デモ参加に1万円のサクラ募集に数千人が殺到。たまたま隣で反ワクチンのデモが。主催者は関与を否定。

2024年9月30日

9/28（土）、東京・有明の東京臨海広域防災公園で大規模な反ワクチンに関するデモ集会が行われたようですが、
SNS上でサクラとして参加すると1万円がもらえる、という情報が拡散し、暇な若者が殺到したそうな。

9月28日土曜日、東京・有明の東京臨海広域防災公園で大規模なデモ集会が開かれた。有事には災害拠点としても使われる広い芝生にステージが設けられ、登壇者が演奏したり自説を振るったりしていた。

集会の主なテーマはコロナワクチン反対。公式のチラシには「WHOと政府は言論統制するな」「政府と国会は日本人の命を守れ」などと記され、参加者で近隣をデモ行進するなどと案内されていた。

ステージに近い芝生には、ワクチン反対を訴えるTシャツを着た人ら数百人が座り、壇上を熱心に見つめていた。一方で、ステージから50mほど離れた芝生では、服装がバラバラな若い男女数千人が、スマホを操作したり横になったりしつつ、三々五々に話をしているのが見て取れた。ステージを気にする者はほとんどいない。

このイベントに毎回参加しているという江戸川区の60代男性はそうした様子に、「最初は同志が増えた、若者にも関心が広まっていると思ってうれしかったけど、話しかけても要領を得ない。こんな事は初めてでちょっと不気味さを感じる」と、けげんな表情を浮かべた。

そんな中、会場の一角で、10代に見える男性数人が、メガホンを持ったイベントのスタッフを取り囲み、「本当にもらえないの?」と食ってかかっているのが見えた。「デモ参加者への報酬はありません」「デマ情報にだまされないで」。スタッフはメガホンでこう訴えていた。

取り囲んでいた男性の一人に声を掛けた。友人らと東京・立川市から来た高校生だという。取材の意図を告げ、訪れた経緯を尋ねようとしたところ、そばにいた男性の友人から「部外者に話しちゃいけないと言われているので」と制され、取材することはできなかった。
【独自】「デモ参加に1万円」“サクラ募集”に数千人が殺到　報酬受け取った参加者も…若者に広まった情報はデマか本当か（FNNプライムオンライン） – Yahoo!ニュース

なお、ほとんどの人が報酬をもらえず、交通費と貴重な時間を浪費して帰ったそうですが、
中には1万円が貰えた人もいたそうな。

なお、たまたま近くでコロナワクチン反対派の集会が行われていたそうですが、
主催者側は関与を否定し、場合によっては警察への被害届を検討しているそうな。
早く出せばいいのに。だって自分たちの活動が妨害されたんでしょ？
早く捜査してもらって、真相を明らかにしないとだめじゃないのか？

結局、真実は有耶無耶のまま、若者たちは解散した、とのこと。

誰が絵図を書いたか分かりませんが、うまいやり方ですね。
最初から参加者全員に金を配る気はサラサラなくて、言うことを聞きそうなやつを適当に見繕って、
数人～十数人に金を配り、その事実をSNSなどで拡散させます。
そうすると、その情報に引っ張られたカモネギが大量にやってくるので、後は好きにすればいい、
という話です。

何らかの活動をしたくて人数を水増ししたい、人が集まった光景が欲しい、そこを報道して、
群衆のムーブメントを見せつけたい、そんな思惑がある時に有効な施策かと。

さて、若者側は「世の中に美味い話なんて無いんだ」「SNS上の情報なんてクソばっかりだ」
「やるなら自分が胴元にならないと結局搾取されて終わりだぞ」ということを認識しておきましょう。