ヤフオクでの商品代金支払い方法が「Yahoo!かんたん決済のみ」へ。銀行振り込み、代引きはBAN。3/1～。

ヤフオクでの商品代金支払い方法が「Yahoo!かんたん決済のみ」へ。銀行振り込み、代引きはBAN。3/1～。

個人ユーザーにはあまり関係ない話ですが、ヤフオクでの代金支払い方法が、
ついにYahoo!かんたん決済のみに限定されることになりました。
※ただし、オークションストアとの取引は対象外です。

変更日：2018/3/1～。

これまでもカテゴリによっては「Yahoo!かんたん決済」のみ選択可能でしたし、
Yahoo!かんたん決済経由の銀行振込は引き続き使えますし、
支払手数料も2016/2/16から無料化されているので、落札者側はそこまで困らないかと。

使えなくなるのが、相手の銀行口座番号を直接聞いて、直接お金を振り込む方法と、
代金引換です。

落札者が支払った代金をヤフー側が一時的にプールし、出品者が発送、落札者が受け取って初めて、
ヤフー側から出品者にお金が支払われます。

また、返金機能が実装されます。
落札者が入金後、出品者が発送する前に取引を中止する場合に、落札者にすんなりと返金されるそうな。
なぜなら落札者が支払ったお金は、Yahoo!側がプールしており、まだ出品者に渡っていませんからね。
※でも支払った後、発送前にやっぱりやめた、ってそうそう無いでしょ・・・
一番あるのは、「支払う前にキャンセルしたい」と「写真や説明と違うものが届いた、金返せ」だろうに・・・

こんな中途半端な返金機能が使われることはあまり無いでしょうね。

Yahoo!側の本音は、現金を自社にプールして短期運転資金としたい、そんな気がします。
日々の短期運転資金を銀行や市場ではなく、ヤフオクユーザーから集金することで、
資本コストをゼロにし、無駄な金利支払いをなくす、と言うのがこの「Yahoo!かんたん決済のみ限定」の
真の目的かも。Yahoo!かんたん決済の利用規約や約款をよく読むと、その辺の規定や制限が
書かれているかもしれません。興味ある人は読んでみましょう。

困る人は：自転車操業の出品者

今回の変更で、一番困る人は自転車操業の出品者でしょう。
もしくは、落札者から振り込まれたお金を、商品の購入代金に充てている人ですね。

Yahoo!かんたん決済は落札者が受取連絡をしてから振り込まれますが、結構な人間が受取連絡を
忘れがちになります。

例えばニンテンドースイッチを落札したとして、商品が届いたら興奮しながらまず遊ぶでしょう。
「そや、受取連絡しないと出品者に金が渡らないから迷惑かかるわ」と考える人は、
比較的出来ている人です。

なお、受取連絡をしなくても、14日後には自動的にお金の引き渡し処理が行われます。
ここがモラルハザードが起きやすい箇所であり、「どうせ14日間連絡しなくても、
後は勝手に送金処理されるのだから、放っておこう、俺は何も悪くない」と考える人も結構います。

普通の出品者ならば数万円の入金が14日ずれたぐらいでウダウダ言わないのですが、
偶に言ってくる人がいるのも事実です。

今回の変更は、入金されたお金を元に新たな商売の元を買いに走る人、
または、入金されたお金で商品の購入を行い、発送する人（これは規約で禁止行為とされている）にとって、
死活問題かと。

また、諸般の事情で代引きしか使えない人（金融ブラックか？）は、3/1以降代引きが使えなくなるので、
重い腰を上げてクレジットカードや銀行口座を作る必要がありそうです。

「それは困る、取引ナビ等で直接口座取引や代引取引をする」と言う人向けに
注意書きも掲載されています。

Yahoo!かんたん決済以外の決済方法を出品者に要求したり、出品者からの要求を受けてそれに応じることは禁止行為となりますのでご注意ください。
https://auctions.yahoo.co.jp/topic/notice/function/post_2043/

禁止行為ということは、後はわかりますね？規約違反は垢BANですよ？とYahoo!側の心の声が聞こえてきます。

多くの人は大して困りませんが、一部の人が非常に困る今回の変更、注意深く見守りましょう。