コンビニおにぎり「100円セール」が消えた理由。

コンビニおにぎり「100円セール」が消えた理由。

そう言えばコンビニでおむすび100円セールを最近はめったに見かけなくなりました。
コロナ以降のここ1－2年は、特に町中で見かけた記憶もなく、管理人も記事にした記憶もありません。
ちなみに上記バナーは2021年7月にファミリーマートで実施されたものです。

J-CASTがセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートに取材したところしているのでご紹介。

背景にフードロス問題か
　あるコンビニの元オーナーに、「おにぎり100円セール」が終了した理由を取材した。こんな「事情」を明かしてくれた。

「店舗として、『おにぎり100円セール』は大量に在庫を抱えて販売するので、賞味期限切れで廃棄になるロスが発生します。コンビニの恵方巻の廃棄が一度問題になったことがあるように、最近はフードロスの問題もあって、コンビニ店主はお弁当やおにぎりなど米飯の商品を余らせないで売り切る方針になっています。そうした廃棄を出さない方法として、100円セールはなくなっていったのではないでしょうか」
コンビニおにぎり「100円セール」消えた事情　セブン、ローソン、ファミマに理由を取材（J-CASTニュース） – Yahoo!ニュース

なお、2020年9月には公正取引委員会が食料廃棄を調査し、店舗あたり年468万円分の食料を
廃棄していることが報道されています。
年468万円分食品を捨てるコンビニ　公取に改善要請を受けた本部はパフォーマンスでない食品ロス削減を（井出留美） – エキスパート – Yahoo!ニュース
また、このあたりからフードロス問題が社会問題化してきたことも関連しているのかもしれません。

コスト増加も要因か：

更に、そのあたりからエネルギー価格や原材料価格、人件費が高騰し、そもそもおにぎりの定価が上昇したことから、
100円に値下げするのが厳しくなってきた、という事情もあるのでしょう。

コスト高なのに大量に製造して値下げして販売し、売れなかったら大量に廃棄する、
なんてバカバカしくて売る側はやってられないですからね。

という訳で、100円おにぎりセールは消滅した模様。悲しいなぁ・・・
最近はセブンイレブンのツナマヨネーズも151円と、小さくなってお高くなって再登場、という感じで
売られていますし、これも時代の流れか・・・かつては100円だったの・・・

手巻おにぎり　ツナマヨネーズ｜セブン‐イレブン～近くて便利～

とは言え便利なコンビニエンスストア、どこにでもあって早朝夜間でも24時間営業し、
朝子供を送り迎えする親にも、夜遅くに仕事から帰って来るサラリーマンにもなくてはならない存在です。

便利な分、それだけコストが商品価格に上乗せされているので、それはそれでしょうがないかと。
時間がある時はスーパーやドラッグストアを使い、忙しい時はコンビニを使うなど、
使い分けしていきましょう。