ソニーがAPS-Cのミラーレス一眼カメラ「α6400」を発表へ。世界最速0.02秒高速AF、自撮り液晶。手ぶれ補正なし。発売当初から2万円キャッシュバックへ。予約は1/22
10時~。
予約開始:パワーズームレンズキットの比較
アマゾンで129470円、ポイント10%バック、実質116523円。
ヨドバシ、アマゾンと同じ。
ヨドバシ.com – ソニー SONY ILCE-6400L B
カメラのキタムラ、116523円。
カメラのキタムラネットショップ
マップカメラは+7円の116530円。
マップカメラ|日本最大級のカメラ総合サイト(中古販売・買取)
価格コムは116523円。
価格.com – SONY α6400 ILCE-6400L パワーズームレンズキット [ブラック] 価格比較
ソニーストアで129470円。ただし初回貰える10%OFFクーポンで116523円、
株主優待券(Yahoo!オークションで5000円)で15%OFFで110050円。
デジカメinfoなどでさんざん噂されていた「α7000」の発表を裏切り、実に中途半端なカメラ「α6400」が
発表されました。ハイエンド・フルサイズデジタルミラーレスのα9シリーズのAF性能を引き継ぎ、
「リアルタイム瞳AF」などは各種メディアなどでもてはやされていますが、今ひとつな点もあるのでご紹介。
なんと、ボディ内手ぶれ補正が省略となりました。
基本的にプラスの情報が知りたければ、大手メディアに行くとその手の情報はいっぱいあるでしょう。
節約速報ではマイナス情報を取り上げて行きたいと思います。
大手メディア:ソニー、α9譲りのAFアルゴリズムを組み込んだ「α6400」 – デジカメ Watch
価格:
製品名 | 予想実売価格 |
α6400 ボディ(ILCE-6400) | 税別11万円前後 |
α6400 パワーズームレンズキット(ILCE-6400L) | 税別12万円前後 |
α6400 ダブルズームレンズキット(ILCE-6400Y) | 税別14万円前後 |
α6400 高倍率ズームレンズキット(ILCE-6400M) | 税別15万円前後 |
発売日:2/22~
予約開始日:1/22 10時~。
いやーこれを買うのであれば、上位機種のα6500(ボディ内手ぶれ補正あり)で良いのでは。
価格コムで10万円を切っていますし。
価格.com – SONY α6500 ILCE-6500 ボディ 価格比較
α6400の進化した所:
AI技術を活用した「顔/瞳/色/模様/距離」を認識するリアルタイムトラッキング。
ちなみにこのAF0.02秒は、現行のα6000シリーズの一番ハイエンドであるα6500の0.05秒を凌駕しています。
・タッチパネル搭載。これはα6500にはあったものの、α6300にはなかった機能。
α6000,α6300のフレキシブルスポットを十字キーで調整するのが非常にめんどくさかったので、
これはかなり便利かと。
ただ、α6500ではタッチパネルでAFポイントが移動できるだけであり、タッチシャッターはありません。
AFを作動させるには、シャッターボタンを半押しする必要があります。
同様の仕様だとすると、ちょっと残念です。
自撮り液晶が搭載へ:
上方向に回転できる、自撮り液晶がα6000シリーズ初搭載されました。
ただ、これにも賛否両論ありまして・・・あとで解説します。
・タイムプラス機能追加。
・α6300で少し残念だったEVFが強化されて235.9万ドットへ。
その他:
・4K動画の30分撮影制限はなくなった?
α6400の残念な所:
手ぶれ補正がない:
一番致命的で、むしろこれさえあればα6500を超えてα6600,6700として発表されたでしょう。
ソニー側もそれを認識しているからこそのα6400という微妙な型番かと思います。
ソニーEレンズの上位レンズはほとんどがフルサイズ対応で、そしてフルサイズ機は
ボディ側手ぶれ補正が前提となっており、Eマウントという小口径なことからレンズが重くなりがちです。
そのため、ハイエンドなツァイスレンズやGレンズ、GMレンズは手ぶれ補正が
レンズ側に搭載されていないものも半分ぐらいの割合で存在します。
キットレンズや標準レンズなどはOSS(レンズ内光学式手ブレ補正機能)が付いているのですが、
(17本中一3本にレンズ内手ブレ補正を搭載)、
単焦点やより高価なGMレンズなどを買おうとすると、どうしても手ぶれ補正がないレンズが
選びづらいわけです。
もっとも、APS-C機でそんなツァイスレンズやらGレンズ、GMレンズなどのハイグレードモデルレンズだけで
10-20万超えで、ボディより1-2倍するのを買うやつはあんまりいねーよ、
APS-Cなんざ手ぶれ補正付きの標準レンズで十分だよ、という声もありますが。。。
ただ、シグマなどのコスパに優れるカリッカリに解像するサードパーティ製レンズは、
レンズ内手ぶれ補正が付いていないことから、α6400では選びづらくなるでしょう。
Zバッテリ採用見送り:
相変わらずバッテリー持ちの悪いNP-FW50です。
大容量でフルサイズ用のZバッテリ採用は見送りとなりました。
確かにボディサイズをそこまで変えるわけにはいかなかったのでしょう。
ただ、NP-FW50は中華製互換バッテリ2個+チャージャーが3000円ぐらいで売っているから
良いんですけどね。
ただ、最近はアマゾンマケプレから出品が消えた、との噂。
自撮りしながらマイクを取り付けるとモニターに干渉:
この手のマイクを取り付けると、自撮り液晶と干渉します。
よって外付けマイクは横につけて対応とのこと。
いきなり最大2万円キャッシュバック:2/22~5/6。
キャンペーン実施期間
2019年2月22日(金)~2019年5月6日(月)
※参考発売日:2/22
ソニーが発売日からキャッシュバックを実施するのは珍しいかと。
キットレンズモデルで2万円、ボディ単体で15000円のキャッシュバックとなります。
ボディ内手ブレ補正を搭載したモデルがでるかも?
という訳で、微妙なところを集めて見ました。今回のターゲットはビデオブロガーであり、
自撮り機能を強化したモデルとなっています。
APS-Cユーザーなのだから、レンズはそこそこの標準で我慢しろ、レンズ側に手ぶれ補正ついているから、
という論理なのでしょう。
ただ、以前にα6300 ILCE-6300 ボディを2016年3月11日に発売して、9ヶ月以内の2016/12/2に
上位機種のα6500を発売した経緯から、今回もボディ内手ブレ補正を搭載した上位モデルが
発表されるかも知れません。
という訳で、買うにしてももう少し待ったほうが良いかも知れませんね。
手ぶれ補正のあるα6500と現状は価格が逆転していますが
(キャッシュバックでα6400が実質下がってα6500>α6400となる)、
これもそのうち落ち着いて、α6400の価格は下落していくでしょう。
現状のα6500、α6300、α6000ユーザーはよっぽど自撮り液晶や高速AFが欲しい人以外は
様子見で良いかと。
最終的に登場が予想されているα7000が登場するまで待つのもありかもしれません。
逆に、デジタルミラーレスカメラに入門してみたい人は、α6400を購入してみましょう。
悪い機種ではないと思います。ちょっと中途半端なだけで。
α6400が大躍進でバカ売れ中のCanon Kiss Mの当て馬で終わらないことを、
ソニーファンとして期待したいと思います。