川崎重工業、下請け企業に架空発注で10数億円の裏金を作り、自衛隊員に「ニンテンドースイッチ」を購入してあげていた。

川崎重工業、下請け企業に架空発注で10数億円の裏金を作り、自衛隊員に「ニンテンドースイッチ」を購入してあげていた。

今どきこんな事を組織的かつ大々的にやってる会社あるんだ、というところですが、
川崎重工業が下請け企業に架空発注で10数億円の裏金を作り、
潜水艦の乗務員への飲食代や、商品券の購入に充てていた、とのことです。
中にはニンテンドースイッチも買っていたそうな。

海上自衛隊の潜水艦修理に絡む川崎重工業の裏金問題で、川重側が家電やゲーム機、釣り用具などの物品を裏金で購入していたことが、関係者への取材で明らかになった。海自側の購入要望に川重側が応じる形だったとみられ、両者の癒着が問題となっている。

　海中深くを静かに潜行し、「海の忍者」と呼ばれる潜水艦。海自は任務用や練習用など計25隻を保有している。1隻に約70人が乗り込み、日本の周辺海域において他の艦艇の出す音をソナー（探知機）で拾いながら警戒監視や情報収集に当たっているとされる。

　国内では技術力の高さから、川崎重工業と三菱重工業の2社のみが建造を担っている。防衛省は1年ごとに川重、三菱と契約を締結。検査・修理は年に1度の「年次検査」のほか、3年に1度の大がかりな「定期検査」がある。担うのは建造元で、その額は川重、三菱ともに年間百数十億円に上る。

　今回の癒着の舞台となったのは、川重神戸工場（神戸市）の修繕部。潜水艦の修理の際には、海自の乗組員らが神戸市内にある川重の宿泊施設「海友館」に寝泊まりしながら、共同で作業に当たるという。川重はこの業務で複数の取引先を介した架空取引を繰り返し、年間1億数千万円の裏金を捻出していたことが発覚した。
川崎重工、裏金でゲーム機や家電を購入　「秘密の塊」が生んだ関係 | 毎日新聞

中小企業などがコソコソっとやる分にはまだまだあるでしょうけど、誰もが知る大企業が
こんな事をしでかす素地がまだまだあるのですね。日本の闇は深い。

今まで社内の内部監査もあっただろうに、何をやっていたのか・・・

潜水艦は川崎重工業と三菱重工業が交代で受注している：

なお、潜水艦は川崎重工業と三菱重工業が交代で受注し、技術と生産基盤を次世代に活かす、
というのが国策です。

強盗国家が不法に公海上にブイを設置したり、帝国主義政策を露骨に見せつけている以上、
資源を輸入に頼る我が国は、シーレーンの防衛が不可欠です。
中国 沖ノ鳥島周辺の公海上にブイ設置 政府 情報収集など継続 | NHK | 中国

だからこそ、防衛調達は公平で透明性が確保され、持続可能なものでなければなりません。
KHIとMHIが交代で受注しているのだから、癒着して便宜供与してもあまり意味がないのに、
KHIは一体何をやってるんだか。。。

社員と隊員の親睦会がエスカレートしたのでは、という報道もありまして、日本人あるあるですね。

潜水艦という異常な環境下、24時間365日、ディーゼルエンジンの油臭い空気を深海の密閉空間で
男だけの大世帯で過ごす時、少しだけ息抜きにどうぞ、ということで始まったちょっとした手土産（お菓子とか）が、
いつの間にか金品やニンテンドースイッチにエスカレートしていったのでしょう。

ちなみに、現時点での防衛省への過大請求は確認されていない、とのことです。
はてさて、どうなることやら。

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