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アキュラホームグループで木のストローが先着10万本当たる。~3/31。

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アキュラホームグループで木のストローが先着10万本当たる。~3/31。

カンナで削った木の薄片を巻くことで木のストローが作れるそうですが、
下記場所にて先着10万本ほど配布中です。

期間期間:
2020年1月18日(土)~3月31日(火) ※プレゼントがなくなり次第終了。

配布場所
アキュラホームグループ(アキュラホーム・オカザキホーム・福工房)と
スマートアライアンスビルダーの会場

あたかもプラスチック製のストローを止めて、木のストローを採用することでエコになり、
地球環境問題が解決するような書きっぷりですが、残念ながらそれは無理でしょうね。

なぜなら、木のストローを作成し、それを流通させ、また焼却処分することで、
いずれにせよ環境に負荷はかかります。

世界初「カンナ削りの木のストロー」とのことですが、木のストローを作るための、
そのカンナを作るためにどれだけの鉄鋼が必要で、どれだけのコークスが消費されたことでしょうか。


こんな感じで夕方のニュース番組で「1000万本の木のストロー」プロジェクト発表・体験会の模様が
報道されたようですが、この発表に携わった人間の数だけ給料が発生し、給料が貰えると人間は資源を消費します。


そのへんは、主催者側もよく認識しているようで、「なぜ木のストローが世界を救えるのか」
のページに明確な記載はありません。

目次

意味がないわけではない:

とは言え、この運動に意味がないわけではありません。

・教育意識の醸成
・林業界にお金を落とす
意味があります。

教育意識の醸成

まず、木のストロー運動が高まり、子どもたちが木のストロー作成に携わることで確かに資源は消費されますが、
同時に子どもたちや、送り迎えをする大人の環境に対する意識が高まります。

そのうち聡明な子どもたちのうちの一部が次の疑問を抱くでしょう。
・なぜ木のストローは環境に良いのか。プラスチックのストローとどう違うのか。
・製法が違うのか、必要なコストが違うのか。輸送コストはどうなんだ。工作機械の減価償却は。
原価計算で必要なコストを仮定してみよう。
・世界中に流通するストローはだいたい何本で、それは総プラスチックに対する何%か?
ストロー排除に異常なまでの執着を燃やす必要があるのか?他にやることはないのか?
・なぜ木のストローが環境に良いフリをしているのか?大人の狙いは何なのか。
アキュラホームグループはなぜこの企画を行うのか。等々。

色々考えていくと、「言うほど意味ないよね」「いや、考えることに意味があるね」
「より興味が湧いたので勉強しよう」「そもそもジュースを飲まないとストローはいらない」
「節約だ!」「節約速報だ!」に行き着くかも知れません。行き着かないかも知れません。

そう考えると、広い意味での教育への投資ということで意味があるかと。

科学的な教育の普及が、ベルマークを集めたり、ペットボトルのキャップを集めて自己満足している場合ではなく、
環境負荷を低減するために本当に重要なことはなにか、を考えさせてくれるでしょう。

ちなみに、ペットボトルキャップを800個集めるとワクチン20円分になると言われていますが、
それに対するこんな小学4年生の論文も出ています。
受賞論文【優秀賞】エコキャップ「運動」をやめた我がクラス | 中央大学

こんなこと言うと、「頑張っている人に水を指すのは良くない」「みんなで活動することに意味がある」
というろくでもない昭和の大人が登場しますね。精神論なので無視しましょう。
そんなバカを相手にする必要があったら、1冊でも多く本を読み、科学的な知識を養うとともに、
多くの人と触れ合いましょう。経験の蓄積と深遠な知識の網羅が、人生を幸せに導くでしょう。

林業界にお金を落とす

なお、事業者のアキュラホームにもメリットが有り、人々がこういった活動に関わることで、
林業への関心が高まり、崩壊しつつある林業に少しでも関心が高まり、少しでも林業にお金が流れるかと。
そうすることで荒れ果てて管理する人のいない山林を管理し、高齢化しきってもはや死にかけの産業で、
後継者を育てる余裕が多少は出てくるかも。


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