アマゾンがふるさと納税に来春にも参入へ。黒船襲来。

アマゾンがふるさと納税に来春にも参入へ。

アマゾンがふるさと納税に参入するそうで、仲介業者がピリ付いているようです。

　ネット通販大手のアマゾンが来年春にも、ふるさと納税の仲介事業へ参入することを調整していることがわかった。仲介市場は現在、楽天など国内4社がほぼ占めており、自治体向けに設定する手数料も高止まりしている。外資系の巨大プラットフォームが参入すれば、競争環境に変化が起きそうだ。

　今年に入りアマゾンから提案を受けたという複数自治体の関係者によると、同社は「アマゾンふるさと」というサービス名で専用ページをサイト内に開設すると説明しているという。2025年3月にサイトをオープンする予定とし、「早割プラン」など他社よりも低い手数料や独自の配送サービスをアピールしている。
アマゾン、ふるさと納税に来春にも参入へ　仲介競争さらなる過熱か（朝日新聞デジタル） – Yahoo!ニュース

ふるさと納税仲介業者としては、楽天やさとふる、ふるなびなどが有名ですね。

通常は寄付額の1割程度が仲介業者に手数料として流れますが、
アマゾンは「早割プラン」など他社よりも低い手数料や独自の配送サービスをアピールしている、とのこと。

そりゃアマゾンがお安く、かつ物流網も効率よく代行してくれたら、自治体からすると願ったりかなったりでしょう。

納税者にも恩恵あり：

また法規制の観点で言うと、2023年10月より、ふるさと納税サイトに支払う手数料＋返礼品が
寄付額の5割まで、というルールが厳格運用されています。
この「ふるさと納税サイトに支払う手数料」が安くなれば、それだけ返礼品の方が
豪華になることも期待できるわけですね。

また、アマゾンが参入すると、仲介サイト、特にふるなびあたりが客を取られないために、
ポイントバラマキキャンペーンを開催しそうで、それはそれで消費者に利益がありそう。

ふるさと納税は総額1兆円近い金額に：

ふるさと納税は年間寄付額が2022年度で9654億円と、前年度比で16.3％の増加と、
まずますの人気っぷりとなっています。この調子ですと、2023年度は総額1兆円超えですね。
ふるさと納税は３年連続で最高更新、昨年度の寄付総額９６５４億円…都城市と紋別市が人気 : 読売新聞

ということは、そのうち10％を手数料として抜くのであれば、1000億円近いふるさと納税仲介サイトの
市場があるわけですね。そりゃアマゾンも垂涎したたる市場なのかも。

という訳で、国全体で言うと巨大な節税ショッピングサイトとなっているふるさと納税ですが、
納税者として文句を垂れているだけではただ損なだけなので、とにかくやってみましょう。

さとふるで30％となります。