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auPAYで架空取引を捏造し、1億7000万ポイントを搾取したポイ活の達人、逮捕へ。

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auPAYで架空取引を捏造し、1億7000万ポイントを搾取したポイ活の達人、逮捕へ。やっちまった奴は震えて眠れ。

「ポイ活」と称して賛同者を集め、総額700億円の架空の取引を繰り返し、
1億7000万ポイントを搾取した疑いで6人が逮捕されました。

警視庁によりますと、容疑者らは「ポイ活」と称して2020年3月から去年9月にかけて、KDDIが手がけるスマホ決済サービス「au PAY」で、270億円に上る架空の取り引きを繰り返し、1億7000万円分のポイントをだまし取ったとして、電子計算機使用詐欺の疑いがもたれています。

調べに対し、いずれも容疑を認めているということです。

「au PAY」は通常、200円支払うごとに1ポイント=0.5%の還元を受けられる仕組みで、容疑者の会社から商品を購入したように装う手口で繰り返しポイントを受け取っていたということです。

当時は国のキャッシュレス決済のポイント還元制度を受けて、還元率が5.5%になった期間があったほか、中小の加盟店の決済手数料は無料だったということで、警視庁はこうした制度を悪用し、総額でおよそ700億円の不正な取り引きを繰り返したほか、ほかの決済サービスでもポイントをだまし取っていた疑いがあるとみて、実態の解明を進めています。

au PAYで架空取り引き 1億7000万円分詐取か 6人逮捕 手口は | NHK | 事件

目次

結構単純なスキーム:

まず、容疑者がポイ活と称して購入役を集めます。購入役はauPAYで容疑者が運営する会社から
スマホなどの高額商品を購入し、auPAYで実際に支払います。

その後、容疑者の会社は、お金を購入者役に返金します。

購入者役にはKDDIから決済に応じてポイントが貰えますが、これを容疑者の会社に3割、
購入役が7割、貰います。

よって購入者役も、販売者役の容疑者のポイント分儲かるわけ。

今ではKDDIが決済手数料2.6%を取るため、このスキームは使えませんが、
当時は決済手数料が無料だったことから、こんな手法も使えたそうな。

興味深いのが、ポイ活と称して募った購入役もしっかり逮捕されていること。
そりゃそうですよね、詐欺の片棒を担いだのですから。
という訳で、やっちまった人は震えて眠りましょう。

それにしてもこのスキーム、auPAYにクレジットカードなどでチャージした場合、auPAYを介して
クレジットカードの現金化にも使えますよね。そりゃ逮捕されるわ。

というより、この容疑者はなぜバレない&逮捕されないと思ったのか。
特定の購入役が容疑者の会社で繰り返し繰り返し同じような高額商品を決済していると、
どう考えても怪しいでしょう。

また、この販売役の容疑者の会社側では売り上げが立つはずですが、納税は行っているのでしょうか。
まぁ普通に考えると、納税はしていないのでしょうね。決算書なども偽造していたのでしょうか。
ポイ活用の架空売上帳簿と、実際の売上帳簿は分けていたのでしょうか。
税務署がアップを始めそうですね。

識者は語る「ポイント目的でキャッシュレスを使うやつがいる。ポイントの追跡が必要」

また、「キャッシュレス決済は本来、お金のデジタル化という解釈が正しく、キャッシュレスにすることで効率化が図られることを目指しているが、消費者がポイント目当てにキャッシュレスを使うという状況も生まれている」と述べました。

そのうえで今後の対策について、「ポイントが複数の事業者間で何度も交換されることで、最終的に現金化されたり投資に使われたりするなど、新たな価値を生む『ポイント経済圏』ができあがりポイントに対する考え方が変わってきた。現金と同じような価値を帯びつつある中で、事業者にはポイントがどう使われているのか追跡できるようにしていく、その分析が必要だと思う。業界全体でポイントの動きを管理するインフラを用意していくことを考える必要性が出てきているのではないか」と話していました。
au PAYで架空取り引き 1億7000万円分詐取か 6人逮捕 手口は | NHK | 事件

正直、野放しになっているポイントですが、色々と見える化されると都合の悪い人も出てくるかも。

とは言え、現在では各社ポイント付与も下火で、手数料による収穫期に入っているので、
そこまで大盤振る舞いでもないですから、影響は少ないかもしれませんが。

清く正しく美しいポイ活生活を送りましょう。


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いい記事を見つけてきたね。しっかり読ませていただきました

ポイ活じゃなくてポイ泥ですがな

ポイント乞食の頂点かよって思った。

こういう人たちってどうして適当な所で辞めて逃げないの?
とことんまでやったらバレるの分からないほど馬鹿なの?

適当な所で辞めて逃げた人間は捕まらない=認知されないだけの話

どちらかと言うとここの読者にはこの記事の後半が大事だね
国がポイントからも税金取ろうとする未来はきっとあるよね

そもそもポイントだろうが現金だろうが現物だろうが、確定申告する義務は今でもある。
はした金にいちいち税務署は動かない。はした金でなくなれば、現金だろうがポイントだろうが当然動く。

無いよ。この手の知ったか、本当に馬鹿っぽい。
値引きは値引きだし、使用は使用した年に一次所得。

今後はPONTAポイントの発行もブロックチェーン上でおこなわれるのですぐに足がつきますね。
ポイントの原資を一部のユーザーが独占することがなくなれば、還元キャンペーンが下火になることが少なくなるかもしれません。
https://www.neweconomy.jp/features/pt/344482

還元キャンペーンは広告キャンペーンであってお客様感謝キャンペーンじゃないからね
キャンペーンが下火になるのは周知されこれ以上広告は必要無いと会社が判断したから
株主でもない人間がなんで原資とか利益の独占、みたいな発想するのか意味不明

昔、大阪のおっさんが自作した曲を登録してカラオケで自分でヘビロテしまくって、著作権料ガメてた話を思い出した。

ツイッターで何人か消えてるね

税務署がアップーとか言っているけれど、
この容疑者は別件の消費税法違反で告発されているよ

直接返金していたらそりゃ捕まると思う。もしパチンコの三店方式みたいにしていたらどうなっていたのか気になる。

例えば
(1)客がauPAYで販売店から10万円の商品を買う。当時の還元率は5.5%だったので5500ポイントゲット。
(2)客は買取店に96000円で売る。
(3)買取店は販売店に98000円で売る。
こうすれば、販売店は2000円、買取店は2000円、客は1500円+auPAYチャージ時のポイント分(1%還元のクレカなら1000円)儲かる。これでも捕まっただろうか。

親類で回せば余裕でいけそうねw

この犯行に利用されたものとは別に、au payはコロナ禍で大盤振る舞いなキャンペーンをやってましたよね
そこで架空取引ではない姑息ながら合法的な手段を用いて、数万ポイントを得たんですが
その際に、一線を超えてやらかす奴も出るだろうなと思ったのを覚えてます。案の定ですね

旧ANAPayに2万円もチャージしてしまったから震えて眠ります((((;゚Д゚))))

そういえばそろそろ返金だな。明々後日からか。

この手の記事で毎回「なぜバレないと思った」とか書いてるような気がするが、そうじゃねえよ。それ根本的に間違いだから。

限界を試してるんだよ。どこまでやれるのかって。それで欲をかきすぎたというだけだ。
だってこの例では実際一億七千万まではできてんだからよ。「止められた!」と気づいた瞬間に、あるいは程々の取り分で、さっさと海外に高跳びしてればそのまま勝ち組だっただろうよ。実際そうやって買ったやつは負けたやつよりも多いんだよ。

そして傍観してるだけのお子様が、負けたやつを叩いて満足してるだけ。実に虚しい話よ。成功している悪党はいくらでもいるのだからな

猫さんとか?

傍観してるだけなのは、犯罪をしない大人だと思うけど……

犯罪行為をしているのがお子様。
違法行為を平気でやるお子様。
お子様の中には成功したやつも居るけどね。

そもそも、普通の大人だと、
捕まって失うものの方が大きい(仕事、家庭、将来)から、
本格的な違法行為には手を出さないよね。

真に頭の良い人は裏技を考えると同時にバレ方も思いつくからそもそも犯罪行為に走らない

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