日雇い労働者をスキマバイトとして送り込む「タイミー」が「バックれたやつも永久BANじゃないよ」と厚生労働省の指摘に反論へ。

日雇い労働者をスキマバイトとして送り込む「タイミー」が「バックれたやつも永久BANじゃないよ」と厚生労働省の指摘に反論へ。

スキマバイトをしたい日雇い労働者と企業をマッチングするサービスのTimeeですが、
先日、朝日新聞により「バックレたら永久BAN処置について厚生労働省が指導した」との報道がありました。
スポットワーク、アプリに違法規則　マッチした仕事、「無断欠勤」したら無期限利用停止　厚労省が指導：朝日新聞デジタル

これに対して、タイミーが反論しています。

本日、一部報道機関において、スポットワークアプリを利用するユーザーが無断欠勤をした場合に、当該ユーザーを無期限利用停止とすることを違法とする厚生労働省の指導について報道されておりますが、当社は昨年、厚生労働省との協議を経て、サービス利用停止期間を「無期限」から「一定期間」へ変更しております。

当社はこれまでも厚生労働省の方針に沿って関係機関と協議をしながら、サービスの改善等に対応してまいりました。今後も関係機関と協議しながら、皆様に安心してご利用いただけるサービスを提供してまいります。
本日の一部報道と当社の対応状況について｜ニュース｜株式会社タイミー(Timee,Inc.)

タイミー曰く、「永久BANじゃなくて一定期間のBANだからね。しかも去年の話だよ、今更蒸し返すな」とのこと。

ちなみにITmediaは朝日新聞について次のように報じています。

　朝日新聞デジタルは14日付の記事で、無断欠勤した働き手を無期限の利用停止措置にしたアプリ事業者が、職業安定法に違反しているとして厚生労働省の指導を受けたと報じていた。なお、15日午後2時時点でタイミーの名前は記事から削除されている。
無断欠勤で“無期限利用停止”と報じられたタイミーが反論　「昨年、変更した」（ITmedia NEWS） – Yahoo!ニュース

なお、タイミーの制度上、直前のバックレや体調不良でのキャンセルは、労働者にペナルティーポイントが課せられ、
一定以上貯まるとBANされるされるそうな。そのへんの基準値や、どの程度前にどんな理由で欠勤を連絡すると、
どう評価されるのかは不明。BANされるしきい値や期間も不明。

企業側は日雇い労働者に何を期待しているのでしょうか。直前キャンセルされると困るような仕事は、
そもとも自分で高待遇で用意しなさい。タイミー側も、登録しているのはそんなやつばっかりでしょうから、
BANしまくってたら商売にならないでしょう。利用者側も、真面目に無遅刻無欠勤をコツコツ勤務する人は、
そもそもタイミーなんてやらずに一箇所に定着しがちでしょう。

なんだかこの人材派遣・仕事斡旋業界全体が暗いですね。
そして業界全体から出ている胡散臭さ。

よりよい制度が求められる気がします。