古市憲寿氏、東京オリンピック「五輪はいらない」、北京「平和の祭典、すごく大事」。ダブスタ批判で「見出しに踊らされるような賢くない人」と反論。

古市憲寿氏、東京オリンピック「五輪はいらない」、北京「平和の祭典、すごく大事」。ダブスタ批判で「見出しに踊らされるような賢くない人」と反論。

社会学者の古市憲寿氏が、本年6月の東京オリンピック開催時に「そもそも五輪はいらない」と発言した件と、
本年12月に北京オリンピックについて「平和の祭典、人々が集まって祭典をするのはすごく大事」と
発言した件に付き、ダブルスタンダードと批判されています。

なお、本批判を受け、古市氏は「とっくに絶滅したと思ってたけど、まだネットニュースの見出しに
踊らされるような賢くない人っていたんだ笑」と反論しています。

6/6、「ワイドナショー」での発言引用：

　スタジオでは五輪開催について様々な議論が行われるなか、古市氏は「そもそもオリンピック要らないのかなって思う」と持論。続けて「世界中が集まって戦わなくてもＶＲなどがいろいろある時代。だから各国がちゃんとした基準で試合をして記録を出してあとで合わせて測定すればいい」と提案した。

　五輪のリモート化について「一生それでいい」と語る古市氏は「コロナが収まってまた違う感染症が流行ることもあるだろうし大規模なテロが起こるなど世界中から集まるといろいろなリスクがある。だったらリモートでいい」とコメントした。

2021年06月06日 11時02分
古市憲寿氏　五輪開催巡り言及「そもそもオリンピック要らない」ＶＲ活用を提言 | 東スポのニュースに関するニュースを掲載

12/2、フジテレビの「めざまし8」での発言引用：

　そこで古市氏は、「僕はやっぱり、五輪は平和の祭典という名目じゃないですか。もちろんそれはお題目ではあるんだけれども、仮に戦争が起こっていても人々が一カ所に集って祭典をしましょうっていう理念って、すごく大事だと思う。だからどんなことがあっても五輪はやってもいいんじゃないかなと僕は思うんですけど」と意見を述べた。続けて「五輪自体はなくてもいいと思っているんですけど、本当はね」と付け加えている。

12/3(金) 20:48配信
古市憲寿氏　「ダブスタ」指摘のツイートに反論「見出しに踊らされるような賢くない人」/芸能/デイリースポーツ online

12/3、Twitter上での発言：

「オリンピック自体、本当はなくてもいい」と放送では言ったんだけどな。とっくに絶滅したと思ってたけど、まだネットニュースの見出しに踊らされるような賢くない人っていたんだ笑。
https://t.co/5hq6bQrZly

— 古市憲寿 (@poe1985) December 3, 2021

さて、「戦時中でも平和の祭典という名目で集まる理念がいい」の後に、
「五輪自体は無くていい」の文脈がよく分かりませんね。

みんなが集まれれば別にスポーツの祭典じゃなくていい、とも解釈できますが、
そうすると6月の発言である「世界中が集まらなくてもいい、VRがある、集まると別の感染症やら
大規模テロなどいろいろなリスクがある、リモートでいい」と矛盾します。

なんやらよく分かりませんが、どう考えてもネットの見出しに踊らされる人、賢くない人は、
「とっくに絶滅した」訳がなく、増えています。

本人もまさか本当にネットの扇動的な見出しに踊らされる人が、絶滅したとは思ってなさそう。
社会学って、大衆心理の扇動も当然研究の対象でしょうし、そのへんは本人がスペシャリストのはず。

という訳で、「とっくに絶滅した」というくだりは本心ではなく、ネット民を煽っているだけかと。

社会学者が大衆メディアのTwitterで煽る行為が適切なのか、という点はともかく、
いろいろな見方があるということで、暇な人はウォッチしてみましょう。

個人的には北京オリンピックはやるべきだと思うけどなぁ・・・

管理人個人的には、北京オリンピックはやるべきだと思いますけどね。人が集まってやるべき。
当然コロナリスクはありますし、ウイグル人のジェノサイド問題、人権問題もあります。
とは言え、ここで国際社会がボイコットして中国共産党を孤立させると、プーさんが発狂してしまう。

発狂した独裁政権というのは概ねろくなことをせず、破滅的な行為を行うことがしばしば。
退路を断たれて全滅を覚悟した軍隊が、思わぬ強さを発揮する例は枚挙にいとまがありません。

別の惑星で暴れるのならばどうでも良いのですが、問題は地球上、しかもすぐ隣で暴れだし、
台湾の武力併合などもやりかねない。その次は沖縄ですよ。

逆に、甘い退路を用意すると、案外すぐに戦意を失って逃げ出すものです。
遮断できない、制御できない、完全秘匿の通信ネットワークが民衆に行き渡れば、
共産党の全体主義とかどうでもよくなって民主化に向かいそうな気もしますけどね。

だって目の前に大量消費社会やインターネット・スマホでの娯楽、自由な貿易や旅行が謳歌出来ることが
分かっているのに、何が面白くて軍隊に徴兵され、体育会系の頂点である軍隊での上下関係を叩き込まれ、
命令一つで死にに行き、他国民（自国民含む）を殺しに行かなくてはならないのか、
馬鹿馬鹿しいと思うのが普通でしょう。

という訳で上手く軟着陸させる政治手腕が、国際社会に求められるところです。