ロシア、首都で平均年収6倍の「年800万円」で兵士を募集へ。死んだら1500万円。ニートの親が息子の徴兵と死のコンボを願ってそう。

2024年9月29日

ロシアのGDP（国内総生産）は、2024年1月時点で世界8位、約2兆2442億ドルとされています。
ちなみに日本は世界4位、4兆2106億ドルです。

軍事大国にも関わらず、経済面では資源の輸出以外はあまり振るわないロシアですが、
年俸800万円で兵士を募集しているそうな。

「年収520万ルーブル（約800万円）以上」－。最近、首都モスクワ市内で見られるようになった契約兵の勧誘ポスターの文言だ。

露政府統計によると、2023年の露国民の平均月収は約7万3千ルーブル（約11万円）。単純計算で年収に換算すると87万6千ルーブル（約135万円）となる。契約兵になれば、1年で6年分近くの収入が手に入る計算だ。

■契約兵確保のペースが鈍化

露政権は予備役30万人を招集した22年9月の「部分的動員」で社会の反発と混乱を招いた経緯を踏まえ、以降は契約兵で兵力を確保する方針に転じた。

ウクライナに派遣される契約兵には最低でも月収約21万ルーブル（約32万円）を保証したほか、契約時の一時金支払い、各種手当、ローン支払いの一時免除など、さまざま優遇措置を提示して契約兵確保を進めてきた。

今年2月、ショイグ国防相（当時）は「23年中に約54万人が軍と契約した」と誇示した。しかし、露国民も契約兵の死傷率が高いことを理解しており、政権による契約兵の確保は徐々に困難になっているとみられる。

（中略）

プーチン氏は7月末、契約兵になった国民らに政府から支払う一時金を、それまでの19万5千ルーブル（約30万円）から40万ルーブル（約62万円）に倍増させる大統領令に署名した。倍増は8月1日から12月末までとしており、「期間限定キャンペーン」のような趣が漂う。
露、兵士確保に四苦八苦　首都は「年収800万円」提示　兵力損耗を補充、財政負担も拡大（産経新聞） – Yahoo!ニュース

なお、プーチン氏も期間限定キャンペーンで「お前ら兵士になったらボーナス30万円のところ、
今だけ62万円だよ！さぁ集まった、集まった！」とのこと。
各自治体も独自にインセンティブを付けて兵士を募集しているそうな。ふるさと納税かな？
返礼品はロシア－ウクライナ国境の最前線という地獄行きの片道切符とのこと。

なお、戦争で死んだ場合は遺族に1541万円が支払われるそうな。これだったら、ニートや家庭内暴力に苦しむ親が、
「さっさと行って死んでこい」と願うパターンもあるかも。何しろ平均年収135万円の国ですからね。
日本の1/3として、日本円換算で4500万円が遺族に支払われると考えると、死を願う親も中には出てくるでしょう。

高齢の親が「息子は夜中じゅうFPSで腕を磨いていますし、声も大きいです。
筋トレやジョギングなどで身体づくりにも励んでいます。今は（たまたま）無職ですが、
お国のために働きたいといつも言っているので、役に立ちそうです。連れて行ってください。」と
地元の当局にタレコミしそう。

悲しいかな、これが現実です。

ただ、本当に支払われるのでしょうか。特に訓練もなく前線に放り込み、肉の壁として役に立たせ、
死んだら死んだで「彼は行方不明だor敵前逃亡した、KIA（戦死）とは言えないので支払いは保留とする」と言われそう。
そのまま有耶無耶になりそう。

ロシアは25年予算案でGDPの6.2％を国防費に投じるそうな。経済基盤も脆弱なくせに無茶しやがって、
しょーもない野望はさっさと諦めて停戦して欲しいところです。

それにしてもいつの時代も国ガチャですね。生まれる国が間違えれば、
ウクライナ側で男子は出国禁止でお国のために戦わなければならず、ロシア側だと徴兵に怯える毎日。
平和な日本に生まれてよかった。とりあえず、今のところは。