NUROモバイルでLINEが極めて限定的なカウントフリー「バリューデータフリー」を提供開始へ。音声・ビデオ通話、動画、その他ファイルなど、軒並み対象外でクソワロタ。base64でやり取りすれば実質無料。

2022年4月20日

よくぞここまでけちくさい制限をかけたデータ通信カウントフリーをソニーのロゴを掲げて
プレスリリース出せるよね、というのが正直な感想ですが、NUROモバイルが
「LINE」の通信量がカウントフリーになるオプション「バリューデータフリー」の提供を
4月21日より開始します。

■ 提供開始日（予定）
2022年4月21日0時

■ 対象プラン
NUROモバイル「バリュープラス」　VMプラン（5GB）、VLプラン（10GB）
※VSプラン（3GB）は対象外となります。
※ネオプランはLINEについて当初からデータ通信カウントフリーの対象です。

機能名	対象
各タブトップの表示	◯
音声通話・ビデオ通話の利用	×
トークの利用	△
（テキスト・音声メッセージ・スタンプ・画像・動画・その他ファイルなどの送受信）	◯：テキスト・画像・音声メッセージ・スタンプ
（テキスト・音声メッセージ・スタンプ・画像・動画・その他ファイルなどの送受信）	×：動画・その他ファイル
トークでの位置情報の共有	◯
トークでのジフマガの利用	◯
トークのみんなで見る機能による画面シェア	×
トークのみんなで見る機能によるYouTube閲覧	×
Liveの利用	◯
各トークにおける設定・アルバム・ノートなどの表示・編集	◯
タイムラインの表示・投稿・シェア	◯
ディスカバー（写真・動画）の表示	×
ニュース記事詳細の閲覧	◯
設定および各項目の表示・編集	×
友だち追加画面の表示・各項目の操作・友だちの追加	◯
プロフィールの表示・編集・投稿	◯
検索の利用	◯
OpenChatの利用	×
スタンプショップの利用	◯
着せかえショップの利用	◯
LINE Out Free	×
LINE PLACE	◯
LINE アバター	◯

音声・ビデオ通話、動画、その他ファイルなど、一番トラフィックを食うものは軒並み対象外。草。
ちなみに、重要そうなものに色を付けておきました。

この表はアレだな、重要で使用頻度が高く、かつデータ通信量が多いけど☓にしたものを、
覆い隠すために無駄に○の機能を細分化して敢えて表示したものです。
サラリーマンとか大学生だと、敢えてこういった表を作った（作らされた）ことがある人も多いでしょう。
表作りながら「馬鹿馬鹿しいよなぁ～」とつぶやきつつ、作っちゃいますよね、こういう表。

さて、テキストメッセージなんていくらカウントされてもゴミみたいなデータ量なのでどうでもいいのですが、
追加料金無料ですし、損するものではないのでありがたいかも。

ただ、冷静に考えると、このLINEで1GB分お得になるように見える画像は優良誤認表示ですね。
テキストメッセージで1GBってどんだけやねん。

そうか、base64エンコードでファイルをテキストでやり取りすれば良いんだ。

逆に考えるとテキストメッセージのやり取りならばカウントフリー。
ならばどれだけトラフィックを食うファイルもbase64エンコードでやり取りすれば良いんだ。

■base64エンコードとは：
Base64は、データを64種類の印字可能な英数字のみを用いて、それ以外の文字を扱うことの
出来ない通信環境にてマルチバイト文字やバイナリデータを扱うためのエンコード方式である。
Base64 – Wikipedia

メールで添付ファイルを送る方法ですね。とりあえず次の通り例で示します。

元の文章：生娘をシャブ漬けで10年かけて開発した親子丼。
変換した文章：55Sf5aiY44K344Oj44OW5rys44GR44GnMTDlubTjgYvjgZHjgabplovnmbrjgZfjgZ/opqrlrZDkuLzjgII=

あとはこの変換した文章をLINEでやり取りすればいいだけ。
受け取った側はこれをデコードすればいいのです。
例ではテキストでやりましたけど、ファイルでもなんでも可能です。
つまり画像でも動画でも音声でもアレなファイルでも、base64エンコーダー・デコーダーを
噛ませれば実質無料で送受信可能です。

・・・と書きましたが、まぁめんどくさすぎる。実際にはLINE上で送信するにしても、
1回送信可能なバイト数制限もあるでしょうし、そうなるとファイルをエンコード⇒
文字列分割⇒数十～数千回に分けて送信⇒受け取った側はそれを順番に並べて文字列結合、
そしてデコードして復元へ。。。現実はそう甘くない。めんどくさすぎる。

という訳で、興味ある人は利用してみましょう。