ホモに潰される銭湯。これも新しい形のカスハラ。

ホモに潰される銭湯。これも新しい形のカスハラ。

JRがカスタマーハラスメント（以下、カスハラ）に毅然とした対応を取ることを明言したり、
コンビニでは女性従業員の名札からSNSで本人を特定して勝手に友達申請することを防ぐために
イニシャルにしたりと、企業が対応に追われている今日の日本列島です。

さて、常連にハッテン場にされて、長年営業してきた銭湯なども姿を消しつつあるそうな。

■突然の閉店「モラルない行為で」

《施設設備の老朽化と昨今の燃料費等の高騰、モラルのないお客さまの行為により温泉事業を続けていくことが大変困難となってしまいました》

鹿児島市にある温浴施設が閉店を発表したのは昨年１２月。告知するホームページや張り紙にはこう記されていた。

日々の疲れを気軽に癒やしてほしいと平成２年に開業し、午前４時から翌午前２時まで営業していた。大浴場や電気風呂、サウナなどを備え、安価な料金で入浴できることから地域のお年寄りや家族連れに人気だった。

「経営難の問題もあっただろうが、利用者の迷惑行為の影響も大きい」。この施設が加盟していた鹿児島県公衆浴場業生活衛生同業組合副理事長、永用（ながよう）八郎さん（７０）は声を落とす。

永用さんによると１０年ほど前から、施設内では男性利用者同士の性的不適切行為が目撃されるようになり、経営者は頭を悩ましていたという。行為の大半は利用者が少なくなる深夜の時間帯。ときには一般利用者を誘ったり、行為を見せつけたりする事例も組合に報告された。

施設側は不適切行為を禁止する張り紙をはったり、従業員の巡回回数を増やしたりと対策を強化。悪質な場合は出禁措置も取った。

ただ、根絶することはできず、「俺たちのおかげで経営が成り立っているんだろう」。耳を疑うような言葉を放つ利用者もいたという。
深夜、男性客の「ハッテン場」と化すサウナや銭湯　性的不適切行為横行の実態と苦悩（産経新聞） – Yahoo!ニュース

元記事に地獄のような「特定の目的で発展するための匿名掲示板でのやりとりのイメージ」が載っていますが、
善良な市民からすると本当に止めて欲しい。本当に落ち着いて、風呂に入れません。

絶海の孤島などで勝手にやればいいのに、公共の場所でやるなよな・・・
店側はポスターなどで注意喚起したそうですが、そんなことで止めるような人種でもなく、
根絶は出来なかったそうな。

店側もカスハラには毅然とした対応で望む必要がありますね。
現実的には線引きが難しいことも多いのですが、一部の非情な客に食い物にされて閉店するのでは、
地域に根ざしたお店があまりにも可愛そうです。

カスハラは60代に多い：

繊維や流通などの労働組合でつくるUAゼンセンが発表したカスハラに関する調査結果では、
カスハラ客が多いのは60代とのこと。
カスハラ多いのは？ “60代の客が最多” 要求 特徴 年代など UAゼンセン調査では | NHK

カスハラ客には、「相手のことを思って叱っている」「謝罪されて当然」との意識があるそうな。
そんな客を相手にする店員が可愛そうです。ただでさえどんな業種でも人手不足なのに、
PTSDになって仕事をやめる人も結構な数がいそうです。

年寄りのおっさんが突然怒り出す気持ちは理解できませんが、消費者と労働者、
ともにお互いを思いやって生きていけるような世の中になるといいですね。