徳島県の高校に納入された16500台の中華製Chuwiタブレット、3年持たず半数がぶっ壊れて県知事も激怒。

徳島県の高校に納入された16500台の中華製Chuwiタブレット、3年持たず半数がぶっ壊れて県知事も激怒。

まさに安物買いの銭失いとはこのことですが、徳島県が県立高校に配備を決定したタブレット、
中華製のChuwi（ツーウェイ）社製品のタブレット16500台が壊れまくって話題となっています。

　徳島県の県立高校などに「１人１台」配備されたタブレット端末の半数を超える数が故障する異例の事態となっている。中国のパソコン会社「ツーウェイ」社製で、２０２０年度に徳島県教育委員会が１万６５００台を調達し、２１年４月から使い始めた。修理したり予備機を使ったりして対応しているが追い付かず、現在も７千台以上が不足する。正常な状態に戻るのは９月ごろになるという。

（中略）

　だが１月下旬、充電後にバッテリーが１時間未満しかもたない新たなトラブルの報告があった。教育委員会は充電器に接続しながらであれば使用できるため、外付けバッテリーの確保などで対応できないか検討している。「最終的な不足数は見通せない…」。終わりの見えない対応に、教育委員会の担当者は落胆を隠さなかった。

（中略）

　ツーウェイ社の端末を巡っては、実は約２年前に予兆があった。２０２１年５月２４日、徳島市の徳島県立城ノ内中学校で１台のタブレット端末が焼け焦げたような状態で見つかった。生徒が端末を授業で使うため、保管庫に行くと、黒いすすだらけになっていた。

　発火した疑いがあり、教育委員会が納入業者を通じて調査したところ、この端末のバッテリーに傷が見つかった。ツーウェイ社のＨｉ１０Ｘという機種だ。この際に、配備されている同機種の他の端末を調査したが、不具合は見つからなかったという。
後藤田知事も激怒、高校生に配備のタブレット「３年もたず半数超が故障」の異常　後手に回る教育委員会、中国メーカーからは返答なし（47NEWS） – Yahoo!ニュース

ちなみに、このタブレット納入したのは四電工徳島支店で、入札したのはこの会社のみ、とのこと。
ツーウェイ側からは故障に関してろくに回答がないとのこと。

安物買いの銭失いでこんなゴミタブレットを16500台も買い、一体どれだけ税金を無駄にしたのか。
確かに管理人も中華製タブレットを買ったりしますけど、Huaweiなどのそれなりに名の通ったところで、
それでもかなりバクチ的に買いますよ。2年動けばいいや、と。

教育目的で16500台も買うのであれば、リテラシーが高い生徒・低い生徒・先生など、
いろんなプレイヤーがいるので、そのへんのサポート体制が結構重要かと。

安いからと言って中国製品を採用すると、ろくなことにならない典型例ですね。
なお、今後、後藤田県知事は、納入した四電工に対して損害賠償請求を検討することを示唆しています。

県側も悪いよね。損害賠償請求して終わりじゃないよ：

ただ県側もね、ろくに知見もない調達担当がろくな予算も与えられず、まともな仕様書もかけず、
業者に丸投げしてみたらこのザマ、というのは反省すべきかと。

県として、金をかけるところはかける、という戦略がないと何回でも同じことが起きますよ。
四電工に対して損害賠償請求をして終わり、ではありません。地方公共団体の調達のレベルの低さが、
今回の騒動の発端とも言えます。まぁ今回のChuwiを採用した四電工も大概ですけどね。

まぁ個人的には、激安タブレットだし3年持てばいい方では。。。「3年しか持たないようでは困る」
というのであれば、最初からそのような製品が納入されるのを防ぐような仕様書にすべきかと。

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