三重・松阪市「マイナンバーカードに別人のおっさんの写真を適当に貼り付けたらバレたわ。すまんな。」

三重・松阪市「マイナンバーカードに別人のおっさんの写真を適当に貼り付けたらバレたわ。すまんな。」

マイナンバーカードを受け取ると、別人のおっさんの顔写真が貼られていた、
という珍事が発生しています。

男性は2023年2月に市内のマイナンバーカード申請用の窓口で、妻と一緒にカードの申請を行いました。

（70歳男性）
「だんだん申請が増えてきた。保険証とも、ひも付けられるというから」

写真は市から委託を受けた業者がその場でデジカメで撮影し、妻には2週間後、男性にはさらにその2週間後にマイナンバーカードが交付されました。

しかし、男性のカードは顔写真が別人のものでした。

男性が松阪市に説明を求めると、市の担当者は次のように話したといいます。

（70歳男性）
「僕の写真を『紛失した』と言った。だから『あったやつを適当に貼った』と言ったので、ちょっと僕もムッとした」

どうやら理由として、委託業者が写真撮影を行いましたが、SDカードが破損して撮影データが失われ、
また本人確認を適当に行い、その前後でマイナンバーカードの申請を行いに来た、
別人のおっさんの顔写真を適当に貼ったそうな。

なぜこうなると予見できなかったのか。その「別人のおっさん」のマイナンバーカードには、
誰の顔写真が印刷されているのか。

マイナンバーカードの顔写真は、eKYCでも使われるので結構重要ですし、
人が目視で本人確認を行うためにも必要とされます。

松阪市は再発防止でダブルチェックを実施する、などと言っていますが、まさに現場猫。
ヤフコメは「マイナンバー制度やめろ！」と大合唱状態。

本当に平和な国ですね。

それにしても、なんで今さらマイナンバーカードでうだうだ言ってるんだ？
発行そのものが1－2年前に終わってるだろ？と思いきや、今年の2月か3月のマイナポイント締め切りに
駆け込んだ分か・・・そりゃ窓口に人が殺到して、こういったヒューマンエラーが起きるわけだ。

ピーク時を見越して、対処する人員やシステム、制度を作っているわけではないですからね。

しばらくしたら落ち着くと思われますので、今回の失敗を教訓として、よりよい便利なシステム、
社会を構築して欲しいところ。

今更マイナンバーカードなしのeKYCや確定申告時代に戻りたくないですしね。