小泉進次郎「政府備蓄米の転売は1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金を科す」。転売ヤーを殺す気マンマン。

小泉進次郎「政府備蓄米の転売は1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金を科す」。転売ヤーを殺す気マンマン。

コロナ禍ではマスクや消毒用アルコールが転売禁止となり、実際に逮捕者も出ましたが、
転売禁止品目に「政府備蓄米」を新たに追加するそうな。

小泉進次郎農相は10日、小売店で購入した備蓄米の転売を禁止すると表明した。高値転売による価格高騰や品薄を防ぐ。国民生活安定緊急措置法に基づく措置で、違反した場合は1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金を科す。週内にも政令改正を閣議決定し、規制対象に備蓄米を加える。

小泉氏は記者団の取材に対し「安価なコメを安定的に供給するには転売対策が重要」だと強調した。一部の事業者は既に対策を進めている。LINEヤフーやメルカリは5月末から、オークションサイトやフリマアプリへの出品を禁止した。
政府備蓄米の転売禁止へ　小泉進次郎農相表明、違反に罰則も – 日本経済新聞

早ければ6月中にも適用が可能となります。

いいですね、転売している馬鹿はどんどん逮捕して投獄欲しいところ。
ただ、対象はあくまで政府備蓄米で、普通のコメは適用対象外となると線引が難しいですね。

パッケージを別のものに移して「知り合いからもらった少し古いお米ですが、十分に食べられます」とでもしておけば、
なかなか判別が難しいですし。

そもそもヤフオクやメルカリでは政府備蓄米の出品が禁止されていますが、普通のお米は売っている模様。
そんな中古サイトから米なんて買うなよな・・・気持ち悪い。何が入っているか分からないのに。

さて、備蓄米については業界としての精米能力が限界を超えているようで、流通に目詰まりが起こっているそうな。
進次郎の米じゃぶじゃぶ戦略がどこまで効果を見せるのか、乞うご期待。

正直、米価格を下げたところで、意味はないですけどね。
米の生産量が増えたわけではなく、農家の取り分が言うほど増えたわけではなく、ますます高齢化が進みます。
食料安全保障には一ミリも貢献していませんし、米価格を無理やり下げることで市場メカニズムを破壊し、
「これだけ価格上がるのはビジネスチャンスやな、参入しよか」と思う民間企業の思惑をぶち壊します。

米価格が下がって、ハイ解決、という簡単な問題ではないのですが、世の中、その先のことはあんまり考えていない模様。
結局、都会の消費者が、田舎の米を安く買い叩ければなんでもいいのでしょうね。
そしてまた来年、歴史は繰り返しそう。