山上容疑者の母親「息子が大変な事件を起こし、申し訳ない」。岸田首相は国葬を決断。吉田茂以来の戦後二度目。

山上容疑者の母親、警察の聴取に謝罪の意。「息子が大変な事件を起こし、申し訳ない」。岸田首相は国葬を決断。吉田茂以来の戦後二度目。

安倍元首相を銃撃し死亡させ、殺人容疑で逮捕された山上徹也容疑者（４１）の母親が
奈良県警の聴取に対して謝罪しているそうな。

　安倍晋三・元首相（６７）が奈良市内で街頭演説中に銃撃されて死亡した事件で、逮捕された無職山上徹也容疑者（４１）の母親が、奈良県警などの聴取に対して「息子が大変な事件を起こし、申し訳ない」と謝罪していることが、捜査関係者への取材でわかった。一方、入信している宗教団体について、批判的な発言は今のところ述べていないという。
山上容疑者の母「息子が大変な事件を起こし、申し訳ない」…入信先の宗教団体は批判せず（読売新聞オンライン） – Yahoo!ニュース

ちなみにこの方、総額1億円以上を寄付し、自己破産。統一教会側は5000万円を返金したものの、
母親は再度5000万円を寄付。

　同連合によると、母親は０９～１７年頃は同連合の行事に参加していなかったが、２、３年前から再び親しい信者と連絡をとるようになり、約半年前からは月に１回のペースで行事に参加しているという。

まぁ母親本人は幸せかもしれませんが、息子からしたらたまったものではなかったでしょうね。
やっと脱退させたと思ったら、再びのめり込むようになった模様。そして家の金も再度献金とな。

だからと言って元首相への銃撃が正当化されるわけも有りませんが。

宗教との付き合いは難しいところ。特に家族が入れ込んでしまったら、どうしようもない。
かと言って、本人はそれはそれで満足そうですしね。
精神的な拠り所が必要な人もいらっしゃいます。一概に否定はできませんしね。

国葬を決定：

ちなみに岸田首相は安倍晋三元首相の国葬を決定したそうな。

岸田首相は国葬を決めた理由として
①（第１次政権、第２次政権あわせ）憲政史上最長の８年８カ月にわたり、卓越したリーダーシップと実行力をもって厳しい内外情勢に直面するわが国のために首相の重責を担った
②東日本大震災からの復興、日本経済の再生、日米関係を基軸とした外交の展開など大きな実績をさまざまな分野で残した
③外国首脳を含む国際社会から極めて高い評価を受けている
④民主主義の根幹たる選挙が行われている中、突然の蛮行により逝去されたものであり、国の内外から、幅広い哀悼・追悼の意が寄せられている─の４点を挙げた。
首相記者会見　首相「暴力に屈しない決意世界に示す」　「国葬」実施を表明（産経新聞） – Yahoo!ニュース

最近は中曽根康弘元首相の内閣・自由民主党合同葬が2020年に執り行われていますが、
国葬となると1989年の昭和天皇の「大喪の礼（国葬）」、更に前の1967年の吉田茂さんまで遡るそうな。
国葬 – Wikipedia

法的根拠となる国葬令は昭和２２年に失効しているそうで、現実的には中曽根さんと同様の
内閣・自由民主党合同葬になるのでは、とのこと。
安倍氏「国葬」待望論　法整備や国費投入課題　政府「国民葬」模索も（産経新聞） – Yahoo!ニュース

あんまり亡くなった人を英雄として祭り上げると、世論が暴走したりしていいことは無い気がします。
そっと安らかにお見送りしたいところ。