管理人が思う「キャッシュレス乞食」が本当にやってはいけない3つのこと。

管理人が思う「キャッシュレス乞食」が本当にやってはいけない3つのこと。

ダイヤモンド・オンラインが『キャッシュレス貧乏予備軍」の危険行動、絶対やってはいけない3つのこと』という
記事を出していますが、管理人は一秒も同意するところがなったのでご紹介。

この記事、ウダウダと「給与のデジタル払い」だの審査中でまだまだ始まらないサービスの
メリットやデメリットを書き連ねて本題に入らないので、読むだけでイライラしてきますね。

ビジネス文書でこういうの書いたら駄目、って普段からさんざん特集していなかったっけ。
まずは自社のライターの教育から始めてみては。

さて、ダイヤモンド誌の記事を要約すると次の通り。

ダイヤモンド誌の「キャッシュレス貧乏予備軍」の危険行動、絶対やってはいけない3つのこと：

①決済手段を4－5種類以上持つこと。使途不明金が出てくるので。
②クレカの請求明細の総額だけチェックして中身を見ないこと。反省できないので。
③クレカの請求明細を「印刷しない」こと。見なくなるので。100円ぐらい手数料をかけても
しっかり紙で印刷しましょう。
「キャッシュレス貧乏予備軍」の危険行動、絶対やってはいけない3つのこと | 老後のお金クライシス！　深田晶恵 | ダイヤモンド・オンライン

解説：

①のキャッシュレス決済手段を4－5種類持つこと。
支払い明細がチェックできなくなり、
使途不明金が出てくるという話は大筋は理解は出来ます。

ただ、普通の人間は使う段階である程度ぐっと我慢するもので、
後から履歴が追いづらいから4－5種類以上持つのは絶対駄目、というのはちょっと解せない。

お得なキャッシュレスを時と場合によって使い分けると、4－5種類以上はすぐに到達するでしょうしね。

後から振り返らないとお金を使っちゃう、キャッシュレスだからお金を使った気がしないという人は、
そもそもですが、収入や資産に応じた使い方をするという、根本を学び直しては。

②クレカの請求明細の総額だけチェックして中身を見ないこと。
言うほど総額だけ見る場合ってあるか？普通中身見るよな。。。
まぁ総額だけ見て「これだけしか使ってなかった、よかったー、まだ残高あるわー」と思う人は、
別にキャッシュレスだろうがなんだろうが、まもなく貧乏になるでしょうから、
そもそも根本を直したほうが良いかも。

でも無理ですね。人間、成人後、社会人になってから金遣いを改めるのは難しい。
死んでから輪廻して来世に期待ですね。

③クレカの請求明細を「印刷しない」こと。
わざわざ印刷するか、紙の明細書を有料で取り寄せよ、とのこと。うーん、昭和か？
紙じゃないと明細が見れないって、おじいちゃんか？よくいるよな、こういうおっさん。

部下に「印刷して紙で持って来い」というタイプ。そりゃ複雑な概念を書いた資料だったり、
突き詰めて議論するたたき台となる資料ならばともかく、たかだかクレカの明細ですよ？

それをわざわざ印刷して確認して保存？アホかと。

管理人が思う「キャッシュレス乞食が本当にやってはいけない」3つのこと：

ここからは管理人が思う「キャッシュレス乞食」がやってはいけないことを書いてみます。

①キャッシュレス乞食やポイ活を生活防衛としない。あくまでも趣味。
②キャッシュレスやポイ活を他人に強要しない。
③ポイント発行元に条件やポイント付与の有無を問い合わせること。

では解説します。

①キャッシュレス乞食やポイ活を生活防衛としない。あくまでも趣味。

このサイトで何度も私見として書いていますが、ポイ活はあくまでも趣味です。
生活に比較的余裕がある人の遊びです。
生活防衛のためにキャッシュレスやポイ活をやり始めたらキリがないですから。
関連記事：日経新聞・毎年30万楽天ポイント稼ぐ人「達人が示すポイ活の極意」。一方管理人はポイ活はあくまで趣味。生活にしてはいけない。 | 節約速報

仮に1万ポイントを還元率1％で稼ぐには、100万円の支出が必要です。
しかし、現実的に1万ポイントが増えたところで、生活が特に豊かになるわけではありません。

一方、可処分所得が100万円増えると、確実に生活が豊かになります。
これが一桁変わって1000万円増えると、人生が変わります。
という訳で、ポイ活に神経をすり減らすのではなく、可処分所得を増やすことに時間と努力を費やしましょう。

②キャッシュレスやポイ活を他人に強要しない。

これは、強要された側が「鬱陶しい」と感じるという問題もありますが、それはどうでもいい。
真の問題は飲み会で支払い役で揉めることが起きるのです。

ポイ活などに興味がない仲間内で飲んでいるうちは、自分がキャッシュレスで支払って、
現金を徴収する、ということに何の問題も起きません。

しかし、仲間内に「このキャッシュレス・ポイ活は結構お得なんだぜ」と説いて回ると、
後で強烈なしっぺ返しを喰らいます。仲間をキャッシュレス乞食道に引き込むと、
そういった仲間内での飲み会で、支払いの段階で「誰が払うか論争」が起きがちです。

誰しも、自分のポイントを貯めたい、しかも現金は払いたくないのです。

全員が全員正論を言うので、これまたややこしい。
という訳で、仲のいい人にポイ活の話をするのは止めましょう。
聞かれたら「楽天カードっていうのが1％付くらしいですよ」程度にしておくのが無難です。

③ポイント発行元に条件やポイント付与の有無を問い合わせること。

言うまでもない、問い合わせるとやぶ蛇になります。
ポイントが付いたらついた、付かなかったら付かなかった、
チャージ出来たら出来た、出来ないものは出来ない。ただそれだけです。

問い合わせると速攻でそのルートを塞がれる場合もあります。
という訳で、無事にポイントが付与されたら、黙っておきましょう。

はてさて、とりあえず絶対にやってはいけないことを3つ挙げてみました。
逆に世間では忌避されることで、管理人は「別にやってもいいよ」ということを3つ挙げてみます。

管理人が思う「キャッシュレス乞食が別にやってもいい」どうでもいい3つのこと：

①ポイント目的で買い物をする。
②目的別に支払い方法を使い分けてぐちゃぐちゃにする。
③特に予算管理もしない。家計簿も付けない。

①ポイント目的で買い物をする。

別にええねん、ポイント目的で多少は買い物をしても。

100円で売っているものを110円で買って、10ポイント貰っても別にええねん。
その10ポイントを支払うときにポイントはつかないとか、流動性がーとか、
どうでもええねん。細かい話は。どうせ人生に影響しない。

生活が豊かになるし、ストレス解消になるし、
人生傾くほど支払いしなかったら、多少はOK。経済も回りますし。
そもそもある程度年収があることが前提ですが。

②目的別に支払い方法を使い分けてぐちゃぐちゃにする。

いろんなキャッシュレス方法を得意げに使い分けると、どこにどれだけ残高が
あるのかよくわからなくなりますが、気にしないようにしましょう。
大事なのは出口を絞る、つまり無駄な買い物をしなければOK。
※多少無駄な買い物をしてもOKな年収があることが大事。

ただし、あまりにも大量の金額をチャージ後に、事故等で即死すると、
遺産目当ての遺族が別の目的で泣き叫ぶことになるので、
そのへんは一覧表を整理しておきましょう。

③特に予算管理もしない。家計簿も付けない。

別にしっかり倹約できている人が、改めて家計簿を1円単位でつける必要はありませんよ。
マネーフォワードと連携しとくか、明細をチェックする程度で十分です。
だってギリギリまで倹約した状態で家計簿をつけて、これ以上削れますか？削れません。
逆に生活に余裕のある人が家計簿をつけて、これ以上削りたいと思いますか？
貯める目的でもなければ、思いません。

大事なのは日々のイン・アウトのキャッシュフローではなく、自分がいくら持っているかを把握すること、
つまりバランスシートを作ることです。次に出口をしっかり閉める、ただし払うところはしっかり払います。
特に人間関係に資するような支出はケチってはいけません。人間関係でケチるようなやつに、
人は集まりませんから。

最後に貯める目標を作る。目標がなければ貯まるものもたまりません。
あとは個々人が目的に合わせて自分にあう手段を選べばいいかと。

管理人も家計簿は付けていない：

管理人も実は個人的な支出はガバガバで家計簿は付けてないんですよね。
家族との共通的出費はマネーフォワードで管理しています（させられています）けど。

個人的な支出はSuica経由でほぼ全て支払っていますが、月1回-2回ほど、最大でも2万円程度
チャージすればOKですし、そんなものいちいち管理するほうが時間の無駄です。
どうせ履歴を見ても「物販」としか表示されないクソシステムですし。

最大でも月4万×12ヶ月＝48万円の支出です。大のおっさんの生活費・交際費として、世間相応です。
いちいち目くじらを立てて精査するほどでもない。

ただし、バランスシートは半年～1年で更新しています。
自身の財産の把握と、意思決定に必要ですからね。