日本政府「置き配を利用する客にポイント配ろうよ」

2023年10月2日

2024年4月より、トラック運転手の時間外労働は960時間までに制限され、
これにより深刻な物流網の逼迫が予想されています。

加えて、トラック運転手の過重労働が社会問題となり、時間外労働が長い割に低賃金ということで、
若い人に魅力的な職業とは言えず、若手が不足しています。トラック運転手がどんどんと高齢化し、
労働力不足に拍車を掛けているそうな。

さて、政府は物流2024年問題に対して、人手不足を少しでも解消すべく、
置き配を積極的に実施するよう呼びかけるそうな。

政府は物流業界の人手不足が懸念される「2024年問題」の緊急対策で、玄関前などの「置き配」への誘導策を盛り込む方針だ。運送業者の負担を軽くするため、利用者がインターネット通販などで事前に置き配を選ぶと別途ポイントを得られる仕組みを想定する。
「置き配」誘導へポイント付与　物流2024年問題で政府 – 日本経済新聞

うーん、ポイント原資は荷主側、つまりお店側負担ですので、つまるところ消費者に最終的に転嫁されるのですが、
それはそれでしょうがないかも。

また、現場の負担を低減させる試みとして考えれるのは、再配達の有料化でしょうか。
指定した時間に持って行っても、家にいないとなれば、また再配達が必要となります。
管理人もほんの少しコンビニに行っている間に再発達が来て、また再々配達になったこともあり、
申し訳なかった、と思ったことも1－2回あります。

コンビニ受け取りを選択でポイント付与もありでしょうね。一人暮らしだと、荷物を受け取るために
在宅する、というのもなかなか難しかったりするので。

いずれにせよ、社会全体で輸送効率を上げてガソリン消費を減らし、排ガスを減らし、
SDGsな社会を築くためには、利用者側にも一定の制約や負担が求められることでしょう。

実際に再配達が有料化されて支払いが発生するかはともかく、「この時間帯は家にいなければいけない」
というインセンティブ（気持ち）が働くことで、再配達回数を減らすことが出来るでしょう。

あとは、盗難や紛失時の保証がしっかり明文化されれば、治安の良い日本ですので、
利用者も置き配も利用しやすくなるかと。偶にモラルハザード、と言いますが詐欺が発生して、
荷物を届けたのに届いていないと言い張ったりして、いちゃもん付けて賠償金狙いの犯罪者が
発生しますが、そういうバグをシステム上どうやって排除できるか、ということも論点になりそうです。

管理人個人的には、ショッピングサイトで購入するサイトに、住所欄の末尾に「宅配ボックス宛」を
追記しています。これで運ちゃん側が宅配ボックスに入れてくれるので、いちいち家で到着を待つ必要もなく、
チャイムを押されて生活を乱されることもなく、WIN-WINな関係になりますよ。

ちょうどお風呂に入ってたり、トイレをしていたり、自己発電中にチャイム押されると、焦りますからね。