle Pixel 4a (5G)は57600円。
関連記事:バルミューダの5Gスマホ「BALMUDA Phone」が販売へ。本体代6万円、ブランド代4万円、ソフトバンク代4万円という地獄へ。SD765G/6GB/128GB/おサイフケータイ/生活防水。eSIM無し、microSDスロットなし、イヤホンジャックなし。 | 節約速報
バルミューダの評価を下げたスマートフォンビジネス:
むしろ、バルミューダのスマートフォンの参入は、「あ、このメーカーってこういう売り方するんだな、
ガワだけで成り立ってる商売なんだ」というイメージを与えてしまったことで、
戦略面でもマイナスだったと言えるでしょう。
さて、今回の撤退を受け、バルミューダフォンは後継機種の販売も無くなりました。
という訳で、初代バルミューダフォンは多少希少価値が出るかも。出ないか。
2012年当初、ドコモがAppleからiPhoneを売ってもらえず、苦肉の策で導入した
PRADA Phone by LG L-02Dも、発売当初から「プゲラフォン」と揶揄され、
今ではメルカリで2000-3000円でゴミ扱いです。
ただ、会社的には損切り出来たことで、会社が潰れる前に事業まるごと撤退できてよかったかも。
株主からすれば、もっと早く撤退しろよ、むしろ最初からこんな儲からないビジネス止めとけよ、
といいたいところでしょうが。
さて、バルミューダの株価は回復するのでしょうか。月曜日から乞うご期待。
あとは、楽天が同じように撤退しないように、祈りましょう。
楽天の株主は「早く撤退しろ」と祈っているかもしれませんが。
兵どもが夢の跡。
「内作化」という言葉があるのを始めて知った。
ぐぐると、どうやら製造業?のごくごく一部で使われている用語のようで。
IT系の話だし、ここは普通に「内製化」でよくない?
だね。内製化は普通に使われる言葉だし
スケベ根性丸出しで手を出すからこうなるんだよ。
やるなら覚悟決めてやらないとな。
成熟商品と違って、最初から完璧なモノが完成する分野じゃないし。
成功すれば、配当一辺倒で無責任な株主も黙るだろう。
? スケベ根性って何?
欲に目がくらみ、いろんなことに手を出したがること。
5000円くらいなら欲しい
バルミューダフォン買わなかったら 5000ポイントもらえるのと同じって考えたらいらない
1円楽天ハンドでよくない?
ここから評価上げるには次世代以降でバルミューダしかできないようなスタイリッシュなもの出すしかなかった中身なんて別に中華製でいいんだから
これでクソダサスマホでバカにされた会社のイメージをずっと背負い続けることになったね
なんせ転がる石をイメージしてるから仕方がないよね(違ったっけ?
スマホのデザインなんて、どう逆立ちしようがだいたい「角の丸い長方形」にしかならないでしょ
差別化する余地がなさすぎる
数年後の楽天もぉばぁぁぁぁいる?
>そもそも、バルミューダのビジネスとは、枯れた家電技術にガワだけオシャレな装飾を施して、そこそこ金のある人に売っていくビジネスです
そうそう。俺のような乞食とは相容れない、中身がない情弱向けビジネス
価格設定をミスって倒れたけど、モノはミドルクラスで悪くない
3~4マンぐらいで出してればもっと売れただろうに
そこそこ赤字事業でも販売実績あれば次回へと繋げやすいけど
商売勘無かったね。
京セラ(アメーバ経営)に端末製造設計を頼んだのが失敗の元
京セラもアメーバ経営も悪くないだろ。
価格が高すぎた(そもそも高くしないと高級感出せないバルミューダとスマートフォンとの相性悪すぎた)だけだと思うのだが。
くそダサいのが1番の問題だと思うわ
結局バルミューダファンにしか売れないんだからスペックとかかえってどうでもいい感じ
めちゃくちゃかっこよかったら多分そこそこ売れてた
バルミューダは京セラじゃなくてSONYとがっちり提携してたら
もっとマシなモノが上ってきたんじゃないか?
それこそバルミューダ価格(!)に相応しい内容の製品が。
なんたってバルミューダは高い値付けで高級感演出してるメーカーだからな。
京セラじゃ釣り合わないでしょ。知らんけど。
バルミューダトライアングルで自滅!!残念賞。
バルミューダトライアングル好きです。
10台確保をジョークにしちゃダメでしょ?
自虐ネタでウケ狙い?
体の良い撤退理由が見つかってよかったと思うよ。
>永遠と続く
ユトリマンって実は学歴はそんなに大したことない?
そりゃそうよ
特に国語は不得意
1)延々と続く
2)永遠に続く
あなたの・・・本心を・・・聴かせて・・・
うむ