ドコモユーザーのdポイント/d払い/dカード、シェアを伸ばす。楽天に追いつき追い越せ。

ドコモユーザーのdポイント/d払い/dカード、シェアを伸ばす。楽天に追いつき追い越せ。

ＭＭ総研による「ポイント／決済サービスの携帯キャリア別利用状況調査（2023年8月時点）」の発表によると、
ユーザーが利用する携帯各キャリアと、最も利用する決済・ポイント・サービス方法が一致する
「クロスユース率」が、楽天がTOPではあるものの、ドコモの伸び率が凄くて追い上げているそうな。

調査結果によると、ポイントサービス／クレジットカード／ECサイトのクロスユース率は楽天モバイル※1が前回調査（2021年8月時点）に引き続きトップだった（データ1・2・4・5）。特に、エコシステムの要となるポイントサービスのクロスユース率は73.1％と、2位のドコモに30ポイント以上の差をつけている。ドコモはポイントサービスのクロスユース率を前回調査比で8.0ポイント増の40.4％まで伸ばし（データ2）、QRコード決済利用率も32.6％と約12ポイント伸長するなどドコモユーザーのクロスユース率の伸びが大きい結果となった（データ3）。QRコード決済のクロスユース率では、ソフトバンクが引き続き55.3％（8.8ポイント増）でトップを維持しているが、他の3キャリアも3割前後にまで伸び、QRコード決済の普及が進んでいる。（データ3）。
楽天の優位が続くも、ドコモをはじめ各キャリアが追い上げ ≪ プレスリリース | 株式会社ＭＭ総研

【データ1】サービスごとのキャリア別クロスユース状況(2023年8月時点)

上記の図だと、ポイントサービスでは楽天モバイルが利用しているポイントサービスが
最も多い率が73.1％と、ダントツのぶっちぎりとなっています。楽天はポイント経済圏の
囲い込みが強いですからね。

【データ２】携帯キャリアとポイントサービスのクロスユース状況

ただし、時系列推移で見ると、ドコモユーザーによるdポイントの追い上げがすごいことになっています。
理由として「2023年4月に開始した各種映像配信サービスの月額料金に対してポイント還元を受けられる
「爆アゲセレクション」は各サービス10～25％の還元を受けられる」ことが考えられる、
と書かれていますが、どうだろ。あんまりそんなこと関係ない気がしますが。

【データ3】携帯キャリアとQRコード決済のクロスユース状況

QRコード部門では、ソフトバンクのPayPayが最も高いクロスユース状況ですが、
ドコモやau、楽天モバイルの追い上げもすごい。ま、これは単純にキャッシュレス決済が
普及しているため、と言えるでしょう。

【データ4】 携帯キャリアとクレジットカードのクロスユース状況

クレジットカード部門では、楽天カードの圧勝です。ま、楽天カードは2011年スタートという、
他社に先駆けて長い歴史がありますからね。dカードも結構伸びている模様。
PayPayカード・auPAYカードはいまいちの伸び率。特に使う利点ありませんしね。

【データ5】携帯キャリアとECサイトのクロスユース状況

ECサイト部門では、楽天市場がクロスユース率を落としています。
ただ、Yahoo!ショッピングもauPAYマーケットもクロスユース率を落としています。
dショッピングだけ率を上げていますね。毎月10日、20日以外は使い物にならないdショッピング、
ポイントの消費先としては便利かも。

という訳で、各社の囲い込み状況は順次強化されつつある、という状況でしょうか。
ただし、「検討した結果、囲い込まれた方がお得」という選択肢を取るのは分かりますが、
「何も考えずに囲い込まれる」と大体損をするように出来ているので気をつけましょう。

典型例が情弱向けauの「マネ活プラン」ですね。これほど損をするプランも見たことがない。
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ポイ活は、生活防衛のためではなく、頭を使うのを楽しむ場です。つまり、趣味ですね。
しっかりと考えて、自分にあったお得な選択をしましょう。