三原こども政策担当大臣「お前ら、独身税という言い方は間違ってるぞ」。そりゃ既婚・子持ち様からも取るからな。

三原こども政策担当大臣「お前ら、独身税という言い方は間違ってるぞ」。そりゃ既婚・子持ち様からも取るからな。

来年4月より、「子ども・子育て支援金制度」、通称「独身税」の課税が始まります。
一人あたりの負担は月額250-450円程度ですが、この独身税という呼び方は間違ってるぞ、
と三原こども政策担当大臣が反論しています。

制度をめぐっては、恩恵が子育て世代に集中し、独身の場合には恩恵が受けられず、負担増となることなどから、SNS上を中心に“独身税”との批判があがっています。

こうした声に対し三原大臣は10日、「独身税を導入することは考えていない」と反論しました。

三原じゅん子 こども政策担当大臣
「SNSの論調は子ども・子育て支援金制度のことで捉えて発言されていると考えますけれども、これを独身税と言い換えることも間違っているというふうに考えております」

三原大臣は「子どもたちは大人になり、社会保障を担う一員になっていく」と強調したうえで、「子ども・子育て支援金は全世代のものであり、“独身税”という言葉は独身の方だけに負担を強いることを想起させる正しくない言葉遣いだ」と指摘しました。

また、「少子化対策、子育て支援策は子どもを持つ方だけでなく、社会保障を含めた社会全体を支えるものであり、全員にメリットがあることが十分届いていない。そこは率直に反省をしたい」と述べました。
「独身税と言い換えることは間違っている」 三原大臣が子ども・子育て支援金制度への“独身税”との意見に反論（TBS NEWS DIG Powered by JNN） – Yahoo!ニュース

そりゃ独身者からも徴収しますけど、既婚や既婚の子持ち、子無しともに徴収しますからね。

独身税、とか言っている人は頭が悪い：

そもそも実質的な独身税として、配偶者控除・扶養控除がありますし、児童手当・子育て支援の対象外ですし、
配偶者が扶養に入っている場合の社会保険料は控除されますし、金額ではそれらの方が遥かに大きい。
月額250-450円程度、年数千円どころの騒ぎではありません。

今更、独身税とか言って騒いでいる人は、日本の税制を理解していないバカなんだろうな、と思います。
自分の源泉徴収票もろくに見たことがなく、確定申告もしたことがないのでしょう。
まぁ日本のサラリーマンは年末調整で会社任せでどうにかなりますからね。
学校教育として、あまり税制に興味が沸かないようにしている、という側面もあります。

受益と負担が全く一致しないなどと批判している人もいますが、そもそも年寄りの社会保険料に
いくら使ってるのよ。田舎の維持にいくら使ってるのよ。年齢別、地域別、職業別、健康状態別で階層わけして考えると、
受益と負担が一致しない例なんていくらでもあり、むしろ一致しないからこそ公権力が税金で是正するわけです。
受益と負担が一致する場合は、民間がサービスで提供すれば成り立つでしょう。
受益と負担が～とか言っている人は、単に増税を批判するためにこの論法を使っているだけですね。

結果に対して批判すべき：

さて、大事なことは、子ども家庭庁に年間数兆円もの予算を割り当て、どれだけ子どもが増えたか、
という結果です。結果に対して批判をすべきです。この政策を実施することで子どもが何人（追加で）増えて、
それを総予算で割ると一人当たりの限界増加分としていくらの予算がかかったのか。
（算出はとても難しいですが）

そして子どもを増やす、という政策は、何よりも優先して実施されるべきです。
年寄りが多少死のうが独身者が苦しもうが、些末な問題です。

三原こども政策担当大臣は言葉尻を捉えて遊んでないで、さっさと成果を出して欲しいところ。

例えばこども家庭庁がなく、出生数が60万人のところ、こども家庭庁が存在したために出生数+10万人の70万人となりました、
こども家庭庁の予算が年7兆円なので、一人当たり7000万円が必要でした、という仮定の結果なら、まぁありかな。
でも実は追加分は1万人でした。だから一人製造するのに7億円かかりました、ならばコスパが合わないかな、
などの議論もあるかと思います。では人間一人の価値とは？コスパが合わなければ政策を止めるのか？
別のやり方があるのか？より効率的な政策と税制とは？

そういったことが議論されるべきでしょう。
独身税などと揶揄して言葉遊びして時間を浪費する余裕は、我々日本人には残っていません。