鳥取県・米子市の角盤町商店街、何故か今更ドヤ顔で「Tマネー」を導入へ。一体、なぜ。12/16～。

2022年12月14日

株式会社Tマネーと、角盤町商店街振興組合が共同し、2022年12月16日（金）より、
ＪＵ米子髙島屋をはじめとした角盤町商店街31店舗で、電子マネー「Tマネー」サービスの提供を
開始します。

米子市では人口の5割以上におよぶ約7万人、40代男女には約8割の方にTカードをご利用いただいていることから、米子市市民の皆さまがよりお得で便利に角盤町商店街でのお買いものをお楽しみいただけるよう、2022年1月14日よりTポイントサービスの提供を開始し、現在JU米子髙島屋をはじめ商店街３1店舗で導入しています。

このたび、コロナ禍でもより利便性高く、安心してお買いものをお楽しみいただくために、お手元の「Tカード／モバイルTカード」にチャージして利用できる電子マネー「Tマネー」（https://t-point.tsite.jp/finance/tmoney/）の導入を決定いたしました。また「Tマネー」を商店街の“地域通貨”として幅広くご活用いただくことで、個人商店を含めた商店街全体のキャッシュレス化の促進とＤＸ（デジタル・トランスフォーメーション）による地域経済の活性化を支援いたします。
【「Tカード／モバイルTカード」にチャージして「キャッシュレス決済」】12月16日から、鳥取県・米子市の角盤町商店街で電子マネー「Tマネー」が使える！｜CCCMKホールディングス株式会社のプレスリリース

それにしても米子市民、Tポイント好きすぎない？
人口の半分がTポイントカードホルダーってどういうことだよ。
アクティブユーザーがどれぐらいの割合なのかはちょっと気になりますけどね。

そして、一体何をどう考えればTマネーがDXで地域経済の活性化に繋がるのか、
皆目検討も付きません。

Tマネーとは、500円＝1ポイントで還元率0.2％を得る代わりに、購買情報と個人情報が紐付けられて
一民間企業のマーケティングに活かされる仕組みです。それがDXとな。アホと。
市民が購買情報を売ってるだけじゃねーか。

なお、現地のJU髙島屋1階に設置のチャージ機にて「Tマネー」へ3,000円以上チャージすると、
わずか30Tポイントが貰えるそうな。チャージで1％、支払いで0.2％、合計1.2％。
すまん、リクルートカードでいいよね（還元率1.2％、全国どこでも）。

Tマネーかざして支払いは2023/1/25に終了予定

ちなみに、TマネーをiDとして使ったり、マスターカードコンタクトレス決済として、
またWeb上でのマスターカード決済として使えたサービス「Tマネーかざして支払い」は、
終了まで一ヶ月と少しとなります。これにより、Tマネーが使えるお店は大激減となります。
関連記事：Tマネーかざして支払い（iD）、お前らが使わないから終了へ。2023/1/25～。 | 節約速報

一応アプラスのTポイント×QUICPayサービスは生き残っていますけど、
後払いサービスです。Tポイントはチャージできますが、Tマネーとは別扱いの模様。
Tポイント×QUICPay（クイックペイ）【公式】

特にキャンペーンもなく、使えるお店が増えるわけでもなく、Tマネーそのものがもうじき終了かな、
と思っていましたが、そこに飛び込んできた今回のニュース。

一体、角盤町商店街さんは何を思ってTマネーを導入したのか。どういう意思決定のプロセスだったのか。
PayPay商品券のふるさと納税に対応したほうが、ふるさと納税経由で資金が流れ込みそう。
現状、鳥取県・米子市は対象外の模様。
関連記事：さとふるでふるさと納税をすると3割がPayPay商品券が使えて、その地域で消費出来るサービスがスタートへ。11/29～。 | 節約速報

正直、角盤町商店街さんは組む相手を間違えている気もしますが、今後の事の成り行きを
見守りましょう。